作戦開始前日

俺は3日後に迫る佐羽都街とメンセマトの戦いにおいて、
2つの街を戦争状態に突入させない為の布石を揃えていた。

佐羽都街を駆け回り、
色々と布石を仕込み、必要な道具を買い、
アオイに俺の策の「最後の一手」を頼んだ……その日の夜。

昼の間一通りやる事を終えた男女が、夜に2人きり。
新魔物領でそんな状況が出来上がれば、やる事は1つ。
……既に他の部屋からは男女の嬌声らしき声が聞こえてきている。

お陰で俺もすっかり「その気」になり、アオイを誘おうとしたのだが。

「……あの」

「ん?」

アオイが少し申し訳無さそうに、こんな事を切り出した。

「私と交わって頂けるのは嬉しいのですが、
完全に『いんきゅばす』になってしまえば、貴方の特異体質が……」

俺は以前アオイが「いんきゅばす」の単語を出した時に、
反射的に彼女を突き飛ばしてしまった事がある。
その時そうしたのは一応、俺が俺なりに彼女を思ったが故の行動なのだが。
アオイさんに対しての配慮が足りていなかったせいで、彼女に誤解を与えてしまった。

その件については彼女と既に和解していたのだが、一応心配してくれたようだ。

「ああ、それなら大丈夫だよ。
俺は今回、特異体質を能動的に使うつもりは無いから」

「そうなのですか?」

「向こうは俺がそういう体質だって知っている可能性が高いからね」

敵の黒幕は、俺が特異体質を持っていると分かってこの世界に召喚した可能性が高い。
であれば、相手に手の内を知られている手段を頼りにするのはあまり良くないと思う。

「けど、今の時点で『インキュバス』になっちゃうのはマズイな。
メンセマトの騎士さん達が俺の話を全く聞いてくれなくなっちゃう可能性がある」

俺がちゃんと自分の意思で佐羽都街の味方についたと話せば、
メンセマトの騎士さん達も「人間の喋っている事」として聞いてくれるだろう。
……というか、彼等にどうやって「そうさせる」かの検討はだいだいついている。

しかし、俺が完全にアオイ達と同じ魔物である「インキュバス」となってしまえば、
騎士さん達の俺に対する扱いが「敵」でしかなくなってしまうだろう。
「魔物は敵である」というのが彼等の大義名分なのだから。
そして、俺達が向こうの大義名分を「間違い」だと証明するまでは、
いきなり敵扱いされるような事をするのはマズイのだ。

「メンセマトの騎士さん達が魔物への敵意を捨ててくれるまでは、
俺は、インキュバスにはなれない」

「仕方ありませんね」

……本当は、もっとアオイとイチャイチャしたいんだが。
ちくしょう。

「ふふ……ご安心を。
私は程々の交わりでも貴方を退屈させたりはしません」

アオイが後ろを向いて床に手を付き、腰を高く上げる。
彼女の局部には、下着が付けられていなかった。
何時も通りの戦小束で、なおかつ下着だけ履いていないのが、かえって俺を興奮させる。

股間が張り詰めて、服を着ているのが煩わしい。
俺は下半身の服を脱ぎ捨て、改めてアオイの局部をまじまじと見る。

あられもなく、美しく淫らな下半身を俺だけに晒す愛しきクノイチ。
大きく、だが確かに締まりのある健康的なヒップ。
ヒクヒクと俺を誘う可愛げな菊座。
準備万端と言わんばかりに濡れているオマンコ。
それら全てが、俺を誘惑する。

すっかり理性の糸が切れた俺は、
アオイを組み伏せるようにして濡れた女陰に暴れる一物を突き入れる。

「う……くっ!」

「はうっ……あはあああああぁ
#10084;」

自分の一物をアオイさんの膣に挿入する。
この瞬間に味わえる至上の快楽は、
この先何度味わっても慣れる事は無いだろう。

でも、いつもとちょっと違う……?

ああ、そうか。
そういえば、後ろからアオイに入れるのは初めてだな。
こりゃ、今夜は退屈しないな……!!

「アオイ、もっとガンガン行って良い?」

「はいい
#10084;
もっと、突いてぇ
#10084;」

バフォメットさんの館の中に響く淫らな合唱に、俺とアオイも加わった。
そして、理性を取り戻した時にはもう次の朝である。





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俺は、サイクロプスさんの鍛冶屋へまた向かっていた。
おととい注文した「脇差し」を受け取る為である。
そして、俺は彼女から完成品を受け取った。

「……こんな感じで、どう?」

「おお……これは凄い!!」

俺が脇差しの設計図に描いた『トリック』が完全に再現されている。
注文してからわずか2日足らずで、こちらの要求を完全に満たすクオリティ。
正直、出来の良さがこちらの想像以上である。

脇差しを鞘から抜いて暫く眺めていると、
太陽の光を受けて、脇差しの切先部分がギラリと光
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