「ららら〜るるる〜♪」
鼻歌を歌いながら食器を洗うイブ。背の低さを踏み台で補い、いつも楽しそうに家事をする。俺も手伝うことはあるけど、大抵のことはイブが小さな手で全てやってしまう。そして招かれた男を世話することが、黄昏ファームに住む女の魔物の悦びなのだという。
イブの後姿……翼と尻尾を楽しげに揺らす姿を見ながら、ふとポケットから紙切れを取り出す。朝起きたとき、寝間着のポケットに詰め込まれていたもの。
それはイブが昨夜見せてくれた、魔法の日記帳の切れ端だった。
――お兄へ
ボクとエッチしてくれてありがとう。
とってもきもちよかったし、お兄とひとつになれてうれしい。
それにお兄もきもちよくなってくれたよね。
お腹のおくにビューッてお射精してくれたよね。
あたたかいのがジュワッてなって、しあわせだった!
でもゴメンね、お兄。ナタ姉が言ってた。
ボクはアリスっていう魔物なの。
エッチが好きなのに、エッチしたことを忘れちゃうの。
だからせっかくお兄がエッチしてくれたのに、
朝おきたときボクはおぼえてない。
だけど、お兄はおぼえててくれるよね。
ボクの中にお射精したことも、
ボクがお兄のチンチンできもちよくなったことも、
チンチンなめたことも、全部!
わすれないでいてくれるよね。
またエッチしてくれるよね。
ボクが何回わすれても、お兄はおぼえていて、
また何回でもヴァージンもらってくれるよね!
だからボク、さびしくないよ!
お兄もさびしがらないで!
わすれちゃっても、何回でもエッチしようよ!
そうしていくと、いつかフシギなことがおきて、
エッチしたことを忘れないアリスになれるんだって!
ナタ姉がそう言ってた。
だからね、お兄。
これからもよろしく。大好きだよ!――
全部読み直し、再びポケットへしまう。
あの日記帳は念じただけで書きたいことを書ける。セックスを終えた後、記憶を失う前に俺へのメッセージを書き、ページを破りとって俺のポケットへ押し込んだのだろう。
朝起きたときイブが隣にいなかった上、シーツは綺麗なままだった。昨晩あれだけ交わって、俺の精液、イブの愛液、おしっこ……散々汚したのに。もっとも前にジュースをベッドにこぼしたときも、いつの間にかシミがなくなっていたから、勝手に綺麗になるよう魔法がかけられているのだろう。
そしてイブの態度も、昨晩何事もなく寝て、目が覚めて、イチゴを採っていたというものだった。あの幼い体で俺を受け止めて、快楽に溺れていた痕跡は全くない。
だけど。このメモが何よりの証拠だった。俺が何度求めても、彼女は何度でも受け止めてくれる。その都度、処女として。
ショートパンツを履いた、イブのお尻。尻尾が鼻歌のリズムに合わせ揺れている。昨日ベッドの上で撫でたお尻だ。
昨日の快楽を思い出す。イブの肌の感触を。股間に血が集まってきた。
皿を洗う彼女の後ろで、恥も外聞もなくズボンとパンツを脱ぎ捨てる。男根はゆっくりと上を向いた。
続いて後ろからイブの腰に手を回し、ゆっくりとショートパンツを下ろした。
「わっ! お兄、セクハラだぞー!」
そう言いながらも、イブは楽しそうだった。こんな性的なじゃれ合いも受け入れてくれることは昨日分かった。彼女は記憶をなくしているが、それでも変わらない。
ショートパンツを脱がせてみて、少しドキッとした。下着に。
「……今日はイチゴ柄なんだ?」
「そーだよー。お兄はもっとオトナっぽいやつのほうが好きだったー?」
イチゴに包まれたお尻を、からかうように左右へ振る。ボーイッシュな彼女と、白地にイチゴ柄のショーツのギャップがまた可愛い。
「ううん。可愛くて似合ってるよ」
「あは、ありがと!」
食器を洗い、拭き終わったイブはショートパンツを履き直し、踏み台から降りようとする。けど俺はその肩を抱きしめ、捕まえた。
「やん」
抵抗せず笑う、悪魔の女の子。俺のイブ。
踏み台のおかげで、彼女と俺の腰は同じ位置にある。再びショートパンツを下ろした。イブは色白だが、ふとももにうっすらと日焼けの境界線が見えた。
何をしてくれるの? ……肩越しにこちらを振り返るイブの視線は、そう問いかけているかのようだった。
男根はもうしっかりと怒張している。腰を前に突き出し、柔らかく細いふとももの合間へそれをねじ込んだ。
すべすべとした肌は程よい摩擦を感じさせながら、肉棒を受け入れてくれた。温かく柔らかい、幼いふともも。先端が少しだけイブの前に出て、ひんやりとした空気に触れる。
「わっ! チンチン、アツアツだー」
歓声を上げながら、イブは
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