「……ねぇ」
「ん、どうした?」
「……できたみたい」
結婚して3ヶ月目の出来事でした。
レティの妊娠発覚から3年後。
家には、俺を含めた4人の家族が。
「パパー! ルカと遊んでよー!」
「ダメなのー! パパはユンと遊ぶのー!」
「ルカとー!」
「ユンとー!」
「あ〜ほらほら、喧嘩しちゃだめだって」
ちなみにユンとルカは双子の姉妹。
レティのお腹が普通と比べ少し大きかったことから、まさかとは思ったが。
「……人気者」
「レティ、君も2人の相手をしてあげてよ」
「……それ、あなたの仕事」
「そ、そんなぁ!」
「「パパーーー!!」」
「わ、わかったわかった…はぁ」
「……ふふっ」
レティは滅多に子守をしない。
それは面倒だからという理由ではない。
俺を、信じてくれているからだ。
「あれ、子供たちは?」
「……外」
「そっか。じゃぁ久しぶりに2人きりだな」
「……うん」
ある休日の昼時。
「やっぱり、魔物は成長が早いなぁ。産まれたばかりはこんなに小さかったのに」
「……うん」
「それに、2人ともレティにそっくりだ」
「……あなたにも、似てる」
「そうかな? 髪の色以外は君似だと思うけど」
「……性格、あなたにそっくり」
「ん〜…自分じゃ良くわからないなぁ」
「……2人を見ると、あなた、思い出す」
「それは未亡人のセリフだぞ?」
「……ふふっ」
レティは俺の頬にキスをする。
「……好き、あなた」
「む……誘ってるのか?」
「……さぁ?」
「レ、レティ…はぁ…2人が…起きちゃうって……」
「んっ…んん……///」
「うっ…で、出そう…そ、外に……」
「……ダメ」
ガッチリホールド!
「レ、レティ?」
「……奥に…ぁ…出して……///」
「で、でも……」
「……欲しい…証が…んっ! あなたと、わたしの……///」
「レティ……う…ぐぅ!!!」
「!!!!!」
レティの腰を掴み俺のモノに強く押し付け、彼女の中に数百億もの子種を放出した。
「……ケダモノ」
「ごめん……」
隣の部屋ではユンとルカが眠っている。
にも関わらず、俺たちは激しくお互いを求め合った。
「……また、孕まされた」
「人聞きの悪いこと言わないでくれ……レティだって、あんなに足を絡ませて……」
「……忘れた」
「ぐっ……」
まったく、彼女には敵わないなぁ。
「……好き、あなた」
「あぁ、俺も」
妖艶な笑みを浮かべるレティ。
その危険な香り漂う魅力に俺は魅入られ、そして結ばれた。
子宝にも恵まれて、俺は幸せ者だ。
この幸せが
いつまでも続きますように―――――
「……ねぇ」
「ん? どうした?」
「……できたみたい」
生涯で2度目の妊娠通達。
なんと今回は…………3つ子だった。
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