おおかみを従えしものたち・狭間のなかでもがいて

オレ、工藤和馬とエイルのコンビとレギーア家との生活が始まった。

「まずは基礎体力を上げることだな。
ヴァン、ノア、エイルさんを先導してくれ。走り込むぞ。」

まずはスタミナをつける作業、確かにエイルはスタミナ不足だということは実感できた。筋力トレーニングと共に走り込みを課したのだ。

・・・・でも、これいきなり50キロって・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

むう、何週遅れか・・・。 ゴールするなり気を失ったエイル。

「本当に、体力ないんだな〜、おし、お姉ちゃんがびっちし鍛えてやるからな。」と長女風ふかしまくりのヴァン。 

「あ、あのさ・・・ノアちゃん、最初のころはこんな感じ・・・。」

俺の質問に顔が赤くなる・・・・わかった、もう聞かないから。たぶん病弱だった彼女も最初は同様だったんだと思う。まぁ生まれたときからワーウルフのヴァンにここまでついていけるようになったノアはやっぱすごいなと思う。その目に影を落としていたのはこの時期から気になったけど。

「まぁ、最初はこんな感じだな・・・・」

とガラさん冷静に言う・・・あんたは鬼ですか。

「今日はこれで終わらせるよ、最初は体と相談しながらやることだ。慣れてくればワーウルフは発達は早いぞ。」とガラさん。

「う〜ん、退屈だぁ、なんか遊ばない??」
もの足りなそうにヴァンが言う。 まだまだ元気いっぱい。 力がみなぎってる。

「そうだな・・・・・よし、和馬、ノアとヴァンと戦ってみるか??」

「はい???」
エイルを介抱中の俺の時間は見事に止まった。まさに「the ワールド」。



「ふふふふ、これできさまをぎっちょんぎっちょんに出来るぜぇ〜」

なんか、とっても殺るきマンマンなヴァン。別に恨まれることしていないが、あって以来、やったらめったらライバル視してるようだ。

「その前にノア、お前からやってみろ。」
「え?私なの??」
「ああ、戦いの参考になると思うぞ。」
「・・・・・はい・・・・」
よりによって戦いたくない相手を(汗)。ノアちょっと暗い表情してるし。戦うのは好きじゃないかもしれない・・・でも、今回は組み手だから。

四つんばいというか、それくらいの前傾姿勢で構えるノア。まさにケモノの構えだ。 俺は深呼吸して気持ちを落ち着かせる。軽く構えていった。

「はじめ!!」ガラさんの声

ソレとともに一直線に俺に向かって来た。さすがワーウルフ、動きが速い。まずは受けてみる。

ずん!!

重い蹴り。軽量のノアでさえここまでの威力をもってるのか。そこからの連続攻撃。凌ぐので精一杯・・・・・確かにチンピラレベルでは相手にならないだろうね。 良質の筋肉の集合体・・・・まさにそれは重々わかる。

とはいっても、だてに「キャスター使い」は名乗っていない。

「なるほど・・・・あのときの体裁きは本物だってコトだな」
ガラさん、納得の表情。地面に横たわってるのはノア。何がなんだか訳がわからない表情だった。

「キャスター使いは基本的に単独で行動することを前提にしてますんで、魔法の勉強のほか、格闘の訓練とかもやっています。」
ワーウルフのスピードを利用しての投げ。みごとに掛かってノアは転がってしまった。まだきょとんとした表情のまま起きあがる。

「まぁ、ワーウルフ相手だったら本来加速の呪文を掛けて挑むんですけどね」
所々赤くなった手をみせて言った。

「ふふふ、ならばあたしに勝てないな☆」

ライバル登場(笑)。ヴァンがさっそく臨戦態勢だ。今度は正真正銘の純粋種ワーウルフとの一戦・・・・・だけど・・・。

「ふふふ、出会ったときのげんこつの恨み、ここではらしてやるぜ!」
「・・・・それ、暴走してガラさんに躾受けただけじゃん」
「う・・うるさい! 今日こそ勝ってやる!!」

とにかく、厄介なのは下手に勝てないこと。実際ノアとも勝ち負けは決まっていない。下手に勝つとそのワーウルフの主になってしまうわけで、今エイル一人で十分。・・・とはいっても、ヴァンはねぇ・・・・。



「ぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ、ナゼ投げられるぅぅぅぅぅ!!」
投げられて転がりまくって受け身とって又ダッシュして投げられるヴァン。
・・・・・・なんという単純・・・・・・・。

「ヴァン、おれ意識すんのは解るけど、一撃狙いはないぞ」
「うるさい!!そーしないとあたしが納得しない!!!」

ラチがあかなくなったので、ガラさんに止めてもらった、っていうかヴァンを落としてもらった。気を失ったワーウルフ2が横たわって、それをノアが心配そうに介抱してる・・・。

「今日はこの辺でいいな、飯を食いにもどるぞ」
気を失った嫁さん二人を、旦那さんが2人抱えて帰る。ベットに寝かせれば直に起きるだろう。その歩いて
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