例のデリヘルをネットで調べてみたが、中々の好評で多彩な種族、様々な性格の魔物娘達が登録しており、規模もかなり大きいらしい
ただ最近人手不足気味で種族によってはコレジャナイ感のする娘が送られてきたりもするらしい
………ただしチェンジはその場で魅了されてしまうためできないらしい
ダンピールたんが居なくなる前に早々に注文せねばならぬな
ボクがデリバリーワイフに登録してから結構経ったけど今まで声を掛けられることはなかった………
だけど今日遂にボクのところに電話がかかってきた
声から察するに若い人だとは思うけどどんな人だろうか?
背が小さい人だったらいっぱい可愛がれそうだし、逆に高い人だったら思いっきり甘えれそう
奥手な人だったらリードしてあげたいし、強引な人だったらメチャクチャにされたい
ともかく、すごく楽しみだね
………気を抜くと濡れてきちゃうぐらいに
せっかくだし、着替えてから行こうか
流石ダンピールというべきか電話越しでも分かるレベルで声までもが俺好みだった
ワクワクしながら待つこと1時間、全裸待機しててもよかったが、気温が低くてまだ暖房器具も出していないので辛くなりそうだからやめた
インターホンが鳴り、自分でも驚くぐらいの反射神経で玄関に飛びつく
そして誰かの確認もせずにドアを開け放つ、件のダンピール以外の押しかけ妻系の魔物娘かもしれないが、今ならその人たちの誘惑でも跳ねのけれる気がする
ドアを開けた先には赤い目をした金髪の美しい女性が立っていた
「初めまして、デリバリーワイフから派遣された、キミの妻、アミナさ、これからよろしくね」
パッと見では普通の人間の女性に見えなくもないが、俺には分かる
まるで自分の中の歯車がガッチリとかみ合ったかのようにしっくりと来た
彼女はダンピールだ、こちらから意図して出会ったとはいえ、運命の出会いかもしれない
一目惚れなんてありえないと心のどこかでバカにしていたかもしれないが、そんなことを思っていた俺自身がバカだった
彼女と一緒に過ごしたい、彼女と愛を語り合いたい、彼女を自分のメスにしたい………
様々な想いと欲望が浮かんでくるが、彼女になんて接すればいいかわからない
自分は彼女の夫になるのにふさわしいのか、嫌われたらどうしよう等の思考も一緒に浮かんでくるからだ
どうしたもんかとおろおろしていると、彼女は何か納得したような表情を浮かべた
「すいません、間違えたかもしれないんで確認していいですか?貴方が木崎雅彦さんですよね?」
「………えぇ、はい……間違ってないです」
確かに今の反応だと、住所を間違えたと思っても仕方がないだろう
そうは思うものの、俺がうまく言葉が紡げないでいると、今度は彼女の表情がどんどんと暗くなっていく
「えっと………じゃあ…………チェンジ…で…す……か?」
顔を俯け、涙が零れていてもおかしくないぐらいの声色で俺に聞いてくる
違う、そうじゃないんだ
俺はとっさに浮かんだ言葉を選び、その決意が消えてしまわないうちに発する
「いや、あまりにも綺麗なので、見惚れるところを通り過ぎて一目惚れしてしまいました」
言ってから思った
普通に見惚れてましたとか言えばよかったと、なんでこんな恥ずかしいセリフを言ってしまったのかと
すると彼女は顔を上げ、眩しいとも思える笑顔を浮かべた
「本当かい!?ありがとう………とっても嬉しいよ」
「……実はボクもキミを見た途端なんていうか……この人がボクの夫になるんだって本能的に理解できたって言う感じで……これも一目惚れかな?」
そう言って俺に抱きついてくる
………胸とかいろいろ当たってるのですが
なんてことも言えず、俺はニコニコと笑顔を浮かべる彼女を自宅に招き入れた
お互いに自己紹介をし、のんびりと談笑をしていると、彼女が急に抱きついてきた
心なしか顔が赤くなり、体が火照っているようにも思える
「ごめん、ボクもう我慢できそうにないや」
彼女は抱きついたまま俺の唇を奪う
初めてではあるのだが、勿体ないことに急なのでよく分からなかった
と思いそうになったのだが、彼女はそのまま俺の口内に舌を割り込ませてきた
「んちゅ……ちゅる……ちゅ………」
彼女の舌は俺の口内を暴れまわり、俺の舌も絡みとる
以前見たことのある触手のように動きまわっていたが、俺の舌を捕縛すると、懐いたペットのように俺の舌に擦りつく
少しの間、動揺してしまったが、俺の方からも彼女の舌に絡み付かせるように舌を動かす
彼女の舌はほんのりと甘く、いつまででも味わっていたい思ってしまうほどに中毒的だ
ど
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