下準備って大事じゃん?ってとこからスタートしよう!

朝、ベッドから出ると隣のベッドからイビキが聞こえる…
(おいおい、まだ寝てんのかよ…)
起こすのも酷なので寝かしておいて、一着しか持ってきてない灰色のジーパンに赤と青の上着を重ねて着て出掛ける準備をした
「んにゅ…ううん…」
聞き取れない寝言を洩らし幸せそうに眠るライラ
(まぁ幸せそうに寝ちゃって、まぁアッチじゃ俺も12時までオフトゥンインしてたけどさ…)
ジーパンを穿き終え靴を履いて一階に降りていく

階段を降りてすぐ宿屋の店主さんに会った
「おはようカヤ、朝御飯いる?」
宿屋の店主さん、名前まだきいてなかったなぁ
「おっ、いただきます」
お言葉に甘えカウンター横から伸びる廊下より食堂へ向かう
机には目玉焼きとパン、ソーセージと牛乳。西洋っぽくて好きだ
「はい、どーぞ」
「すんません、いただきます!」
朝は大事、はっきりわかんだね
目玉焼きをかじり、パンをモフモフ頬張りながら尋ねた
「銀貨一枚ってなにができるくらいですかね?」
そう、まずは通貨の価値を理解しなくってはならない
価値を理解しないと大損をさせられたり、なけなしの金なのだからしっかりしなければ
「銀貨?そうねぇ…大体ウチなら三日は泊まれるわね」
(三日!?ビジネスホテル換算で…)
「1万5千円くらいか…」
結構くれた、というかスッゴいくれたことに驚くとともに改めてマスターに感謝した
「なにが1万5千なの?」
不思議そうに訪ねてくる店主、まぁ円の話をしても通じないだろうな
「えっと、こっちの通貨と俺たちの世界の通貨を比べて価値を確かめてたんですよ」
「ふーん、ねぇカヤ、暇なときでいいから異世界にはなし、私にも聞かせて頂戴よ」
やっぱ異世界ってどこも興味あるもんなんだなぁと、少し感動
「わかりました、んじゃあ今夜辺りにでも」
「わぁーい」
子供みたいな喜び方、いったい何歳なんだろうか店主さんは。背はそこまで高くないけど、やっぱり何か違和感が…うーむ
そう思考しつつ朝食を平らげ立ち上がり店主さんに礼をする
「ご馳走さまでした、助かりました」
「いーえ、どーいたしまして♪」
さて気になるお名前は
「あの、店主さんの名前聞いてもいいですか?」
「私?わたしはリーゼよ」
わお、なんか包容力有りそうな名前、偏見かな?
「ありがとうございます、リーゼさん」
「いえいえー♪」
リーゼさんにお礼をして宿屋の玄関から外へ

朝日が眩しい、時間は分からないが恐らく6時位だろう、多分
今日は予めやることを決めていたのだ、といっても当然の行動な気もするが
今日は情報収集をしようと思っていた。図書館やら本屋行けば何かあるだろう、と
それともうひとつ、街の探索だ。ライラはここを緑の国エトリアといったが、どうやらここはエトリアではないらしい、と言うのもエトリアとは国の名前、ここはエトリアのなかの端に位置する街でアーリンというらしい
(あの適当インプめ…)
まぁ、嘘はいっていないわけだし。気にしないことにする。
「さて聞いた話じゃここらに図書館があるって話なんだが…」
街の西側丘を上った先の、これはどう見ても館とか屋敷といった建造物
しかし周りに建造物はこれ以外見当たらず、これはもう確定なのではないだろうか
そうこうしてる内に
「うちになにか用事?」
声を掛けられた、振り向くと色の白いローブの女性がいた
「えっと、図書館って、ここであってます?」
初対面のしかも女性ともなると緊張がマッハだ、ライラの場合は別だったが。
「合ってる、今鍵をあけるわ…」
テンション低めの透き通った声、落ち着くとともに得たいの知れない恐怖すら感じる。
160位の背丈、蒼白い髪の毛、灰色の瞳。ここの家主だろうか?それにしちゃ若い気もするが
(何より発育いいなぁ、不健康美人ってか)
ギィィィィイイイイ
重そうな扉は木の、擦れてるのか歪んでるのかコナンくんのCM明けみたいな音をたてて開いた
中は、暗いようなそうでもないような。所々光る石が柱に埋まっていてそれが灯りになっているようだ
「何の本を探しているの?」
聞かれて一瞬考える、なにが一番知りたいのか。
「この世界のことがわかる本なら何でも、かな」
結構適当なこと言った、ライラのことバカにできないな。
しかしそんな回答にも特に困った様子はなく「着いてきて」と一言残し歩き出した
着いていきながらポツリと呟いた。
「広いな、まるでお屋敷だ」
外観を見ても思った率直な感想。
「だって私の屋敷だもの」
「やっぱり屋敷だったのか、あれ?ってことはここが図書館ってのは?」
個人営業?
「図書館ってわけじゃないけど、時々街の人が本を読みにくるの…」
(成る程通称"図書館"ってわけだ…)
階段を上がり右へ、大きなステンドグラスだ…
「貴方は見ない人ね、新入り…?」
「ああ、異世界から来たんだ
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