星空と二人

小さな丘の上で俺とコレットは二人で空を眺めていた

ここは地元の人や魔物からは『星空の宝箱』と呼ばれている場所で、名前の通りまるで宝箱の中身のようにキラキラと空に輝く星々を見ることができる

ただ何となくブラリと寄った村でここの情報を教えてもらったので、昼の間はその村で適当に過ごしてからこの場所に来てみたのだ

これまでそれなりの時間旅をしてきたつもりだが、これほど星が綺麗に見えるところなんてなかった気がする

何も考えずに見ていたら夜が明けるまで空を眺めているかもしれない


 「………本当に綺麗だね、綺麗っていう言葉が無粋に思えてくるぐらいだよ」
 「この星空に比べたらどんなものでもちっぽけに思えてくるね………この世界のことも………ボクの悩みだって………」


彼女がポツリと呟いた

まさしく彼女の言うとおりだと思う、この広大で輝かしい星空に似合う言葉が見つからないし、これに比べれば教団や魔物のこと、自身のこと、悩んでいることなんてとても小さなものに思えてくる

隣で空を見上げていた彼女が何か吹っ切れたような表情をして急に立ち上がった


 「ボクさ、キミのことが好きなんだ、旅の仲間としてや友人としてじゃなくて、一人の女性として、ね」
 「別にキミが今まで通りの関係を望むのだったらそれでも構わないよ、ただボクはこのことを伝えたかっただけさ」


そう言い切るといつものようなさわやかな表情に戻るも、その雰囲気はどこか物悲しげでもあった

そして先ほどのように俺の隣に座り、何事もなかったのように空を見上げた

俺は何も言わずに彼女を抱き寄せ、その唇を奪う

彼女の顔が珍しく驚愕した表情になるが、それに構わずキスを続ける

すぐに彼女の表情も綻んでいき、次第に『あの日』の時のように蕩けたものに変わっていく

そして彼女の方からも積極的にキスをするようになり、それどころか俺の口内に舌を滑り込ませ貪るかのように蹂躙してくる


 「んちゅ
hearts;ちゅ
hearts;ちゅ
hearts;じゅる
hearts;レロォ
hearts;んふ
hearts;ちゅっちゅ
hearts;
hearts;
hearts;」


5分ほど……もしくはそれ以上の時間、彼女とキスを続けていただろう

どちらともなく顔を離し、どこか気恥ずかしくなったので俺は空を見上げた


 「フフッ……これがキミの答えか………中々キザなことをしてくれるじゃないか
hearts;」
 「もしくは、ただボクとの肉体関係を持ちたいからこうしたか…………まぁキミはそんなことしないよね
hearts;」
 「どっちにしろボクの魔物心に火を点けちゃったのは変わらないよ、これからは覚悟するんだね」


彼女は俺の顔をグイっと無理やり自分の方に向かせ、先ほどと同じようにキスをする

更にそのまま俺の方に体重をかけ、のしかかってくる

そして自らのホットパンツを下着ごと脱ぎ去り、片手で器用に俺のズボンを脱がせて愚息を露出させた


 「実は期待してたのかい?もうこんなに固くしちゃって
hearts;」
 「ボクと一緒だね
hearts;ようやくキミと交われると思うとアソコがキュンキュンしてくるよ
hearts;
hearts;」


それだけ言うと彼女は再び俺にキスをし、既に濡れそぶっている自らの割れ目にガチガチに固くなり彼女との交尾を待ち望んでいる俺の性器をあてがった

彼女は俺に愛しい者を見るような優しい視線を向けつつゆっくりと挿入していく

彼女の膣はつぷつぷと何の抵抗も無く俺のモノを飲み込んでいくが、途中で弾力にあるものに当たって動きが止まる

しかし彼女の膣は少し入っているだけというのにもかかわらず今にも射精してしまうそうなぐらい俺のモノを刺激してくる

流石は魔物と言えようか、口内とも負けず劣らずの快楽である

このまま根元まで挿入してしまったらどれほど気持ちいいかという期待と同時にそれを味わってしまったらきっと病み付きになってしまうのじゃないかという恐怖心まで浮かんでくる

そんな気持ちを知ってか知らずか、彼女はキスをしながらまるで俺の承諾を待っているような視線を送ってくる

今目の前にいる彼女がとても愛しく感じるが、考え方によっては男性を捕獲した野生の魔物と何ら変わりがないのではないかとも思ってしまったりもする

しかし俺は焦らされるようなじわじわと与えられる快楽に耐えれず頷いた

彼女は一瞬俺の口を強く吸い、それと同時に一気に腰を下ろした

何かを無理やり押し破った感覚と共に結合部から一筋の赤い血が流れる


 「んふぅ
hearts;
hearts;
hearts;………心配してくれなくても大丈夫だよ
hearts;
hearts;痛いというよりも………とって
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