3~衆合地獄~

「今日もたっのしい地獄の調教のぉー!はじまり!はじまりー!!!」
ルンルン


「今日はやたらテンションが高いじゃないか。」

相変わらず椅子に縛り付けられたままのリーが、やたらとテンションの高いボンに対して嫌みったらしく吐き捨てるように言った。
しかし、そんなことお構い無しといった感じでボンは楽しそうに踊っていた。


「そら今日の地獄の衆合地獄っちゅーのはウチの大好きな地獄やからな!とーっておきの悪魔的な調教見せたるから覚悟しいや!」
ビシィ!!


「うわーこわいなー」(棒)


「ふん!余裕ぶってられるのも今のうちやで!この地獄は異常な性癖を発病させてしまった人間が落ちると言われている地獄なんや!」


「異常な性癖?」

リーは首を傾げた。



「せや!常人には到底理解されないような変態的な性癖のことやな!
今日は異常な性癖の数々をリーさんに教育してな!ほんでもって魔物娘にとって都合の良い変態野郎へと変えてしまうのがこの地獄や!どや?悪魔的やろ?」

凄いドヤ顔でボンはリーのことを覗き込んできた。
不意に顔が近づけられて、思わずドキッとしてしまう。


「様はお前自らが変態を教育して、変態が落ちる地獄につき落とすって訳か………なんだかとんでもないヤラセ地獄だな。」


「なんとでもいーや!ウチの悪魔的教育を受けた後、リーさんは魔物娘大好きな変態になっとるんやからな!」

そう言いながらボンは黒板にチョークでカツカツと文字を書き始めた。


(まぁ、確かに魔物娘にとって異常性癖者ってのは都合の良い存在だよな………もしかしたらこの地獄、今までの地獄のように甘く考えていたら痛い目を見るかも知れない!)
スゥーッ!

リーは深呼吸をひとつすると、突き刺すように鋭い眼光を、楽しそうにしてるボンに向かって飛ばした。


「えー!コホン!
それでは行きますよ。調教開始です。
まずその1、幼女・少女への性的思考・恋愛思想!俗に言うロリコンというやつですね!」

眼鏡をかけたボンが教科書片手に解説を始めた。







(ロリコンか……目の前にコイツがいる俺にとっては一番やっかいな内容かもしれないな……)


「一般的にこう言った性癖に目覚めてしまう要因としては
1 小さくて可愛い小動物的なものへの関心を性的な関心へと繋げてしまう場合
2 無垢で綺麗なものを壊したり汚したくなる攻撃的な思考からくる場合
3 成人女性への苦手意識から幼子に性的欲求を向けてしまう場合、等が考えられます。
1つめの理由は男女が共通して持っている小動物を可愛いと感じるような感情ですが、2つめの攻撃的な思考は男性の方が多く持っていると言われています。
更に3つめの成人女性への苦手意識と言うのも、拡大解釈をすると女性を支配したいけど成人した女性を支配することは難しい。小さい娘ならば支配しやすいという攻撃的な思考を持っていると考えることも出来ます。
総じてこう言った思考に目覚めてしまう男性に多い特徴というのは、女性への熱烈な感心と苦手意識との葛藤から、逃げるように目覚めてしまう。という場合が多いと言われていますね。」


「………………………」


「更に更に自分よりも小さな女の子と言う圧倒的にか弱い存在を犯し汚してしまうという背徳感も男性の性的興奮を刺激する要素のひとつになっていますね。
一応生物的な面から見て人間の女性は10代前半になったらば生殖能力は備わってしますが、同い年の男性ならば未だしも成人した男性の大きい身体との性的干渉は女性の身体に強い負担と精神的ダメージを負わせることになるでしょう。酷いときは死に至る事もあります。
これらの要素から人間の幼子相手なら犯罪となってしまうでしょう。」


「そ、そうだなぁ、、、」
(な、なんか思ってたのと違うな、、、こ、こんな真面目な教育をずっと受けさせられるのか?)


「しかし!それが魔物娘相手ならば!それらを満たしたまま合法的に異常性欲を満たすことが出来るのです!
幼女魔物娘の魅力には人間相手では決して叶うことのない小さな女の子と交わる事が出来るという点が特出してますね。
幼女の膣は成熟した女性の今日の膣に比べ、キツキツでさらに身体も軽いので騎上位でのピストンがやりやすいと言う点がありますね。
どうですか?味わってみたいでしょう?」


「うーん、そう言われてみると………確かに少し興味は出無くはない……は!!
いやいやいや!ダメだダメだ!!!」

リーは大慌てで首を降った。


「ちっ!」


「何て隠す気のない舌打ちなんだ!」


「そんなことないですよー!次にお勉強する異常性癖は同性愛ですね!
一般的に同性愛と目覚めてしまう要因としては〜〜〜」


(また長い話を聞かされるのか………
でも、コイツの話…
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