淫猥なる日常

「ちゅくっ
#9829;ちゅっ
#9829;」   「ちう
#9829;ちう
#9829;」
 目が覚めると、僕は全裸になっていた。
「………………」
「おにーちゃん  おはよう   おにーさん」
「おはよう」
 二人は僕の乳首を舐めながら、手淫を行っている。
 なかなかにショッキングな目覚めである。
「あっ、ピクピクしてきた」
        「そろそろ、出そうですか?」
 二人とも嬉しそうに僕を見つめてくる。
「あぁ…出るっ!」
 ビューッ!
 柔らかい手のひらに精を放つ。
「あはぁ
#9829;いっぱいでたぁ
#9829;」
     「えぇ……アリスちゃんばっかり…」
 どうやら、アリステラの手のひらだったようだ。デクシアは残念そうにアリステラを見る。
「いっただっきまーす
#9829;」
 それを見たアリステラは調子に乗って見せびらかすように精液を舌で舐めとる。
「えへへ〜コノメのせーし
#9829;」
 止めておけばいいのに、見せびらかすようにゆっくりと飲み込もうとしてデクシアに自慢する。
 その結果。
               「んちゅっ
#9829;」
「んぐっ!」
 デクシアにあっさりと口づけをされる。
              「ちゅるるっ
#9829;」
「んむむぅ!んんっ!」
「くちゅ
#9829;はぁ
#9829;おにーひゃんのザーメン
#9829;れ ろっ
#9829;」
「んぁん
#9829;」
 うぉぉ、何という光景だ。少女二人が子種を奪い合い、アツい口づけ。
 こんな蠱惑的な光景、男として見ないわけにはいかない。
「ちゅぷっ──ごちそーさま、アリスちゃん
#9829;」
「ぜ、全部なんてズルいよぉ……」
 かくして朝はこの二人の目覚ましから始まるようになったのだった………



 ●●大。
 食堂。
「はぐっ、はぐっ」
 うおォン
 俺はまるで人間火力発電所だ
「もぐっ、もぐっ」
 というか、それくらいの物になってないとやってられない。
 二人がかりですっからかんに搾り取られるようになり、ますます体力が必要になってきた。
 そのための燃料を今は補給しているのだ。
 カツカレーで。
「またカツカレー?やっぱりお盛んなようですなー」
 智慧がいつものように向かい側に座る。
「あぁ、そうだよ」
「ふふーん………どうなの?新しく加わったデクシアちゃんのテクニックは」
「……………」
 あまりこんな場では言いたくないが。
 拙いからこそ良いものもあるのだ、とだけ言っておこう。
「あの子おっぱい大きかったよねー……どう?パイズリとかしてもらった」
「いいや、まだ」
「まだってことは………育つのを待つってことかー」
 どこぞの源氏様よろしく自分好みに育て上げるつもりはないから。
「アリスちゃんは絶望的だけれどもー、デクシアちゃんはきっとナイスバデーになると思うよ」
「あっさり切り捨てるな…」
 あいつすっごい気にしてるぞ、そこは。
「とりあえず彼女達の身体についての話はおいといてだ、一つ聞きたいことがあるんだが………」
 僕は、話のイニシアチブを彼女にとられ聞けなかったことを聞く。
「なになに?」
「最近さ、寝ると疲れるんだよね」
「…………というと?」
「彼女達とシた後も疲れてはいるんだが、寝て起きるとその疲労が数倍になってる気がするんだよね……これってどういうことなんだろうか?」
「………………………寝ているときに何か起きたりは?」
 彼女の表情が。
 一瞬だけ凍り付いたような気がした。
「…………一つだけ心当たりがある」
「何?」
「夢を見るんだ。それもあの洞窟の中にいる夢」
「………………」
 彼女は考える。熟考する。
 彼女にしては珍しく真剣に………
「…………………まぁ、心配ないでしょ」
 しかし、意外にも出てきた結論は軽いものだった。
「大方、彼女達と寝てるから精でも吸われちゃってるんじゃない?それで眠りが浅くなっちゃって、夢を見るんだよ」
「あぁ、確かに」
 夢を見るときは、決まって彼女達が腕に抱きついてきたりしているときなのだ。
 そこから吸われているのか……
「恐ろしいな……魔物娘」
「でしょ〜
#9829;そのうち此目吸い尽くされちゃうかもね…………ということで」
 彼女はポケットからパウチを取り出す。
 いつもの魔力補給ゼリーだ。
「?」
 そして───
「はいっ」
「!」
 一瞬のうちにキャップを開け、僕の口に突っ込み、押し潰す。
 ニュルニュルとゼリーが口の中に入ってくる。
 シンプルなスポーツドリンクの味だ。
「どう?元気出た?」
「ん、あぁ、そうだな。なんか身体が軽くなった気がする」
 本当に魔力不足だったのか………
「食べ物食べて精に変換するよりかは楽だよ、こういうの
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