-教団(組織・人間)-
神族の「主神」と呼ばれる存在を信仰する団体。
その勢力は一部を除く世界に広がっており、人間達の世界の常識や文化の根幹に根ざしている。
その教義は人としての正しい生き方を説いており、快楽やその他の欲望に溺れる事無く、高潔に生きる事こそが美徳とされている。
そのため、快楽に溺れ、人間を堕落させる魔物に対しての敵対心は強く、
「魔物は悪である」とされ、多くの教会では魔物の真実を隠し、「魔物は人を殺し、喰らう」と人間達に広めている。
また、魔物を敵視する理由はそれだけではなく、人間と魔物から産まれる子は必ず魔物になってしまうため、それによって人間が減ってしまうという事に対する危機感も理由のひとつである。
稀に「エンジェル」等の下位神族が現れ、神の言葉を伝えたり、共に魔物達への攻撃を行ったりする。
魔物達や魔物達を愛するものの立場から見ると、まるで悪の親玉のように感じられるが、構成員の多くが、教義の通りに人間として立派な生き方をしている神父や、正義感を持つ聖騎士、慈愛の心を持ったシスター等である。
また、ほとんどの人間は「主神」を信仰しているが、一部、別の神を信仰する別の宗教団体もひっそりと存在すると言われている。
-勇者(役職・人間)-
教団によって任命された、魔王を討つ使命を持った人間の戦士。
「主神」によって力を与えられており、普通の人間と比べて非常に高い戦闘能力を持つ。
その多くが魔物に魅了され、魔物と生きる道を選んでしまうためか、
これまで多くの勇者が仲間と共に旅立ったが、無事に戻ったものはほとんど居ないという。
-魔王軍(組織・魔物)-
魔界に居を構える魔王城を根城とする魔王とその部下達。
魔王がサキュバスであるためか、サキュバス種が魔王軍の中核を担っている。
そのほかにも様々な種族の魔物が魔王軍に所属しており、魔界以外の世界各地に住む地方の魔物達も大体は魔王の部下である。
また、魔王の部下は魔物だけでは無く、魔物に魅了された人間達も含まれる。
勇者や教団の騎士団、神族達に頻繁に攻め入られているが、攻め入られるたびに男性は魅了し、女性は魔物に変えてしまうため、戦力には余力があるどころか、日に日に増え続けているらしい。
欲望に忠実で奔放な魔物達らしく、軍内の規律は非常に緩いとされている。
-魔王(人物・魔物)-
魔王。現在魔物達を治めるのは神にも匹敵する非常に強い力を持った、サキュバスの一種である。人間(インキュバス)の夫を持つ。
人間を愛し、現在の夫との出会いで、人間と魔物を一つに統合する野望(「世界の基本・成り立ちについて」参照)を持つ事になった。
その膨大な魔力はこの世界の法則を維持するために使われており、日夜、自らの魔力を増強するために努力を行っている。
サキュバスであるため、もちろんその手段は夫と交わる事である。
夫を強く愛しているが、素直になれないフシがあり、夫と言い争う姿に部下はヒヤヒヤさせられているという。
夫婦喧嘩で世界がヤバイ。
-魔王の夫(人物・人間)-
魔王の夫。魔王の手により現在はインキュバスとなっている。
元は魔王を倒しに来た勇者の一人であった。
丁度、旧魔王が現魔王へと代替わりする際の勇者であり、争い続ける人間と魔物の関係に疑問を抱き、現在の魔王と出会い共に人間と魔物を一つに統合する野望を持つ事になった。
神に匹敵する非常に強い力を持ち、彼の保有する「精」もそれに見合った魔力を有している。
それを魔王に与える事により現在の世界の維持を行えている。
妻を強く愛しているが、正義感が強く頑固な面があり、妻と言い争う姿に部下はヒヤヒヤさせられているという。
夫婦喧嘩で世界がヤバイ。
-魔王軍・騎士団(組織・魔物)-
魔王軍に所属する騎士団。
「デュラハン」等の武術に長けた魔物達が多く所属する。
魔界に攻め込んできた教団や神族の部隊を迎撃する役目を持つ。
「デュラハン」等は魔王への忠誠心を持つが、所属する魔物のほとんどが、魔王への忠誠ではなく「戦闘で捕獲した捕虜の男性は捕らえたものの好きにしてよい」とされているために戦っているという。
そのため、夫を得た途端に一線を退こうとするものも多く、人員の入れ替わりは非常に早いらしい。
-魔王軍・勇者部隊(組織・魔物)-
魔王軍に存在する、魔物の手により魅了され、堕落した勇者達による部隊。
何故か勇者達は女連れで魔王城へ来るものが多く、勇者のパートナーの女性もサキュバスとなって、共にこの部隊に所属している。
元が勇者だけあり、非常に強力な部隊ではあるが、元勇者達はいわゆるヒロイン達と交わる事に忙しいらしく、余程の自体でない限りは、この部隊があまり動く事は無いとされている。
-サバト(組織・魔物)-
魔王軍幹部で
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