身体が妙に重い。
心当たりはある。
昨日、あまりにも射精しすぎたということだ。
「ちょ、ちーくん? 大丈夫?」
若干ふらついていたようで、姉さんが肩を支えてくれた。昨日のことを思い出してか、お腹がかあっと熱くなる。
「ちょっと、身体が重くて……」
「学校休む?」
連絡するけど、とスマホを手に取る姉さん。
「風呂入ってから決める」
「ん、わかった」
そういうことになった。
風呂はいつもと変わらない暖かさで俺を受け入れる。風呂に浮くと、少し身体が楽になる。お湯のとろみに、オナホールの粘液を思い出し股間が反応した。
元気すぎる息子は勘違いに気がつかずにそそり立っている。日々成長してないか? 面倒見てらんねえや。
それにしても。
似ている。風呂の水とあの粘液。ローションの質に詳しいわけでもないから、ただ単に区別がつかないだけなんだろうけど。
「全部姉さんならいいのに」
そんな妄想が口をついて出た。
この風呂の水が全部姉さんで、あのオナホールも本当は姉さんで。
「なんてな」
それがただの妄言であることは理解している。姉さんの重い粘液と、この軽い水では違いすぎる。
ただ、風呂の水が、昨日の情事の時に感じた、どろどろと重い姉さんの粘液だったらと思うと、勘違いしたままの肉棒がぴくりと反応した。
ちーくんの体調が悪い。
流石に一気に進め過ぎたか? 麻酔の量ミスったのかな? そんなことないと思うんだけど。
身体に負担は無いはずだけど、身体が重いってことは。
あぁ、そうか。私の組織自体が重いのだ。解決するにはちーくんの足の骨と筋肉をなんとかしないといけない。
支えられないことはないだろうけど、慣れてないからバランスが悪いのだろう。
そんなことを考えていると、風呂の水の私が、とんでもない言葉を聞き取った。
『全部姉さんならいいのに……』
どろりと粘液が広がった。
待て。私。今は深夜じゃない。
でもちーくんが全部私ならと言ったのだ。全部私にするのが筋ではないか?
脳内の私が叫んだ。
今すぐセックスしたい! しなければならない!
その時の私は処女の魔物娘の悪いところが完全に出ていた。
風呂の水の私が全身全霊でちーくんを陵辱する準備を完了した。
ちーくんが口を開く。
『なんてな』
ああーそうだよね! よかったぁー!
私は残念な気持ちと安心感に包まれて放尿した。というか放液した。ちょっと涙も出た。
カウパー腺の私もちょろっと泣き出してしまったのは秘密だ。
風呂の中で脚を揉んだからか、重かった身体はある程度マシになっていた。
バスタオルの肌触りの良さが、姉さんの服の感触に似ている気がして息子が反応した。
なんなんだこいつは。
姉さんに言うか?
朝から?
でも、明らかに隠せないくらいに大きくなっている。
昨日の夜、一人でした時の罪悪感を思い出した。あんな話をしていてすぐに裏切ってしまったのだ。
よし、言おう。昨日、一人でしたことも謝ろう。
「あ、ちーくん。大丈……夫……」
姉さんの視線は股間に釘付けだった。身体が嘘のように熱い。
言うまでもなかった。
それでも俺は言った。
「朝からごめん、姉さん。抜いてほしい。あと昨日の夜、一人でしちゃった。ごめん」
「えっ!? いや、それはいいんだけど……」
姉さんは目に見えて動揺していた。
当然だろう。
「えと、じゃあ。ご飯食べてからにする? それとも先にシちゃう?」
「先にシたい」
言葉だけはまるで仕事帰りの新婚夫婦のようなやり取りだ。
実際は風呂上がりに弟が姉に射精をお願いしているのだから救いがない。
「じゃ、じゃあ。ここ座って」
ソファに移動して、下半身をどろどろの粘液にした姉さんの上に座り込む。俺は全裸で、姉さんの熱が直接伝わって来ていた。
姉さんが手を伸ばす。
「うわぁ……」
ビキビキと張り詰め、赤黒い先端からだらだらと先走りを溢すそれに姉さんの手が触れた。
待ち侘びた粘度の高い姉さんの粘液が、コーティングするように塗りつけられる。
どろどろと広がったそれが、昨日と同じように下半身を包み込む。
「ちーくん、疲れてるみたいだから脚揉みながらするね」
姉さんはどろりと重たい粘液で脚を圧迫しながら手を動かし始めた。
くちゅくちゅと液が混ざりあう。
姉さんの熱が直接怒張に伝わってくる。
それを認識した途端俺は射精していた。
「ぐっ!?」
いつになく量の多い射精。びゅるびゅると途切れることなく出続ける白い液体が、びちゃびちゃと姉さんの手に、粘液に降り注ぐ。
しかしそれでも落ち着かない俺の様子に、姉さんは再び手を動かし始めた。
「ちょっと、リラックスしよっか」
そしてどろどろとした粘液が精巣を、アナルを、下腹部を押すように纏
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