「いやー!まいったまいった!」
「まいったまいった!・・・じゃありません!」
「ふぁい・・・」
「なんで横からアクセル踏んだんですか!」
「だって・・・陽との結婚式に遅れそうに・・・」
「そこまで急がなくても若は、怒りません!」
「うう・・・」
「大丈夫なのか?陽太郎・・・麗奈さんティコさんにすごく怒られているぞ・・・」
「あんな麗奈さん見るのは初めてだ・・・」
「大丈夫だよ父さんクロエさん。あれくらい怒らないと・・・」
前回、王魔会の門に車で突っ込んだ麗奈。今はティコにこってりと絞られている。
「あーーー!」
「何ですか!」
「白無垢!」
「あ」
「どうしよう・・・!けどあいつらいるかな・・・」
「麗奈さん失礼ですが、どうしたので?」
「クロエ!よかった!幼組いるか!?」
「幼組ですか・・・」
説明しよう!幼組(おさなぐみ)とは?同じく王魔会直系の組である。いろんなロリ達の任侠の組で、いつもお菓子のことでほかの組と抗争するまさにお子さま任侠だ!ロリコンホイホイちなみに組長は・・・言わずもがなかもしれない・・・
「名簿にはいますが・・・見てないですね・・・」
「どうしよう・・・魔法使えるのあいつらだけなのに・・・」
「しかしなんで白無垢に魔h・・「クロエ」はい・・・なんでしょうか?ティコさん・・・」
「・・・・」無言の頷き
「あ」察し
「大丈夫ですよ・・・麗奈さんすこしくらい汚れても・・・」
「駄目だ・・・魔物娘だから臭いを嗅げば興奮して、自分の旦那に襲いかかるに決まってる・・・そうなりゃ大惨事だ・・・」
「じゃあどうしよう・・・」
ひたすら頭を抱えて悩んでいた麗奈達。
と、そこに
「たっだいま〜!」
「母さん!」
「あれ〜?あなたどうしたの?そんな深刻な顔してー?」
「いや、実は白無垢が・・・あれ?その子は・・・?」
「いや〜なんか案内してくれたからお礼にあめ玉あげたらなつかれちゃった(笑)」
その隣にいるのは。
「お姉ちゃんありがとうなのじゃ!」
とても小さく、子供のようで。
「ふふふ〜♪妹できたみたい〜♪」
羊のような「角」を持った小さなロリがいた。
「ああああああ!!!」
「わっ!?どうしたんですか麗奈さん!?」陽太郎
「ミュイ!見つけたぞ!」
「うげっ!麗奈!?」
「?????」母
陽太郎の母達はなにがなんだかさっぱり分からずポカーンとしている。まさかこの子供が・・・
「麗奈ちゃん?どういうこと?」
「どうもなにも義母さん!どこでこいつを!?」
「いや、なんか魔物娘さん達に案内してもらってたら急に横から出てきて、この人はこのミュイが案内するのじゃ!とか言って、手をつないで案内してもらったんだ〜♪かわいいでしょ〜♪」
「なにかされませんでしたか!?なにか見返りを要求されたりとか・・・」
「?、何もされないわよ。それにこの子まだ子供じゃない♪」
「何歳と思ってますか・・・?」
「ん〜?6〜7歳位かしら?多分どこかの親分さんの娘じゃないの?」
「そいつ・・・100越えてますよ・・・」
「へ?」母
「え」父
「え」陽太郎
「言うな、麗奈!せっかくこのお姉ちゃんに甘えておったのに・・・」
「えええええええ!?」父、陽太郎
「へ〜、まあ魔物娘ちゃんだもんね〜♪」
「ね〜♪」ミュイ
「適応早すぎです・・・」
「麗奈さん嘘でしょ!?」
「嘘じゃない、こいつの組は王魔会創設時代からあるからな・・・」
「ええと、確か今、三代目さんで・・・創設したのが80年前で・・・」
「そうだ、その時にこいつが入った。直系組長の中で、もっとも古株だ。」
そう幼組組長。それがこのミュイだ。もっとも見た目からはとてもそう見えないだろう。なぜなら彼女はバフォメット。永遠の幼さをもつ魔物なのだから。
「それ以上言うな、麗奈。本部若頭に歯向かう気か?」
「ちっ、これだからてめえは嫌なんだ。」
「ところで、ワシに何用じゃ?」
「白無垢の臭いをとってくれ。」
「それが人に物を頼む態度か?」
「あ?」
「お ね が い し ま す じゃろ?」
「・・・」ピクッピクッ
「麗奈さん血管が浮き上がってます・・・」
一触即発。もう少しでそこら中真っ赤になるところだったが・・・
「お姉ちゃんからもお願いミュイちゃん。息子の晴れ姿なの。」
「は〜い♪」
「ありがとうミュイちゃん♪」ナデナデ
「すごい・・・完全に手懐けてる・・・」ティコ
「あのミュイさんを・・・何者なんだ・・・」クロエ
どうやら母のおかげで事なきを得たようだ。彼女には限りない包容力と余りある母性があるようだ。
「と、いうわけでお姉ちゃ
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