横帆
船の進行方向に対して垂直に張られた帆。
追い風を受け止めやすいので推進力が高い。
縦帆
船の進行方向に対して平行に張られた帆。
推進力では横帆に劣るが逆風でも進むことができ、また少ない人数で操帆できる。
「船長ー!」
「アマロ船長だぁ
#9829;」
「やったぁ!」
絶景、楽園、天国。無骨なブリガンティンの軍船が、そんな言葉を連想する場所に変わっていた。
甲板で俺を出迎えたのは、十人以上の女たち。皆お揃いの水兵服を着て、俺に美しい笑顔を向けている。顔つき、歳、体つきは様々だが、皆エキゾチックな褐色の肌をしており、朝日の下で小麦畑のように輝いていた。
そして彼女たちは皆、桃色の羽衣と光輪を持っていたのだ。
「私だけではありません。みんな今日から、アマロ船長にお仕えします。船員であり、妻でもあります」
耳元でメリーカが甘く囁いた。どくん、と大きく胸が高鳴る。笑顔で俺を囲む、水兵姿のフーリーたち。皆メリーカと同じ目でこちらを見ている。
メリーカと同じことを、この全員とできる。
一人のフーリー、すらりと背の高い巻き毛の娘が前に進み出た。つり目がちで気の強そうな顔つきの美女だ。彼女は後ろを向くと、肩越しに微笑みかけながらスカートの裾を捲った。白いスカートの下はレースのついた黒い下着、それを指先でずりおろして丸い臀部を見せてくる。
昔見た美の女神の像の尻を思い出す。大きすぎないのにしっかりとした丸みと膨らみがあって、熟れた桃のような曲線美を描いている。半脱ぎの下着、誘うような視線に股間がじわりと疼いた。
辛抱たまらず、彼女を後ろから抱きしめる。極限まで勃起した男根をその芸術的な尻へ押し付けた。
「わっ。カチカチだね
#9829;」
ペニスの感触にぴくんと震えながらも、彼女は張りのあるお尻でしっかりと男根を受け止めてくれた。声はメリーカより少し低く、艶やかさがある。羽衣がふわりと体をくすぐり、髪からは良い匂いがする。
大勢の天使たちが見守る中で、女体の前面に手を回し、水兵服の裾から胸元へ滑り込ませる。メリーカと同じで、全く嫌がることなく素肌を触らせてくれた。掌に丁度収まる小ぶりな乳房は弾力があり、乳首はつんと勃っていた。
「ん……胸の方はあんまり、自信ないんだよね……」
「……いや、十分柔らかいし気持ちいい」
気恥ずかしげにぼやく彼女に囁くと、「ありがと」と照れ臭そうなお礼が返ってきた。男根はお尻の谷間にしっかりと挟まれ、その弾力とすべすべとした肌触りに晒されている。
ふいに、腰から背中に温かい感触を覚えた。振り向くと小さなフーリーが二人、後ろから俺に密着していた。
「船長、背中おっきい……」
「腕、太い……かっこいい
#9829;」
うっとりと呟く二人はよく似た顔をしていた。天使にも双子がいるのだろうかと、ふと疑問が湧く。
「その子たち可愛いでしょ? 後で遊んであげてね。ボクのお尻を楽しんでから
#9829;」
ぐっとお尻を突き出され、男根が甘い快楽に震える。背中や腕を撫でる小さな手が尚更興奮を高める。周囲で見守るメリーカたちの視線にさえ感じてしまう。
そのままぐりぐりと円を描く桃の動きに、いよいよ限界に達した。
「出る……っ!」
彼女の小ぶりな胸へ掴まるようにして、お尻へしっかりと密着させて迸らせる。水音を立てながら、綺麗な臀部を精液で汚していった。周りで見守っていた皆がキャーッと歓声を上げ、拍手する。
「わぁ、熱い
#9829; お尻が火傷しそうだぁ……
#9829;」
射精している最中も腰を揺り動かし、お尻全体にべっとりと精液をなすりつけ、彼女はとても楽しそうだ。先ほどと同様に脈動は長く続き、褐色のお尻に多量の白濁が広がっている。強い快感に力が抜ける俺を、後ろの小さな二人がゆっくりと座らせてくれた。
そんな俺を見下ろしながら、長身のフーリーは下着を上げた。お尻が白濁でベトベトのままだったので、下着の黒い生地に白い染みができた。
「ボクはイルザンナ。これからよろしくね、船長
#9829;」
にこやかに名乗り、屈んで唇を奪ってきた。彼女がその気だったとはいえ、名前も聞かずいきなり淫らな行為に及んでしまったことを恥じる。イルザンナは俺の頬を撫でながら濃厚なキスを交わすと、ゆっくりと離れた。
唇同士を繋ぐ唾液の糸が切れたとき、ふと彼女の名前に聞き覚えがある気がした。だがそれについて尋ねる前に、今度は後ろにいた二人が俺の顔を覗き込んできた。期待の眼差しで。
小さな少女……下手をすれば幼女かもしれない女の子たち。髪を頭の両側で結って、とても可愛い。幼い顔立ちにも関わらず、メリーカやイルザンナに負けないくらい好色な視線で俺を見ている
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