きこりの泉 

昔々あるところにきこりがいて、斧を泉に落としてしまったら女神(ウンディーネ)が出てきて金の斧か銀の斧かと聞かれて正直に答えたら幸せになりましたとさ。めでたしめでたし。










ここまでがおとぎ話である。しかし物語には番外編があったのです。

「へへっ。良いこと聞いたぞ。」ショタきこり

おや、どうやらまだ幼いきこりがこのお話を聞いたそうです。正直に答えれば大金持ちになれると思ったのでしょう。そううまく行くのでしょうか?

「んでさ。俺が斧を落としちゃったら金の斧と銀の斧を売って今の屋敷が手に入ったってわけさ。」きこり

「ふーん。けどよそんなうまい話があるのか?ありえないだろ。」モブ

「いやいや。嘘なんかじゃあないぜ。今の嫁さんがその泉の女神だからなあ。」きこり

「マジかよ!?俺もその泉になんか落としゃ良かったなあ。」モブ

「(よし泉に落とせばいいんだな・・・)」ショタきこり

これだけ聞くと幼いきこりはさっさと泉に行ってしまいます。

「ん?待てよ。お前の嫁さんが女神なんだろ?その女神が泉から出てきたってことは・・・今、泉には誰がいるんだ?」モブ

「さあ?」きこり

「願い叶わないんじゃね?」モブ

「言われてみれば・・・まあ俺には関係ないよ。」きこり

「ずるいぜ。」モブ

なんということでしょう。泉には今何が潜んでいるかなんて分かりません。幼いきこりはもう泉に出発してしまっています。

〜森〜

「えーと・・・きこりさんが言ってた場所は・・・」ショタきこり

ちゃんと話を聞いていなかった幼いきこり。まだ小さいのに頑張って森の中の泉を探しています。

「あっ!見つけた!」ショタきこり

おや。泉を見つけたようです。しかしなぜ?もう誰もいないはず・・・

「よし。えーい!」ショタきこり

ピュー  ボチャン!

「ふふふ・・・これで僕も大金持ちだ。」ショタきこり

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

「へ」ショタきこり


Look to the sky way up on high 〜♪

いあ!いあ!くとぅるふふたぐん!

「ひいいいいいい!?」ショタきこり

なんと禍々しいのだろうか!ああ!なんと恐ろしいのか!海は叫び、空は割れ、大地が歪む!我々「ヒト」は思い出すだろう!かつての支配者達の帰還に震え、歓喜することに!ルルイエは浮上し深き者はあらわれ、「ヒト」ならざる者共の世界が再びこの大地に君臨するであろう!

悪のりはここまでにしておこう。なんと泉が急に黒く変色し、いきなり有名なこの曲が鳴り出した。そして・・・

「ぼかーん!」

「!?」ショタきこり

「くらーk・・・いや女神参上!あなたが落としたのh「うわああああ!お化けええええ!」ショタきこり

「ええ・・・」女神

そりゃあ逃げるだろう。なぜか女神には10本もの触手があるのだ。女神というよりは、悪魔に見えてしまうだろう。

「待ってー!」女神

シュルルルルル

「ひい!?来るなああああ!!!」ショタきこり

ショタきこりを捕まえようと触手が近づいてきます。どんどん近づいてきます。そりゃあもうどんどん。

そして・・・

「あう!」ショタきこり

「ふふふ捕まえた♪」女神

ああ、生け贄に・・・いやいや。女神はショタきこりの足を絡め取り、ゆっくりと引き寄せます。

「もう!逃げるなんてひどいじゃない!」女神

「だ・・・だって・・・」ショタきこり

「落としたものはなにか?って聞こうと思っただけなの!」女神

「(あれもしかして・・・)」ショタきこり

「はい♪金の斧ですか?銀の斧ですか?どっち?」女神

「(やった!嘘ついてどっちももらっちゃお!)」ショタきこり

おとぎ話通りだ。しかし嘘をついたら「あなたは嘘つき!」となるのだが・・・大丈夫なのだろうか?

「どっちもです!金の斧も銀の斧も落としちゃって。だから返してください!(ふっふっふこれで良いはず。)」ショタきこり

「・・・・ほんと?」女神

「?嘘じゃないですよ?」ショタきこり

「嘘をつきましたね?」女神

「え・・・」

あっ(察し)

「嘘つきは嫌いです。悪いコもおねーさんは嫌いです。どっちもあげませ〜ん。」女神

「(嘘だああああああ!)」ショタきこり

皆さんも嘘はやめましょう。

「さてと。嘘をついたぼうやは・・・」女神

「うっ!?」ショタきこり

ギュウウウ!!!

「池に引きずり込んでオシオキで〜す♪」女神



こっっっっっっっわ!!!


おっと失礼。
あまりにも怖すぎたので語り手もちびりかけてしまった。どうやらくらーkいや、泉の女神はショタきこりを触手と艶かしい腕で抱きしめ住
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