とある洞窟にて。俺は一匹のデビルバグに捕まり、さんざんに犯されていた。
『はぁんっ! ああんっ! きもちイイ、きもちイイよぉ!』
仰向けになった俺の身体の上で、彼女が歓喜の声を漏らしながら腰を振るう。結合部からはブシャッブシャッと愛液が溢れ、周囲を露で濡らしていく。
俺は、彼女に組み敷かれて騎乗位でいいように犯されている。
「もう、止めてくれ……んむっ!」
制止しようとした俺の口を、彼女がキスで塞ぐ。そしてそのまま、舌を突き入れて俺の口の中を蹂躙した。
『んふっ、んふぅぅーっ! んむっ……ちゅっ、ちゅぱっ……んふふっ。やめるの、やーっ!』
彼女は俺の言葉を拒否すると、再び俺の胸に両手をついて縦横無尽に腰を激しく動かす。俺の逸物に、かき混ぜられて白濁した彼女の本気汁が大量に絡みつき、にちゃにちゃと卑猥な音を奏でている。彼女がかなり感じている証拠である。
『ああんっ、もうイきそうなのぉ! ぜったいはなれないのっ!』
彼女は絶頂が近いのか、頬を上気させてハアハアと荒い息をついている。それでも決して腰の動きを止めず、初めてとは思えないほど巧みな動きで俺を追い込んでいく。その搾り取るような動きに耐えられず、俺は彼女のナカに盛大に射精してしまった。
『きゃあぁぁぁっっ! でてるぅ! いっぱいでてるぅぅぅっっ!』
子宮を激しく揺さぶる程にドバドバと中出しされ、そのデビルバグは身体をのけ反らせて強烈な快感をアピールするようにビクンビクンっと身体を震わせる。そして、くたぁっと俺に覆い被さって幸せそうな吐息を漏らした。
『あはあぁぁ……すきっ、だいすきぃ……』
その彼女は愛の言葉を囁いてくると、そのまま気を失ってしまう。今がチャンス、とばかりに俺は彼女の腰を掴んで結合を解き、脇に押しのけた。ごろんっと彼女の身体を横に転がすと、俺は気だるさを抱えた身体を無理矢理起こし、立ち上がる。一刻も早く、この場から去るべきだった。ぐずぐずしていては、他のデビルバグが集まってしまう。
しかし、俺は今居る洞窟から逃げ出す事は出来なかった。何故なら、出入り口の方から別の声が聞こえてきたからだ。
『あはっ♪ オトコのけはいだぁ!』
『やぁん! エッチなにおいがしてるぅ!』
『オトコ、オトコォォォッ!』
複数の声がして、それがだんだんと近づいてくるのを感じた。見つかれば、何匹もの魔物に搾り取られるのは明らかだった。俺は仕方なく裸のまま洞窟の奥へと逃げ込んだ。
*****
「くそっ、何でこんな目に……」
俺は悪態をつきながら、洞窟の奥へと逃げ込んでいく。
『まってぇ、イかないでぇ〜』
『おくダメぇ〜』
背後から、魔物娘達の声が近づいてくる。しかし、俺は足を止めない。何せ、魔物娘に捕まれば散々に搾り取られて命は無いというのだ。実際、魔物娘の討伐依頼を受けた者で、ほとんどの者が消息を絶っている。教団によれば、その者達は魔物娘に殺られて殉職したであろうとの事。まだ俺は死にたくない。
だから、俺はひたすら走る。もう大分逃げただろう。その目の前の視界が、ふと広がった。
「――湖?」
そこは、洞窟の奥の、地底湖とも言うべき場所であった。これでは、前に進めない。
しかし、背後からはカサカサという音が近づいている。捕まれば、終わりだ。意を決して、俺はその湖に飛び込んだ。
『ああ〜っ!』
あと一歩という所まで追いついてきたデビルバグたちが、大声をあげる。彼女らは泳げないのか、地底湖の岸辺で右往左往するのみであった。
魔物といえども、元は虫。湖に潜ったりなんかすれば溺れる。俺は火事場の馬鹿力とやらで必死に泳ぎ、長い時間をかけて対岸の岸辺に渡った。
「げほっ、げほっ……やべえ、もう動けん……」
普段の俺なら到底渡れない距離を、渡りきった。だが、必死で泳いだせいか、心も身体も休息を欲している。
既に一匹のデビルバグに犯された後、全力疾走で逃亡。そして、決死の湖渡り。湖を泳ぎきってヘトヘトになった身体は冷え切り、全く動ける気がしなかった。俺はごろんと大の字になって地面に寝転がった。デビルバグでは湖を泳ぐ事が出来ず、ここまで来ればもう安心。一旦休息を取って、また逃げ道を探そう。その時の俺はそう思い、タカをくくっていた。
しかし、その根拠の無い安堵はすぐに破られる事となった。
『まってよぉ〜』
『かってににげるの、だめぇ!』
何と、デビルバグたちは羽音を響かせて飛んできたのだ。その事実を知った俺は、絶望感に目の前が真っ暗になりそうだった。
(そういえば、コイツら飛ぶんだっけ)
もう動けなかった。俺は諦めて彼女らが飛んでくるのを黙って見ているしか無かった。
魔物娘たちは、次々と俺の近
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