忍者…忍術という独自の技法を使って闇夜の街や森の中を駆け回り、様々な任務をこなす闇に生きる者達。要人の補佐役として潜り込んでの暗殺を行う者。そこで得た情報を様々な手を使って自らの主君へ伝達する者。主君同士の交渉の為の遣いの役割を担う者など多種多様である。中には房中術という忍術を使って標的を自らの虜にしてしまい、自由に操ってしまう者もいる。その者は主に女性の忍者であり、くノ一と呼ばれていた。
「ふーん。忍者、くノ一ねぇ…」
俺、御剣 佑輔(みつるぎ ゆうすけ)は図書館で古くさい本を読んでいた。何故図書館にいるかというと、高校の論文の宿題なるものをやらなければならないからだ。しかも、3日後には発表の場を設けるいうのだ。めんどくさいことこの上ない。しかし、やらなければもっとめんどくさい事になる。というわけで調べものをしやすい図書館にいるのだ。因みに、忍者のことを調べていた理由は、漫画とかそういうのに題材で使われる=面白そうという安易な理由だ。
「しかし…忍者って存在がバレちゃいけない存在なのに、こうして文献に残ってたりするってことは、マヌケな忍者が居たのか、はたまた見破った超切れ者が居たのか…。どこぞのキャラの様にむさ苦しくて忍んでない熱血忍者でも居たんだろうか?」
最後のはまぁ冗談として…、この点は面白い論点になりそうだ。もう少し色々調べてみることにした。丁度この図書館にはパソコンもあったので本を探す手間も省けた。
「へぇ…有名な武将の配下に実際に居たんだなぁ。名前聞いた事あるのも居たし。後は『歩き巫女』ってのも忍者だったって話もあるな。巫女って言ったら神社のアレだろ?それともまた別物かね?」
調べれば調べるほど興味深い。嫌な宿題のハズが何だかとても楽しくてワクワクさえしてくる。知的好奇心とはまさにこのことなのだろう。俺はパソコンから離れると、もっと詳しく書かれた本が無いかと図書館中を探し回っては読み漁ってはその面白さに興奮していた。しかしその時の俺は、その一部始終を監視されていた事など知る由もなかった。
「いやぁ…これはなかなか良い論文が出来るんじゃないか?」
その日の夜、仕入れた情報をまとめ上げた俺はベッドに横になって論文の構成を考えていた。
「先ずは成り立ちだろ?その次にその役割、男女別の活動内容、それから道具や忍術、実際にいた忍者もか。えーと後は…」
色々考えている内に睡魔が襲ってきた。俺は欠伸をしながら戸締まりを確認して寝ることにした。今日から一週間は両親が町内会旅行で居ないから戸締まり等色々やらなくてはならないのだ。風呂上がりに火の元や必要最低限の消灯を行ったので、戸締まりだけ最終確認して俺は眠りについた。
カチャ……キィ……カチャ。
(んぁ…?何の音だ…?)
俺以外誰も居ないこの家で物音がかすかに聞こえて目を覚ました。と言っても眠気が抜けず寝ぼけてぼーっとしているためうまく頭が働かない。俺はその物音を気にすることもなく再び寝ることにした。しかし、寝返りをうとうとしたが体が動かない。
(え?まさか金縛り…!?)
お化けとかそういうのが苦手な俺はビビってしまい完全に目が覚めてしまった。
「ん…目を覚ましたのね」
俺以外居ないハズの家…俺の部屋に誰かいる。おかしい、ちゃんと鍵を掛けたハズなのに。
「だ、誰だ…!?」
「私?私の名はみかん」
俺の腹の上で馬乗りになっている自らをみかんと名乗る女性。常夜灯だけな為はっきりとはわからないが身に纏っている服が本で見た忍装束に見える。
「君、私達の事を色々嗅ぎ回っているけど、何処の手の者?」
「嗅ぎ回っている…?何の事だよ?」
「とぼけても無駄。今日一日君の様子を窺っていたけど、私達に関する事ばかり調べていたじゃない」
「調べる…ってお前忍者なのか!?本物の!」
「そうよ」
「スゲー…この時代に実在してるとは思わなかった」
だから鍵掛かってるのにウチの中に忍び込めたのか…。つかよくよく見たら何かエロい格好だなぁ。短いスカートみたいなとこから見えるふとももとか開いた胸元から見える網タイツで覆われた豊満な胸とか。
「話を逸らさないで。何が目的なの?答えなさい」
「目的って…俺はただ高校の論文の宿題やってるだけだ。頭に浮かんだテーマが忍者だったから調べてただけだ」
「あくまでも白を切る気ね…。ならその体に直接訊くまでよ」
そう言って俺のズボンを掴むとパンツごとずらしてきた。
「ちょっ!?何を!」
「言ったでしょ?体に訊くって。……フフ、ちょっと触っただけでもうガチガチじゃない」
彼女の指が俺のモノを弄ぶ。あっという間に固く反り返ってしまった。
「ったりまえだ…!こんな事一度
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