『起きなさい』
「zzz」
『起きなさい、テオフィル』
「zzzzzz」
『え?あ?違う?ああ、こっちはクラウディオね・・・・名前ややこしいのよあんた等』
「ZZZZZZ」
『起きろいうとるんじゃボケェ!!』
クラウディオの顔面にパンチが叩き込まれた、鼻提灯がパーンと割れて悶絶しながら転がった
「うぶおぼえあ・・・・な、なんですか貴方は」
顔面から鼻血を流しながらクラウディオが起き上がると・・・・そこには美しいベールに包まれた
一人の女神が佇んでいた(前話のセイレーンさんではありません)
『私は貴方の持つ斧の妖精です』
「よ、妖精さんですか・・・」
『本日・・・貴方にお伝えしなければいけない事があります』
鼻血を拭いながら頭に?マークを浮かべながら妖精さんに目線を送る
「なんですか?その・・・伝えなければならない事って・・・・」
『・・・・・あなた、おっぱい好きですか?』
「すみません、言葉のキャッチボールが一方通行なんですが・・・・そりゃあ男ですから好きです」
『今、貴方の周囲には六つのおっぱいがあります』
「ありますね」
『一つは・・・最も柔らかく最も包容力があり最も癒しがあります』
「はあ」
『一つは・・・最も心地よく最も弾力があり最もオーラ力があります』
「はあ(オーラ力?)」
『一つは・・・最も美しく最も陥没し最も我侭です』
「(ああ、なんかもう誰が誰のおっぱいか容易に想像できますね、陥没してるんですか・・・)
それで・・・それがどうかしたんですか?」
『何れ貴方はこのおっぱいを揉んだり吸ったりそのビッグマグナムを挟んだりするんですよ』
「はぁ・・・・それはまあ嬉しい限りですが」
『しかし、その前に貴方は問題に直面します』
「はあ・・・・」
『貴方は・・・魔物に対して未だ強い嫌悪感を持っています・・・・いえ、その嫌悪の境界は徐々に
薄れてきています・・・・種族の壁ですよ』
「・・・・・・・・・」
『まあ、それを壁と感じるのか・・・差と感じるのかは貴方次第ですよ』
「・・・・はあ・・・」
『今一度考えてください、魔物と言うものが・・・・自らに対してどのような存在であるのかを
さすれば・・・・』
「さすれば?」
『おっぱいが貴方をエデンに導きます』
「結局おっぱいなんですか?」
妖精さんは徐々に消えて小さくなっていった・・・・どうやら消えてくれるらしい
『最後に・・・』
「まだ何かあるんですか?」
『もげろ』
そう言って妖精さんは消えていった
「もげるなぁ!!」
起き上がって目を開けると、すっかり辺りは朝になっていた・・・・どうやら夢だったようだ
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
なにやら左肩に激痛が走っている・・・・視線を横に泳がしてみると、ヴィオレットの頭がある
その大きく開いた口から垣間見える犬歯が自分の肩の肉を突きやぶり血を流している
それをヴィオレットは荒く甘い息を漏らしながら飲んでいる
結論から言うと・・・・血を吸われていた
「「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」」
(#゚Д゚)⊂彡☆三))Д゚)パーン
「・・・・・・なんや?お兄さん、寝違えたんか?」
千代が首が45度程横に捩れているクラウディオに尋ねてきた
頬には見事なモミジ(平手打ちした時に出来る手形)が落ちている
「いえ、お気遣いなく・・・・」
「ヴィオちゃんはなんや不機嫌やし・・・・ああ、下り物かいな」
<違うわよ!!
「ほななんで・・・・・はっは〜ん」
顎を撫でながらニヤニヤと笑みを浮かべる千代
「なんやなんや〜、二人だけでお楽しみっちゅうことやったんやな?うちも起こしてくれれば
手伝ってあげたのにぃ〜ん」
「いえ、違います・・・なんでか殴られてしまいまして」
「なんやそれ?なんもしてへんのかいな?」
「ええ」
「なんもされてもないの?」
ヴィオレットはクラウディオに視線を向ける
「ええ、何もされてません」
「・・・・・・・」
「せやったら何で殴ったんや?ヴィオちゃん」
「なんでも・・・・ムシャクシャしてたのよ」
「やっぱり下り物かいな」
「ちがうってんでしょ!!」
クラウディオがこの三人と出逢って1週間が過ぎようとしていた。
デイヴの後を追って西を目指す四人であるが・・・・
国境を越え、森から出て来たところで見事に迷子になっていた。
本来ならば国境を越えてそのまま西に行くとテオフィ
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