地下牢獄延長戦

サルバリシオン地下牢獄


ハジメとイレイヴの活躍によってポーラ救出のミッションがクリアされてから、さらに数分後…………

ひとりの男が地下牢獄へと入り込んでいた。


「………………よし!案の定誰もいないな!
へっへ!まさかミッションが終わった後のこんな場所にまだ逃走者がいるなんて思わないだろうな!ん〜!まさに逆転の発想!盲点!!
ん〜!やっぱ僕って頭良いなぁ!!」

男の名はトエルと言った。
トエルは大きく伸びをして、酔いしれながら自画自賛の言葉を口にした。


「よーし!後はこのままここでゲーム終了まで大人しくしているだけだな!
のんびり待つかぁ〜!」

トエルがアクビをしながら、そう言った直後だった。


「ゆけ!我が愛娘たちよ!奴を捕らえよ!」
バビュンッ!

「え?うわっ!うわぁぁぁぁ!!!」

トエルの四肢を、魔物娘たちが取り押さえた。

その魔物娘たちは、身体つきは幼く人間で10歳ほど、そして青い身体をしていて、その身体はまるで炎のように揺らめいていた。いや、炎のようにではなくまるで炎そのものだった。
青い炎の身体をした、狐のような魔物娘たちだった。


「ふむ、件のミッションが終わってしもうたからもう誰も現れんじゃろうと思うとったのじゃが…………念のためここに残っておいて正解だったようじゃのぅ」

炎の身体の魔物娘を束ねている魔物娘がカツンッカツンッと足音をたてながら近づいてきた。


「くっ!?なんだお前は!?」

「ウチの名は今宵、種族は稲荷でのぅ。ジパングという遠い国からきたものじゃ。
そしてお主に抱きついておるのはウチの可愛い愛娘の狐火たちじゃ
優しくしてやってのぅ
#9829;
#65039;」

今宵と名乗った魔物娘はそう言ってニヤリと微笑んだ。

見たことのない長い布をいくつも重ね着た独特の服装
額のところで横一線に切り揃えた前髪と艶のある真っ黒な長い髪
半開きにした鋭い目
特に目を引くのが、腰から9本生えた狐のようにモフモフした黒くて長い尻尾

そんな全体的に黒い狐を連想させる魔物娘が、カンッ!カンッ!っと下駄の音をたてながら現れた。


「くっ!?今宵だとっ!?ってか離れろよ!お前ら!いい加減!!」

トエルはバタバタと四肢を降って狐火たちを振りほどこうとした。しかしヒシっとしがみついた狐火たちが離れることはなかった。


「まぁ安心せい。ウチらはハンターではないのでのぅ
ウチや娘たちがお主を逆姦するようなことはないぞ
逆姦はな……………
#9829;
#65039;」

そう言うと稲荷と名乗った魔物娘は無邪気にニヤリと笑った





ゾクッ!
「な、何をする気だ!?」

「ほれ!娘たちよ!ソナタらの武器を見せてやれ!」

「はい
#9829;
#65039;お母様
#9829;
#65039;」

狐火たちは自身のモフモフした尻尾を手で掴んで前に突き出した。
そして……


「そーれ
#9829;
#65039;こちょこちょこちょ〜
#9829;
#65039;」

「こちょこちょこちょこちょこちょ
#9829;
#65039;」

脇や腹や足の裏を尻尾を使ってくすぐり始めた。


「あ!あがっ!うわっ!あ!あははははっ!うわっ!わはははは!!
お!おい!お前ら!逆姦しないって言ってただろ!こ、これはもうわはははは!!逆姦だろ!!
あ!あはは!!」

トエルが笑いながら叫んだ。


「はて?なんのことじゃ?なにもイヤらしい事などしとらんじゃろ?尻尾でくすぐっていることのなにが逆姦なのだ?
オヌシはくすぐられてイヤらしく感じてしまう変態なのかのぅ?くくくっ!!」

白々しく今宵が答えた。


「こちょこちょこちょ
#9829;
#65039;」

「こちょこちょこちょ
#9829;
#65039;」

「あはっ!わははっ!ぐっ!くそっ!あっ!ははっ!あははははっ!や、やめっ!わははは!!」

「はーい!みんな言ったんやめ!」

くすぐりがしばらくの間続いた後、狐火たちのうちのひとりがそう言って皆が手を、いや尻尾を止めた。


「あがっ!ああ………………」

「えへへへ
#9829;
#65039;お兄様
#9829;
#65039;どうだった
#9829;
#65039;私たちの自慢の尻尾
#9829;
#65039;」

「くすぐったかった
#9829;
#65039;こちょばしかった
#9829;
#65039;もしかして気持ちよかった
#9829;
#65039;」

「お兄様
#9829;
#65039;今度はぁチンチンくすぐってあげましょうか
#9829;
#65039;」

「な!?」

不意に狐火たちからかけられたその誘惑の言葉に、トエルのペニスはピクッと反応した。

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