「ん?どうした?貴様の用はなんだ、と聞いておるのだ」
「……すまない、少々見惚れてしまってな……用事はただ一つ、俺をお前の眷属にしてほしい」
「ほう、冗談ならもう少し面白いことを言って欲しいものだな」
「冗談なんかじゃない、俺は本気だ」
「まぁよい、じゃあ何故貴様は我の眷属になりたいと思うのだ」
「俺はヴァンパイアハンターの村で育てられた
だが俺はアンタ達ヴァンパイアに怨みなど無い
否
それ以上に恐ろしくも気高い存在を羨ましく思っていたからだ」
「ふぅむ、しかし我とてどこの馬の骨とも分からんやつをはいそうですかと眷属にする気など無い
だが、貴様がいくつかの条件を満たしたのならば考えてやらんことも無い」
「一つは我を信用させること、一つは我と互角以上の実力があること、一つは貴様の血液が美味いか否かだ」
「分かった、とりあえず二つ目は何とかできると思う、俺の実力を確認してくれ」
「随分と余裕そうだな、じゃあまずは我の攻撃をしばらく避け続けてみせよ」
そう言って彼女は鋭い蹴りを放ってくるが、一歩下がってそれを避ける
そのあともハンターの訓練を受けている人間でも避けるのが難しそうなほどに激しく連続で回し蹴りやハイキック、館の壁を切り裂くほどのチョップなどを放ってくるが、俺はそれを全て避け続けた
どれほど時間が経ったのか分からないが、気がつくと彼女が満足そうな顔をしていた
「あれほどの攻撃を全て避けきるとはな、少々驚いてしまったな」
「では次に我の体に一発攻撃を打ち込んでみろ、もちろん手加減はせぬようにな」
彼女の体に魔方陣のようなものが浮かび上がる
おそらく防護魔法か何かだろう
「それじゃあ遠慮なく」
全身の筋肉を振り絞り、シンプルな右ストレートを放つ
ドォン
当たった途端、彼女の体が吹き飛び少し後ろにあった壁に激突する
「……すまない、少々やりすぎた」
が、すぐに彼女は立ち上がり、体に付いた汚れを払いながら俺の前に戻る
「構わん、むしろこれで二つを合格してやろう」
「貴様の実力も分かった、それに今の一撃と貴様の目から貴様の覚悟が伝わった『目は口ほどにものを言う』ジパングにはこのような言葉もあるぐらいだ」
「少し運動したのでちょうど喉が渇いた、三つ目のテストもかねて貴様の血を吸ってやろう」
「血の味に関しては俺はどうもすることができないからな、とりあえずアンタの好みに合ってることを願うよ」
「それでは頂くぞ、はむっ…」
「んっ!?……んじゅるるる」
「おぉっ!?吸血されるのってなんていうか、気持ちいのだな」
「ぷはぁっ……
ふふふ、三つ目も合格だ、我は今までこれほどに美味い血を飲んだ事は無い」
「我の眷属となることを許してやろう、だが、人ならざるものになるのだ少々時間がかかる」
「眷属になるまでは我が僕として恥ずかしくないように色々と教えてやる」
「あぁ了解した、マスター」
「マスター、か……中々悪くない響きだな」
「だが僕としての教育の前に、だ」
「貴様に我の眷属になる資格を得た祝いと我に血を捧げた褒美をくれてやろう」
「……別にいらない、と言いたいところだがマスターの言う事には逆らう気は無いからな」
「遠慮せずともよい、他にもちゃんとした理由がある」
「とりあえずそこにある椅子に座るがよい」
俺は彼女に促されるまま椅子に座る
すると彼女は急に服の胸のあたりを破り、そのおおきなおっぱいをプルン、と露出させる
「マ、マスター……何をしている!?」
「慌てるでない、我は貴様がチラチラとこれを見ていたのは知っているぞ
それだけでなく、我の攻撃を避けている時に至っては揺れる胸を凝視していたであろう
それにこれからする事は念のため貴様を我の体の虜にし、途中で逃げ出したりしないようにするためだ
これから貴様から吸血する度にしてやろうと思っておるから楽しみにするのだぞ」
「あと、服については同じようなものが何着もあるから気にしなくてもよいぞ」
「どれ、貴様のブツを拝見するとしよう」
「ほぉう、醜い見た目の割りには脳髄が蕩けそうな匂いがするな」
「期待しているのか?随分と大きくなっておるぞ、この禍々しい容姿、まさに貴様の分身とも言えよう」
「まずは我の胸で挟んでやろう」
「うぅ……マスター……」
「ふふ、挟んだだけなのに情け無い声をあげおって、それほどまでに我の胸が良いか」
「貴様は動くなよ、この熱い欲望の塊が小さくなるまで我がこの胸で全部搾り出すのだからな」
「あぁっ……くぅっ……」
「もはや我の乳の虜だな、快楽で喋ることもできんか」
「別にこらえなくてもよい、全て受け止めてやる」
「れろ…
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