ガツーン、ガツーン、シュー…
ここはドワーフの工房。
見習いドワーフがせっせと魔石炭(高い魔力を宿した石炭、スゴく良く燃える)を運び、親方クラスのドワーフが鉄を打つ。
???「よし、出来たよ!これが…」
…
……
………
雨季の山道を歩く亭拉達三人(シルクは亭拉に巻き付いている)は山道の脇にある土の山に小さな足を発見する。
テイラ「火曜サスペンス?」
スエード「いやいや、言葉の意味は良くわからないがとにかく助けないと!」
腰までしっかり埋まっている。
亭拉はその足を片手で掴み軽々と引っこ抜く。
テイラ「女の子?」
それはもう幼女と言って良い程の小さな女の子であった。
…
……
………
???「いや〜、恥ずかしい所を見られちゃぅたねぇ。」
体のサイズと比べて不釣り合いな程に豪快に笑う幼女。
スエード「確かに履いて無かったしな。」
テイラ「いやいや、そういう意味じゃ無いだろう!」
呆れたスエードの一言に思わずツッコミを入れてしまう。
シルク「わ、私だって履いてませんよ!」
テイラ「いったい何と張り合ってんだ!?」
なぜか頬を赤くして答えるシルクにも思わずツッコミを入れる。
???「ハッハッハッ!面白い子達だねぇ、アタシは仕事柄直ぐに汗だくになるから下着は基本的に付けないんだよ。」
テイラ「仕事柄?てっきり迷子だとばかり思ってたんだが?」
どうやらこの幼女はただの幼女では無いらしい。
???「アタシの名は『ぺプラム』ってんだ、『ドワーフ』って言ったらわかるかい?」
知識検索(簡易版)
『ドワーフ』
剛力幼女
主に鍛冶屋か彫金師
エルフと仲が悪い
ドワーフ「何はともあれ助けてくれた礼がしたい、家に寄ってきな!」
そんなわけでドワーフの工房へ半ば強制的に連れていかれる亭拉達。
テイラ「わかったからケツをバシバシ叩くな!」
ケツドラムをされながら。
…
……
………
シルク「あ、暑いですね…」
工房の中は溶鉱炉の熱気やボイラーの蒸気でムシムシしているが、ぺプラムの私室はなんだか良くわからない原理のランプで明るく思ったより散らかってない。
ぺプラム「いやー、作業に根を詰めすぎちゃって気分転換に外に出たら足元が崩れちゃってね、危うく生き埋めになるとこだったよ。」
それはひょっとしてギャグで言ってるのか?
ぺプラム「アタシはシャワーを浴びてくるからその辺で適当に寛いでてくんな、覗くなよぉ〜♪」
テイラ「覗くわけシルク「絶対に覗きません!」ない…だろ。」
半目でニヤニヤしながらシャワー室に消えていくぺプラムに何故かシルクがムキになって答えていた。
スエード「テイラ、この椅子鉄製のようだが…座っても焼き蜥蜴になったりしないよな?」
スエードの方は今まで出会った事の無い状況にオロオロしている。
亭拉はそんな状況を一切無視して魔導コンロでお湯を沸かしコーヒーと紅茶の準備を始める。
…
……
………
ぺプラム「ところで、兄ちゃんの腰につけてるそれはなんだい?」
亭拉の煎れたコーヒーを飲みながら折り畳まれた軍用スコップを指差すぺプラム。
亭拉「これか?これは軍用スコップ、剣にも盾にもフライパンにもなる便利なスコップだ。」
一切無駄の無い素早い動きで軍用スコップを組み立てクルリと回すとグリップを前にしてぺプラムに渡す。
ぺプラム「へぇ〜、見た事無い道具だなぁ…材質はオリハルコンかい!?」
スコップをくるくる回したり臭いを嗅いだりコツコツ叩いたりしていたぺプラムは材料に気が付いた瞬間驚きの表情を見せた。
ぺプラム「面白いねぇ、でもこれだけで旅をするのは頼りなくないかい?」
細部までしっかり調べ終わった軍用スコップをクルリと回して亭拉に返すと、
ぺプラム「面白い物見せてもらったのと旨いコーヒーと助けてもらった礼だ、アタシが何か作ってやるよ。」
ニッカリと笑って無い胸を叩き、亭拉達を工房に案内する。
…
……
………
ぺプラム「じゃあどんなのを作ろうか?」
体の大きさに不釣り合いな巨大なハンマーを担ぎ、金床に腰かける。
シルク「テイラ様、武器と言うことは…」
心配そうに訪ねるシルクに亭拉は微笑みながら頭を撫でてやる。
テイラ「まずジャンルとしては大剣だn 「そうだ!長いリーチと威力を兼ね備えた大剣こそ至高の武器だ、テイラもその事に気付くとは」 ちょっと黙っててくれ。」
大剣について熱く語り始めたスエードをたしなめ、(´・ω・`)となったスエードをスルーして話を続ける。
テイラ「刃の断面が細長い六角形の大剣で鍔の部分を反り返らせて肩に担ぎ易い様にしてくれ、柄の部分はローレット加工かチェッカリングにして滑らないように…」
ぺプラム「ちょ、ちょっと待ってくれ、そんなに色々言われても訳がわからん、それにローレ
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