某日、不思議の国にて
何が起きても大抵「まあいいや」で済まされるような世界。こんな世界にも、一応悩みなんて物を持っている人はいる
これは、その一例。とあるジャバウォックがとある事に悩むお話
…………………………
「……ううむ」
ある日のお茶会にて。私は思案げな唸り声を上げる
「ディアたん、どしたの?」
「ディアンナが主催のお茶会なのに、元気ないねぇ」
茶会のメンバーは私ことジャバウォックのディアンナと、マーチヘア、チェシャ猫の友人2人、計3人の小さな茶会だ。ちなみに、私をディアたんと呼ぶ方がマーチヘアだ
「あ…うむ、すまない……」
「やー、それにしてもディアたんがお茶会開くなんて珍しいねぇ」
「うんうん」
「はは…まあ偶にはそういう気分にもなるさ」
実は、私には少し悩みがある。今回この茶会を開いたのは、気心の知れた友人に悩みを聞いて欲しいからだ
だが、悩みを打ち明けるのは中々恥ずかしいもので。どうやって言った物か、と話を切り出せずにいた
「…あ!もしかして……」
そんな中、チェシャ猫が何かを閃いたような顔をする。流石チェシャ猫、人をよく観察しているこいつは早速私が悩んでいる、という事に気がついてくれた様だ
「ディアンナ、旦那のモノに飽きちゃったんだね!」
「……はぁっ
#8265;」
「あぁ、なるほど〜!だから私たちの夫婦も交えて6Pをしようと……」
ボコッ、ボコッ
「痛ーい!」
「えぇ〜
#8265;違うのー?」
「んな訳あるか!私がアレに飽きる筈がないだろう!」
まったく、失礼なことを言う
だが、お陰で空気が緩んで、悩みについて切り出せそうだ
「今日呼んだのは、その、少し悩みを聞いて欲しくて、な」
「悩み?」
「ディアたんの悩み…それこそ珍しいねぇ」
「そうだろうか…?いや、まあいい。それで、悩みというのはだな……」
意を決して、口に出す
「その…おっぱいって、どうしたら大きくなるんだ…?」
「「…おっぱい?」」
「…うん」
しばし、2人はキョトンとしていたが
「なーんだ、そんな事かい?」
「心配して損しちゃったね」
呆れた顔で肩をすくめた
「なっ
#8265;そんな事だと
#8265;お前ら2人は良いもん持ってるから言えるんだ!」
この2人は私の知る限り、かなりの乳を持っている。上半身を軽く揺らすだけで、ゆさっ、と音が聞こえて来そうな程だ
「えー。ディアたん位あれば十分だよー。そんなこと言うと絶壁気にしてる子から刺されるよ?」
「だ…だってぇ……周りのジャバウォックはみーんな手に収まらない位にたゆんたゆんなんだぞ
#8265;それに比べて私は掌に収まるサイズ…比べられたら勝てないじゃないか!」
「大丈夫大丈夫、シューヤくん(ディアの旦那、本名シュウヤ)はディアンナにベッタ惚れだから。気移りなんて起こさんでしょ」
「でも……」
それでも、やっぱり男はでかい方が嬉しいんじゃないだろうか、と思ってしまう
「第一さ、シューちゃんの方から手を出してディアたんをメロメロにしたんでしょ?そんなら捨てられる事はないでしょ」
「そ…そうだけど!私だってシュウヤをメロメロにしたいの!そうでなきゃジャバウォックの威厳が保てないの!」
いつもいつも私はされるがまま、私だってシュウヤをするがままにしてみたいのだ
「やだねぇ奥さん、威厳ですって」
「ねぇ〜。そんなもんシューちゃんがとっくにバキバキにへし折ったじゃんねぇ」
「うぐぅ…!そ、それでもなの!」
「まぁ、それにしたって突然の悩みだね。今まで胸のことなんて何も気にしてなかったのに。何かあったのかい?」
「そ…それは………友達のジャバウォックが、おっぱいで旦那と楽しいことしてる〜って話をよく聞くから……シュウヤもおっぱいしたいのかな、って思って…そ、それに!ほら!ジャバウォックはとってもエッチじゃないとだめでしょ!だから、おっぱいも大きくないと威厳が…」
そう言っているうちに、再び2人の顔は呆れ顔になってゆく
「まーた威厳威厳言ってますよ奥さん」
「ねぇ〜。つい昨日もみんなの前で
『私はぁ
#9825;ジャバウォックを改めてぇ
#9825;シュウヤ専用のオナホメストカゲになりまーしゅ
#9825;あへぇ
#9825;』
って元気にダブルピースで宣言してたのにねぇ」
「あっ!あれは!そういうプレイで…」
「毎回最後にはあんな感じじゃん」
「う……ううーーっ!うーっ!」
終いには、何も言い返せなくなる
「んー…でもそうだねぇ。そこまで言うならディアたんにはいいものあげちゃおっかな」
「う…?」
「ジャジャーン、魔法のミルクキャンディ!」
マーチヘアが取り出したのは、大きくも小さくもない瓶に詰められたミルクキャンディ。パッと見ではただ
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