病熱ループ

ねぇ。どういうことなの――
見たんだよ、今日あの死体と楽しんでるの。
嘘はいけないよ。他の子も見かけたって言ってるもの。
私、もう蜜を上げないよ、でも、あの子には美味しい蜜なんて作れないよ。
もうあの味は味わえないんだよ。
――違うって何が違うの!私たちいっぱい付き合ったよねぇ。何が違うの。
ねぇ。どうするの。ねぇ。



うん――この前の、そう、この前の楽しかったよ。
やっぱり、さまようのも、景色を眺めるのも、一人より二人の方がいいよね。
あー、でも、でも、なんだろう。この、胸に大穴が開いたような、ううん、違う、本当にじゃなくて。
そう、あれ、あの蜥蜴と君が楽しんでた時から、ずっと――
うん、だから、ずっと、いっしょに居てよ。ん?なんで?
それだと、楽しくないの?どうして?
――じゃあ、いい、他のは、いい、いらないよ。



――ふん!ん?いたのか。
隠れていないで声をかけてくればいいんだ。それともどうした。
童女と遊んでいたことへの罪悪感で声を掛けれなかったのか?
いや、別に怒ってはいないさ。ただどうして黙っていたのかは気になるがね。
これはなんだと?ああ、これは訓練用の木偶人形だよ。そこらの倒木で自作した物だ。
――なんだ?別に私が木偶人形をどんな形にしようと、それをどう扱おうと、そんなのは私の勝手だ。
邪魔をする気なら――帰ってくれ。



やっと来たね。で、この落とし前どうつけてくれんのさ?
あ?なんのことだって?
恍けんじゃないよ。仲間が見てたんだよ、犬っころだかと――
―はい?あたしと何回も遊びに行っておいてよくそんなことが言えるね。
エルフ以外の種族でこんな気分になるのは初めてだよ。
まあ、多少は待つからさ、はやく決断しなよ。



待って、待ってください!
何がいけなかったのです――私が小さいから?
違う?じゃあ――なんでダメなのです。私は――真剣なのに。
あの烏さんとは出かけていたではありませんか。
嫌、いやだ、どうして。
待って、待って!
お願い、捨てないで――



やあ。こんにちは。
どうしたんだい?そんなに身構えなくてもいいのに。
なんだ。別に取って食おうだとかそんなことは考えていないよ。
胸の大きなあの娘だろう?うん。分かっているさ。
ただね。他の娘と出かけるなら――一言連絡が欲しいんだよ。
じゃあ、私はもう行くよ。あっそうだ。先日下着を買い替えたんだろう。よく似あっているよ。
うん?どうして知ってるのかだって。それは当然じゃないか。
今度会ったら君自身の手で私に見せてよ。



はあい。どうしました、おっぱい――揉みますか。
えっ?違うのですか?ああ、分かりました。あの焼けどしそうなほど暑苦しい人のことですね。ええ、大変ですねぇ。はい、コミュニケーションの大切さと言うのは分かってますから。
――はい、でも、私の所にも来てくださいねぇ。――嫉妬、しちゃいますよう。
ふふふ。はい、待ってます。今度はミルクを持ってきますねぇ



よお、よくのこのこ来れたなぁ。精霊を甘く見るんじゃねぇ。
ああん?誤解だとお?ふざけんじゃねぇよ!
お前の勘違いだろうとなぁ――契約はされたんだ。
なんならなぁ――やっこさんを焼き蟹にして送りつけても良かったんだぜ、
おい、後ずさりするんじゃねえ、こっちを見やがれ!
アンタは、アタシのものだ!



臭い。貴方の身体、汚れてる。あの蛇の匂いがする。
話、聞いてる?やっぱり、一回綺麗にしようか?
ほら、お風呂に行こう。大丈夫。隅から隅まで洗ってあげる。
なんで逃げるの?汚れ落ちないよ。
ああ、待って、まだ話が――



はあ、貴方様。貴方様はまだあの虫に構っていたのですね。
いつも私は言っていますが、あれは一介の虫に過ぎません。子をなすことなどできないのです。
あの虫に貴方様の精はあまりにも勿体ないのです。
いいですか。貴方様に一番ふさわしい雌は――私なのです。
――貴方様は、本当に優しいのですね。
ええ、他の方に気を使って本当のことが言えないのですね。
言ってくれれば良いのに――



うふふ。待ってたわ。ええ、この辺りに来るだろうとは予想していたの。
大丈夫、大丈夫だから、私は何時だって貴方の味方よ。
はい、安心してね。――えっ、それはダメ。
私はやるのはあくまでアドバイスと手伝いだからね。
うん、ちょっとさすがにああなるのは予想外だったかな。
――まさか貴方が、あんなにも奥手だったのは。
まあ、選択肢はちゃんとあるわ。
さて――貴方は逃げたいの?破滅したいの?幸せになりたいの?
ええ、これは貴方自身が決める事。私ができるのは少し手助けすること。
はい。はい。なるほど。うん、分かったわ。
それじゃあ行きましょうか、移動するのに足が多いに越したことはないでしょう。
ええ、大
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