ワカメは俺の着ていたシャツをたくし上げて、身体を滑り込ませて俺の身体に密着させてきた。
頬を俺の胸にこすり付けすりすりしてくる。
腕を俺の背中に回して抱きしめてくる。
薄い胸を俺の腹に押し当ててくる。
「
#9829;」
「あ、、、おいっ!」
ベッドに寝っぱなして火照った俺の身体には、ワカメのひんやりとしてぬめぬめした体が気持ちよかった。
それに引き離そうとしてもワカメの身体はぬめぬめでうまく掴むことが出来ない。
魔物娘に、それも裸同然の年端もいかない幼女に体をこすり付けられて俺の男としての本能は反射的に反応してしまう。
「あ、、、こらっ!離せっ!」
何とかワカメを払いのけようとするが、
「これこれ、さっきも言ったがワカメはお前さんの命の恩人みたいなもんじゃぞ?少しくらいなら恩返ししてもええじゃろ。」
じーさんはそれを諭してくる。
「なっ、、、さっきから、ふざけるなっ!」
俺は思わず声を上げる。
今度はワカメとじーさんの二人がキョトンとする。
「そもそもお前ら魔物娘が来なければ、、、こんなことにならなかったんだぞっ!もとはといえばお前らが原因なんだぞっ!なにが命の恩人だっ!」
二人は何も言わず俺の話を聞いていた。
少しの静寂の後、俺は少しだけ罪悪感に襲われる。
俺がこうなった直接の原因は魔物娘にあれど、俺たちにもないわけではない。ましてやこのワカメやじーさんが直接俺の街を襲いに来たわけではない。
そんなのことを考えてしまい、俺はいたたまれない気持ちになってしまった。
「、、、、、」
ぎゅ
「!!」
ワカメはより強く俺のことを抱きしめてきた。
そして
「そうだよね、、、ごめんなさい、、、」
と呟いた。
「、、、すまない、感情的になった、、、」
俺も申し訳なくなり、ワカメに向かって呟いた。
「過程はどうであれ、お前さんを助けたのはワカメじゃ。
それにここに来なければお前さんはほかの魔物娘にもっとひどい目に遭わされていたかもしれないんじゃ。
どっちにしろお前さんを助けたのはワカメじゃよ。」
じーさんは静かに俺に向かって語りかけた。
言い方は落ち着いたものだったが、その言葉には確かな迫力と威圧感とがあった。
俺は考えさせられた。
ワカメは確かに俺の事を助けてくれたんだ。
それも、また紛れもない事実だ。
だが、、、俺はどうしたら良い?
俺の街を襲ったのも間違いなく魔物娘だ、、、
色んな事が俺の中でごちゃごちゃになる。
ほんのわずかだが永遠とも思える沈黙の時間がこの部屋に流れる。
その沈黙を破ったのは
ぺろっ
「!!なっ」
水音だった。
ワカメが発した水音だった。
ワカメが、、、顔を俺の胸に埋もらせていたワカメが、俺の乳首を舐め出した。
その水音が静かな部屋の中に響きわたった。
「なっ、、、何をワカメっ!なにしてるっ!」
行きなりのことに混乱する俺に、ワカメは言った。
「あたちは、、、いまはちっちゃくても!まものむすめなの!
だから、、、だからあなたのことを!エヴァンのことをきもちよくちて、ほねぬきにちて、メロメロにちて、、、
さっきみたいなこと、いえなくちてあげる!
あたちのとりこにちてあげる!」
「!!」
その目は先程までの純粋な少女の目ではなく、魔物娘の鋭い目に変化していた。
魔物娘が男を捕らえて、誘惑し、犯してしまう時の、妖艶で残忍な目に変化していた。
同時にワカメの身体の海藻が妖しく蠢いた。
そして
「おわっ!」
「ふふっ♪」
海藻が俺の身体に巻き付いて俺の身体の自由を奪った。
ワカメを引き離せないと言うレベルではない。
身動きが取れないくらいまで拘束されてしまった。
「ほほぉ、、、なかなか強かじゃなぁ
まぁ邪魔物は退散するかの。後はワカメが煮るなり出汁をとるなり隙にせんかい。」
そういってじーさんは部屋から出ていく。
残されたのは俺とワカメの二人のみとなった。
「わ、ワカメ、、、」
「エヴァン、、、ん、」
チュゥウウ
グチュッグチュグチュ
ワカメは身体を密着させたまま、唇を重ね合わせキスをする。
少女とは思えないくらい凄くエッチなキス、魔物娘らしい男を落とす為のキス、フロウケルプらしい粘液まみれのぬるぬるなキスだ。
ワカメは舌を俺の口の中でこれでもかというくらいに暴れさせた。
舌と舌を絡ませて、歯を一本一本舐めていって、ときに強く吸い付いてきて、俺の唾液をすいとるようにキスをしてきた。
すごい
すごいエロい
すごい気持ちいい
ワカメとのキスはそれだけではなかった。
快楽の中に信じられないくらいの安心感と安らぎも感じられる。
まるで母親
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