「フレンく〜ん!」
「ど、どうしたんですか?」
「おっぱいが張っちゃって〜、すご〜く辛いの〜!」
「またですか!?」
イサラさんが胸の張りを訴えてくる。
今月に入ってもう6度目だ。
「また〜…お願いできるかしら〜?」
「わかりました、きっちり搾らせていただきます。あまり上手じゃありませんけど」
「そんなことないわよ〜♪ ワタシ〜フレン君に揉まれただけで〜、いつもかる〜くイっちゃうんだから〜♪」
「え、そうなんですか?」
「うん♪ だって〜…好きな人に搾っててもらえるだもの〜……///」
「あ、あはは」
結婚して半年。
新婚ホヤホヤの俺たちは、今日もラブラブな日々を送っている。
「ね〜フレンく〜ん?」
「あ、はい。なんですか?」
イサラさんとはバイト先の厨房で出会った。
彼女は入ったばかりの俺を、優しく諭すように指導してくれた。
まぁ、ある種の恩人である。
「い〜加減敬語は止めな〜い? ワタシ達〜、モ〜夫婦なのよ〜?」
「あぁいや、これは癖というか何というか……」
「ん〜、ワタシモ〜別に悪い気はしないから〜、本当はどうでも良いんだけどね〜」
「え?」
「ただ〜…ちょ〜っと夫婦らしくないかな〜って……」
「まぁ言われてみれば、そうですかねぇ」
確かに夫婦間で敬語を使うのは珍しいかもしれない。
まったく0というわけでもないだろうが。
「だったら、イサラさんもそうですよ」
「え〜? どうして〜?」
「俺のこと『フレン君』って呼んでるじゃないですか? 俺、一応夫なのに」
「ワタシにとって〜、フレン君はフレン君よ〜? これは〜結婚してからも変わらないの〜!」
「そ、そうですか……」
弟みたいに扱われているようで色々と複雑だけど…まぁ、彼女が良ければそれでイイか。
「うふふ……♪ やっぱりフレン君のコレ…す〜っごく逞しいわ〜……///」
「イ、イサラさん…おれ、もう……!!」
「あっ、ビクビクして……ひゃん♪」
乳搾りがいつも間にかパイズリに。
俺がイサラさんの顔に精子をぶちまけるまで、彼女は肉棒を自分の胸から解放してくれない。
「あ…あ〜〜♪ フレン君のぉ…熱くて〜…プリプリしたザーメン……///」
顔に精子をへばり付かせるイサラさん。
そんなイヤらしい彼女を見て、俺は……
「辛抱堪らん!!!」
「いや〜〜〜ん♪」
ギシギシ アンアン♪ ドピュ!!!
「うふふっ♪」
「……な、なんですか?」
ベッドで向き合う2人。
「フレン君モ〜、もうすぐパパなのよね〜♪」
「イサラさんだって、もうすぐママになるんですよ?」
独立した息子に母親が言うようなセリフだなぁ。
「ワタシ〜フレン君のために〜、元気な赤ちゃん、産んであげるね〜♪」
「……はい。楽しみにしてます」
年上の妻。
年下の夫。
子供扱いされていると錯覚してしまう時もある。
いつまで経ってもイサラさんのペース。
でも、別にイイじゃないか。
幸せなんだから
それで―――――
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