ラミア 私たちってさ、今、何で生きとるん?
放送機 『人類は滅んでしまいました。』
ハーピ 僕らは、今、どうして生きているんだろう?
放送機 『もうこの地球に、人類はいません。』
アルラ ワシらは、今、何のために生きとんじゃろ?
放送機 『宇宙にも、もうどこにも人類はいません。人類は滅んでしまいました。』
ラミア …人類、滅んじったんやね。
ハーピ そう、らしい。
アルラ それじゃあ。
ラミア それじゃあ?
アルラ それじゃあ。
ハーピ それじゃあ?
アルラ それじゃあ…どないしたらええんじゃろ。
ラミア …せやな。
ハーピ …じゃあさ。
アルラ なん?
ハーピ とりあえず、戻ろうか。あっちに。
ラミア …せやな。ここにいても、仕方ないし。
アルラ 戻るか。
3人、扉から真っ暗い回廊に戻って、歩いていく。
アルラ …なあ?
ラミア どしたん?
アルラ 2人とも、おる?
ハーピ いるよ。
ラミア 隣におるやん。
アルラ …じゃな。
ラミア どしたん?
アルラ 分からん…なんか、聞きたくなった。
ハーピ そっか。
3人、元の部屋に戻ってくる。
ハーピ 戻ってきたね。
ラミア せやな。
アルラ じゃな。
ハーピ じゃあ…えっと。
ラミア とりあえず、寝よか。
ハーピ えっ?
アルラ そういえば、もう寝る時間じゃな。
ハーピ あ、ああ。うん、そうだね。
ラミア どしたん?
ハーピ いや、何でもないよ。
アルラ そっか。じゃあ、おやすみ。
ラミア おやすみ。
ハーピ おやすみー。
3人、寝床につく。
ハーピ …。
アルラ …。
ラミア …なあ。起きとる?
ハーピ …うん。
アルラ …起きとうよ。
ラミア そっか…なあ。
アルラ どした?
ラミア 私な、思うねんけど。
ハーピ どしたの?
ラミア 私、このまま寝たらあかん、気する。
アルラ …それな、ワシも思っとった。
ハーピ 僕も。
ラミア なんかな、色々話したいねん。それが、まとまらんくて。
アルラ 合理的な判断は下せとるんじゃ。
ハーピ 話さなくていい、ってこと。
ラミア 今日も目をつむって、明日朝起きて働いて、また寝る。
アルラ 当たり前のように、仕事をする毎日に戻ればええが。
ハーピ そうなんだよ。でも、なんかそれじゃいけないって思うんだ。
それが分からなくて。
ラミア …なあ。これが、考えるってことかな。
アルラ 悩むってこと、なんかいの。
ハーピ 疑問に思うってこと、なのかな。
アルラ …難しいのう。
ハーピ 難しいね。
ラミア そうやな。でも、なんかすっきりした。
アルラ ほんま?
ラミア いや、すっきりは、ホンマはしてないんやけど。考えることを
考えれたっていうんかな。
ハーピ …そっか。
ラミア すまん、私にも説明できひんわ。
アルラ …なあ、二人とも。明日、確認したいことがあるんじゃけど。ええか?
ハーピ アルラも、なにかあるの?
アルラ ああ、仕事のことじゃ。
次の日、3人とも仕事をせず、それぞれの現場に3人で居合わせている。
アルラ ここが、ワシの仕事場。
ラミア 野菜をむいとる場所?
アルラ そう。
アルラ、仕事をする作業スペースに近づく。すると、野菜が流れてくる。
ハーピ こうなってたんだ。
アルラ ああ。で。
アルラ、仕事の作業スペースから離れると、野菜の流れがなくなる。
ラミア 流れてこんよう、なったね。
アルラ なあ。
ハーピ なに?
アルラ これ、どういうことじゃと思う?
ラミア どういうことって?
アルラ どっから、野菜が来よるんじゃろ、って思って。
ハーピ それは、コンベアから流れてくるから…。
ハーピ、コンベアの流れを眺めている。
ハーピ …上?
アルラ じゃろ。でも、ワシ一人じゃ見えんくて。
ラミア でも、どうやってあそこまで。
ハーピ、腕を振ると体が浮いた。
ハーピ …ねえ。
ラミア …浮いとるね。
ハーピ …行ってこようか?
アルラ …うん。
ハーピ、近くまで飛んでいく。
アルラ、それを確認し、作業スペースに入る。
すると、野菜が流れてくる。
ハーピはそれを確認し、戻ってくる。
ハーピ ただいま。
ラミア おかえり。
アルラ どうじゃった?
ハーピ 生成、されてた。
ラミア …生成?
ハーピ なんか、ぽこぽこってなって、いっぱい出てくる、感じ?
アルラ 土から、じゃなくて?
ハーピ でっかい、カプセルのようなやつから。
アルラ そっか…。じゃあ、ラミアの方も?
ラミア 同じ、やろなあ。
アルラ ってか、ハーピ?
ハーピ うん?
アルラ 浮いとんな。ってか、飛んどるな?
ラミア 知らなんだ。
ハーピ うん、僕も今初めてやった。
ラミア なんで?
ハーピ なんか、飛びたいなってか。飛べるかなっ
[3]
次へ
[7]
TOP [9]
目次[0]
投票 [*]
感想[#]
メール登録