ちゅんちゅん
「いやー!爽やかな朝だな!さーてと!今日も1日がんばるぞい!」
飼育係の朝は早い。(毎日4時起き)
朝は彼女たちの餌の用意と産んだ卵の収穫、そして何より性欲旺盛な彼女たちは一晩でハーピィ娘の未成熟で幼い身体を火照らせてしまう。
飼育係にはそんな彼女たちの欲望を満たしてあげるという崇高で重大な使命があるのだ!彼女たちが俺を求める限り俺はどこにいようと飛んでいくのだ!
それが飼育係!それが俺様だ!
バリーーーン!!!
「!!?」
そんな中突然に俺の部屋の窓が割れたと思ったら、そこにいたのは暗黒のように真っ黒な漆黒の翼を持った美しいハーピィ娘たち3人だった。
ハーピィ属にしては身体は大きめ、しかし引き締まったボディラインやすらりとしなやかな四肢はハーピィらしい軽くて飛び回りやすい身体を想像させる。
鮮血のような赤い目はとても美しく妖しく輝き、見つめるだけで男を虜にしてしまう残忍なサキュバスの様な魔力を秘めている。
何よりその艶やかで美しい黒い羽、彼女たちを象徴する漆黒の翼は黒一色にも関わらず鮮やかに輝いており、それに思わず魅了されてしまいそうになってしまう。
さらに彼女たちが大胆に露出させている真っ白な肌がその黒い羽毛と合わさってまるで混沌と神聖が混ぜ合わさった神秘的な美しさを醸し出している。
妖しくどこか破滅的な魅力、それが彼女たちにはあった。
「、、、な、なんだ!?、、、誰だ君たちは?この牧場のハーピィじゃないな。なんで、窓ガラスを突き破って俺の部屋に突入してきたんだ?」
俺は警戒しつつそう訪ねた。
「はぁ、、、あんたがこの牧場の飼育係だね。フフッ、、、悪いけどあたいたち、漆黒羽の盗賊団(ブラック・ウィング・ハーピィズ)と一緒に来てもらうよ!」
バコッ
#8252;
「フグッ!!、、、」
そう言うと黒いハーピィは俺の腹部に強力な蹴りを一撃を加える。不意の蹴りを受けた俺は意識を失う、、、
「い、痛い、、、」
事は無く、唐突に加えられた激痛に苦しみ悶えた。
「、、、あれれー?おかしいなぁ、、、ここでこうやって気絶するハズなのになぁ、、、おりゃ!おりゃ!おりゃ!」
ゲシッ
#8252;ドガッ
#8252;ベキッ
#8252;
「痛!痛い痛い!!」
スラリとしなやかで綺麗な人間の太股と、美しくも勇ましい鳥の足が合わさったハーピィの脚から放たれる蹴りを、ゲシゲシ!ゲシゲシ!と何発も何発も貰ってしまう。
、、、だが、ただ乱暴に蹴られただけで人間が気絶する訳もなく、俺はただただ痛みに耐えていた。むしろ美しい脚で美しい彼女に蹴ってもらえることになぜか嬉しさすら感じ始めていた、、、
「、、、ヴィヴィアン、あれを持ってきな!」
「は〜い!ナボール様!!」
「、、、締まらないですね、」
「ルージュ!五月蝿いよ!」
ナボールと呼ばれたハーピィは俺のことを一頻り蹴り続けた後で、3人の黒い羽のハーピィをよびつけそんなことを相談し始めた。
そしてヴィヴィアンと呼ばれたハーピィが、何やら袋を取り出してその中に入っている何かの粉を部屋中に撒き散らした。
「くらえーーー!!」
バフッ!バフッ!
「うっ、なんだこれ、、、、、うぅ、、、」
振り撒かれた粉を吸い込んだ瞬間、俺の体は急激な倦怠感と疲労感におそわれた。頭も靄がかかったかのようにぼーっなりハッキリと物事が考えられなくなる。
もっと伝わりやすく言うと、、、めっちゃ眠い。
「ワッハッハッハ!これはネボケダケから作った特殊な睡眠薬なのよ〜!しかも、ふわぁ〜ワーシープ娘の毛を、細かくしたものも、ま、混ぜんこんで、、、格段に、、、、効果が、あっぷぅ、、、ふわぁ〜
すぅ、すぅ、、、」
何故か俺よりも先にヴィヴィアンと呼ばれたハーピィが眠ってしまった。
そして程なく俺の意識も闇の中に溶けていった。
「、、、さあ!連れてくよ!」
「、、、締まらないですね、」
〜その後しばらくして〜
「くぉら!イーゴ!奴隷の分際で仕事サボるとはいい度胸だーよ!!!しかもまた経費でコスプレ衣装買いやがったな!!!タダ働きの期間延長だーよ!コノヤロー!!!
、、、な、なんだーよ!?これはなんだーよ!?この黒い羽、、、もしかして、またあいつらブラックハーピィ共の仕業か!これは大変だーよ!」
「、、、はっ!?ここは!?」
深い眠りからようやく意識を取り戻し落ち着いて辺りを見渡すと、そこはどうやら俺を連れ去った黒いハーピィたちの巣の様だった。
どうやら彼女たちに連れ拐われてしまった俺は、そのまま牧場から連れ出され彼女たちの巣へと運ばれていたようだ。
ガチャンッ!
「、、、これは、手
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