スペードの2

「これこそ私の待ち望んでいたミッションだ!」

手を空に伸ばしながら男は大きくガッツポーズをした。
男の名前は「ジェム」といって、歳は40近いがそこそこ若い見た目をしたダンディな中年の男だ。
この不思議の国に連れてこられる前は高利貸しの仕事をしていた男だ。がめつい守銭家としても有名であり、贅沢な暮らしや派手な遊びは別に好きでは無かった。
だがお金は大好きだった。お金を稼ぐことは大好きだった。そんな男だった。


「くふふっ!このゲームは本当に良いゲームだな!短時間で夢のような大金を稼がせてくれるとは!誰だか知らんがこの国に連れ拐ってくれてありがとう!俺は金をつかむぞ!それも目も眩むような大金だ!」

意気揚々と男は歩き出した。
その態度はどんな逃亡者よりも威勢の良いものだっただろう。


(私には秘策が2つある!
私は1stミッションをクリアしたときの景品として貰ったこのバイヴ!これを使えば私はたとえ魔物娘が相手であろうとバトルファックでは優位にたつことができる!)

ピンク色の男性器を模した大人のおもちゃを握りしめてディムは考えた。


(そして、早速私はこのミッションの抜け穴を見つけたのだ!
それは回数だ!このミッションには回数の制限がない!つまりだ!最弱である2の数字のトランプ娘を狙ってバトルファックを行うのだ!
そのトランプ娘とのバトルファックに勝利したら賞金が2倍になる!
もう1回勝てばさらに賞金は倍になり4倍に
さらにさらにもう1回勝てばさらに倍になり8倍に
さらにさらにさらにもう1回勝てばまたまた倍の16倍に跳ね上がると言うことだ!
付け加えて、このミッションにはもしバトルファックに勝てなくてもゲームに失格するとはかかれていない!つまり負けても別に良いと言うわけだ!
まさに夢のようなボーナスミッションだな!くっくっく!
さぁ!さぁ!どこにある!?2のトランプ娘!私がバトルファックしてやろう!)


男は足元に散らばるトランプをワクワクしながら見渡した。
一見するとどこにでもあるような普通のトランプだが、どこか禍々しくどこか見ているだけで官能的な気分になってしまう、そんな不思議で不気味なトランプを眺めながら歩いた。


「見つけたぞ!最弱の2のカードだ!」

不安や恐怖ではなく期待に高鳴る鼓動を深呼吸して落ち着けて、男は足元に落ちているスペードの2のトランプを手に取った。


「さあ!出てこい!トランプに住む魔物娘よ!私がバトルファックの相手だ!」

男は大声でカードに語りかけた。


ムクリッ
#8252;ニュルリッ
#8252;
「はっ
#9829;ははっ
#9829;男だっ!男だぁっ
#9829;」

するとジェムの呼び掛けに答えるかのように、トランプの中から兵士のような格好をした女性が飛び出してきた。

綺麗な薄青いショートカットの髪にどこかきりっとした凛々しさを感じさせながらもだらしなく緩ませた笑顔、絞まるところはきゅっと絞まっていて、尚且つ女性らしい所はぼんっとしっかり強調された抜群のスタイル。
この不思議の国で見かけてきた他の魔物娘に比べると随分人間らしい見た目をしているが、そのどこか妖しく桁外れの美貌が人間ではなく魔物娘であることを暗に示唆していた。

不思議の国のトランプに住まう兵士、トランプ娘の「トランパート」だ。


「はぁっ
#9829;お前がっ、、、オレのっ
#9829;バトルファックの相手か!?はっ
#9829;はっ
#9829;はっ
#9829;」

「ああ!私がキミとのバトルファックを希望する男だ。ジェムと言うんだ。よろしくお願いするよ。トランプのお嬢さん。」

私は中年らしく落ち着いた物腰で自己紹介をする。大きな勝負をするときほど慌てず冷静に、それが私のモットーだからだ。

しかしこのトランプ娘はどうも少し粗暴なようだ。魔物と言えど女性であることに変わりは無いのだから一人称を「オレ」にしたり、人の事を「お前」と呼ぶのは私はどうかと思う。

しかし何か違和感を感じる。このトランプ娘をどこかで見たことある気がするのだ。

ジェムがそんな違和感を感じてほんの少しだけ考えに更けていると、、、


「じゃあ早速セックスしようぜ!」
バッ!

トランプ娘はそう言うと、飛びかかってジェムの事を押し倒した。そして強引にズボンとパンツを引きずり下ろし、ぺニスを引きずり出した。


「ん〜
#9829;チンポ
#9829;チンポ
#9829;早くっ!早くセックスしようぜ
#9829;」

露になったぺニスをみて更に興奮したトランプ娘は、ジェムに馬乗りになったまま自らの服もはだけさせ、形の良くて大きい胸と、既に溢れ出る蜜でトロトロぐしょぐしょに濡れそぼっている秘部を見せつけた。
トランプ娘が誘うように
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