-世界の基本-
人間、魔物、神族や、エルフ、妖精など様々な種族が住まい、
剣と魔法の力によって支配される世界である。
人間や魔物も含め、すべての生き物は神族が生み出したものであるとされている。
(一般には知られておらず、人間達は魔物以外は神が創ったものであり、魔物は魔王が産み出した神と対立する存在だと思っている)
-魔物達の基本(現在の状況)-
魔物達は基本的に人間の女性のような姿をしており、例外を除き、ほぼすべてがメスであり、オスの個体は確認されていない。
多くの魔物が人間の男性に襲いかかり、性交を行おうとする習性を持つ。
魔物達は人間の男性と交わる事で子を作り、その間に産まれた子は基本的に、すべて魔物であるという。
-世界の成り立ち-
昔から魔物達が、現在のような「魔物娘」であったわけではなく、はるか昔、魔物達は獣のようなものから醜い姿をした異形のものまで多種多様な姿をした怪物であり、人間たちと常に世界の覇権を巡り、争い、殺しあう存在であった。
だが、当時魔界を支配していた魔王(以降、旧魔王)に代わり、サキュバス種である、新たなる魔王(新魔王)に世代交代した事で、すべての魔物達にも変化が現れた。これによりすべての魔物達は「魔物達の基本」の通り、全てが「魔物娘」へと変わっていった。
-魔王の計画-
「世界の基本」にある通り、魔物は神族が生み出したものであり、魔王は神と魔物の中継地点にあたる存在である。
旧魔王時代の魔物は「魔物は人間と対立し、人間を襲って喰らう。食物連鎖の上位の存在」であり、これは神が定めた魔物の「設定」であるといえる。
新魔王による計画は、この「設定」に上記の「魔物娘」の「設定」を上書きし、「人類と魔物を1つの種族に統合」してしまう事である。
(統合された人類において、人類はオスにあたり、魔物はメスにあたる)
だが、神の定めた「設定」の力は強く、魔物が魔物娘となった現在も完全に上書きする事はできなかった。
その結果、「魔物は人間を襲う」「魔物は人間よりも生物的に上位の存在」
という設定が残ってしまい、魔物娘となった今も、人間を性的な意味で襲い、人間と魔物娘から産まれる子供はすべて魔物娘になってしまうという問題点が残ってしまったのである。
今だに神の力と魔王の力はせめぎあっており、いつ均衡が崩れてもおかしくない状況である。
現在の魔王が滅びれば、すぐさま魔物娘は旧魔王時代の「魔物」に逆戻りしてしまう事だろう。
だが、魔王側の力は、魔王が力を蓄えるたび、魔物の数が増えるたび、魔界が広がるたびに強くなっており、このまま魔王の力が増幅し続ければ、やがては魔物娘の「設定」を完全に上書きし、この設定で安定させ、定着させる事ができるだろう。
-現在の人間と魔物の関係-
人間達の社会は、神族の教えに基づき活動を行う「教会」に支配されており、
その教えでは、魔物は悪とされているため、魔物に敵対心を抱く人間達は多い。
旧魔王時代ほどではないものの、全体から見た多くの人間達と魔物達との関係は、一部を除きあまり良好とは言えず(人間側の一方的な敵対)、教会主導による魔界の侵攻等も度々行われているという。
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