なぜ、こうなった。
わたしならこう思う。
こいつはこんなときはのんきじゃない。
『アレ』の頭は時々は爽快なスカイブルーな時があるし、
ほとんどは頼りにはなる。ほとんどは。
今は頼りなく、乾いた笑いを続けている。
そして、こいつの色々が、オカシイという基準すら突き抜けていた。
そもそも、こうなったのはあの依頼のせいであると、想いたい。
「責任転嫁じゃね?」
こいつは、こういうことしか頭が行かない。
つか考えを聞くな、読むな。
溜息をついてもだめでよけいにつらくなる。
「そういう事なら、ちゃんと言ってくんなきゃ解んない〜。」
ほとんどは、頼りになるのにこいつも困惑しているように見える。
あの依頼さえこなければ、こんな事にはならなかったといえる。
「どうしてでしょうね?。」
彼らの国では
依頼とは、国認定の契約者にはお金を得るためにする生活手段の一種。
契約者とは、そのままの意味。
畏怖し嫌われる『魔物』と契約したものをさす。
種類が多いので、彼らの契約を説明したほうがいいでしょう。
ただの主従契約しているだけである。
それだけならば、精霊魔術師として登録したほうが得だが、
彼ら曰く
「まあ、慕っているだけだし。」
「わたしは戦えるし、扱きに使いたくない。」
そんな関係である。
さて、彼らが『ここ』に来た理由と原因の依頼は
孫を探してくれ、という依頼だった。
彼らは、かなり優秀で短期間で孫の失踪した場所に着いた。
それでここにいるといいますか、
「依頼受けなきゃよかった」
わたしは後悔をした。
受けなければクリスがこんなことにもならなかった。
すくなくても、こんな事には。
クリストファーは、属性も特性も『風』だ。
行き過ぎた力は、自身の体を変異させる。
『風』を使いすぎて、精霊モドキになってしまったらしい。
「現実逃避はよろしくないよ。」
そういって、まだ乾いた笑いしか出てない。
どこが蒼白な気がするし、あれ?
いやな予感がする。
なぜ、困惑しているのかはこいつがクリスがこんな姿になっている?
クリストファーは男だ。
そして、わたしは女だ。
「ねぇ。どうして、こんなに人外と魔物の気配がすんの?」
今の彼は精霊モドキだ。
精霊モードだ。
感覚とか嗅覚とかが鋭い。へたな犬よりも鋭い。
わたしたちの価値観では
人外は人間に化けることができる魔物である。
やばい、強いのが人外と言うことが多いい。
ようは、強い魔物という事だ。
「そのまえにさ、クリス?」
言うと私のほうを向く。
きょとんとしていて、しかもかわいい?顔。
こいつは
「どうして、わたしよりあんのよ?。」
全部を含む。
今のこいつは女?だ。
身長も手とか髪とか胸とか、いや身長と手は仕方ない。
そこはもともとだ。
後者、髪や胸だ。
コートで胸がつぶれているが、きっと、いや、絶対に私よりある。
「そこはわかんないよ。」
そんなことより、人のいる処に行かなければ、いけない。
欝だ。欝だ。
「ひとまず、人になって
人外と魔物のいる処まで行きましょう。」
どうしようもない。
どういうことだ、と誰かに聞きたい。
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