How much!? デーモンさんはいくらで買ってもらえますか?

「はぁ〜い☆デーモンのサワーちゃん、じゅうななさいでぇ〜す☆キラッ おにーさまー、今回はどんなプレイで…」
「チェンジで」


「クソが!」
 私は出門白淡(いでかど さわぁ)。
 デーモンだ。
「ったく、あのロリコンどもめが!!デーモンをなんだと思ってるのよ!」
 私はとあるデリヘルを経営している。
 あらゆるメディアに召喚魔法陣をバラまき、それを男が手に取った瞬間に従業員を送り込む、というほぼ違法な方式の店だ。
 そんなことをするのも人間を堕落させ、さらに資金を得て人間界へと侵攻するためである。
 が、しかし、従業員が比較的雇いやすいデビルばかりなせいで、ロリコン向けのデリヘルという口コミが広がってしまい、そのせいで私への仕事が回ってこなくなってしまった。
 極めつけに、従業員がそのまま客と結婚し、料金すら回収せずに人間界に止まることがほとんどだ。
 頓挫一歩手前である。
 家でやけ酒である。
「やってらんねぇよまったく!」
 私は魔界酒を一気にあおる。
 まったくなんてざまだ。昔はこんな無様ではなかった。
 そう、私がまだ『魔物』だった頃。それはもう腕利きのスーパーエリートだった。
 それはもうバンバン成果出してたし、魔王様にも一目置かれていた存在だった。
 しかし、魔王が代替わりし、私の身も心もサキュバスの魔力に染まってしまった。
 それからは仕事は何一つうまくいかず、恋人もできていない。
 今では、部屋着はダサいジャージだし、部屋には酒やつまみのゴミが散乱している。
 こんな姿、他の連中には見せられない。
「あぁ…ん…もう…………やん………なっちゃう……」


「あ、あのぉ………」
 誰かが私の体を揺さぶっている。
「ん、んんぅ…………」
 酔いが醒めない頭のまま、私は体を起こす。どうやら、酒を飲んでそのまま眠ってしまって──
 ──え?
「んぁ───あんた、誰?」
「えぇと……ま、魔界デリヘルの………客?です」
 目の前の少年はそう言った。
 寝ている間に、召喚されてしまったのか……
「あ………やばっ!」
「!?」
 私は慌てて、そのへんの布団で身体を隠す。
 身体というか、女子力0のイモいジャージを。
「す、すみません!こんな格好で!」
「え?いや、あの、そういうプレイの一環じゃないんですか?」
 ジャージでどんなプレイするのよ!?それとすごく残念そうな顔しないでよ!
「あのぉ、お客様。未成年のご利用は禁止しているのですが」
 一応、魔法陣にはそういう審査──年齢、家庭の有無など──をしてもらってはいるのだが、うまく作動しなかったのだろうか。
 目の前の少年はかなり幼く見える。
「え、えっと、僕もう二十三ですよ?」
「そうなの?とてもそうは見えないけども……」
「これ、免許証です」
 見てみると、確かに彼の言うとおりだった。
 だが、それにしても、信じられないくらいに可愛らしい容姿をしている。私の好みのタイプだ。
「………ねぇねぇ、君、彼女とかいないの?」
 そういえば、彼女の有無までは審査のうちに入っていなかったかもしれない。今度追加しておこう。
「………………先日別れちゃいまして」
「あ、ご、ごめんね?」
 しまった、変に傷を開いてしまったか。
「大丈夫です。その傷をいやすために、デリヘルを喚んだわけなんですから」
「ふぅん」
 強がりが抜けていないその笑顔を見て、私の中の何かがパチパチと火花を放つ。
「じゃ、じゃあ……」
 ポフ…
「今日は目一杯、お姉さんに甘えてちょーだい
#9829;」
 彼を抱きしめ、頭をなでてあげる。
 チャンスかもしれない。

「いきなりおっぱいで挟めだなんて変わってるわね」
「いや、白淡さんの胸が魅力的で……」
「そ、そうなの?照れちゃうなぁ
#9829;」
 そういえばそうか。普通男は大きい胸が大好きだったか。最近はロリコンの相手ばかり──いや、相手すらできていないんだけども──していてそんな当たり前のことも忘れていた。
「じゃあ、始めるよ」
 お互い既に全裸である。
 彼を布団に仰向けに寝かせ、私は自慢の柔らかな胸で彼のチンポを挟む。
「ぁっ、柔らかい」
 その瞬間、チンポがビクリと跳ね、びゅっ、と精液を吐いた。
「………………………………早い」
「すいません」
 危なく目にかかるところだったじゃないの。
 私は顔についた精液を指ですくって舐める。
「んっ………けっこう美味しい
#9829;ねぇ、まさかこれで終わりじゃないでしょうね?」
「まだ大丈夫です」
「じゃあ、二回目いくね」
 唾液を垂らし、潤滑油代わりにして胸を上下に動かす。
「あっ、あっ」
「どぉ?気持ちいい」
「すごく気持ちよくて…すぐ出ちゃいそうです」
「駄目だよ」
 私は彼のチンポに魔法をかける。
「すぐには
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