・・・おれは未だに信じられなかった。
だってさ、だってさぁぁ!?
スズとの記憶・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いつもどおりに白蛇のサクラの体を洗い終わって昼休憩に入り椅子に座って『いちゃ○ちゃパラダイス〜禁断の愛編〜』を読んでると・・・
「みぃ〜」(チリリン)
「お? どうしたスズ? ・・・またヒザ上かい?」
「みっ!!」(フワッ・・・チリンッ)
まるで「其の通り!!」といわんばかりに元気に鳴きヒザ上に着地するスズ。
「・・・・ピィィーーー!!ピィィーーーーッ!!!(怒 」(ガシャンガシャン!!)
・・・隣の部屋の鳥籠からインコのメイプルの怒声(?)が・・・
スズめ、またメイプルでもからかってきたな・・・
「・・・ワフッ、ワンワフッ」(スタッ・・・・テクテクテク・・・・)
あぁ・・・またいつもどうりに愛犬のレモンが気を利かせて宥めに行ったよ・・・
・・・あとでよくブラッシングしてあげよう・・・
あれ? 隣には七年前に怪しい商人に押し付けられた『でっかい翼がついてるオオトカゲ(全長約2m)』(ドラゴン・・・らしいが・・・?)のシィダが寝てたはず・・・そのままねてるのかな?
そして事の張本人は・・・
「・・・ゴロゴロゴロ♪」(モミモミモミ・・・)
オレのヒザ上で猫の『咽鳴らし』に『肉球でモミモミ』のコンボ・・・
((あ゛ぁぁ、肉球が!! 肉球がぁぁぁぁ♪)) ハァーハァー・・・
肉球マイスター至福の瞬間でもある!!
至福の瞬間である!!
大切なことなので何回も言うぜ!! 至福n(ry
・・・げふんげふん
おちつこう。「男はクールに」ってどこかのカマ野郎が言ってたじゃないか!!ww
・・・うん、よし。しずまった。
「・・・」(スゥースゥー・・・)
・・・ぁ゛あ゛〜もうぅ〜かあいいぞ〜♪ ←再燃ww
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・・・にへらっ♪(だらけた笑み)
はっ!!おっとと・・・(ジュル)
あの可愛かった茶虎猫のスズがこの目の前のオニャノコだなんて・・・
見えない神様(?)に感謝しますぅっ!!
だって・・・体毛はブラウンに濃いブラウンのトラジマ模様、肩口までの濃いブラウンの髪、活発なカンジの眉毛に、キリッとした左目の琥珀色と右目の蒼天色のオッドアイ、おれと同じくらいの身長(170くらい)、美乳(Cか・・・いやもう少しありそうだ)で、何より・・・
なんて柔らかそうな肉球♪
そして美人と来たもんだ!!
神様ありがとうぅぅぅ!!
スズはどうやらワーキャットという種族になったらしい・・・
んで、さっきから「だお!!」って語尾のオニャノコはシェリーだって言う
・・・シェリーって狼だったような??
シェリーとの記憶・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「よし今日も羊の散歩終了ぅ〜!! よしみんなあt『『メェェェェェーーーー!!!!』』な
んだっ!?」
羊の群れ後ろのほうから悲痛な泣き声が聞こえる・・・?!
現場に着くと羊の中でリーダー格のロズが、よれよれの今にも倒れそうなのに目がヤバイ位に爛々と輝いた狼が唸りをあげて対峙していた!!
(まずい!! はぐれ狼か!?)
ここらの山にはいないと言われてたのにっ!! ソレよりもはやくロズを助けないと!!
「うぉりゃあぁぁぁぁ!! チェストォォォォォォォ!!!!!!!」
オレは普段羊を纏めるために振るっていた木刀(杖がこのとき折れていたのでその代わりに『たまたま』持っていたのだ!!)を薩摩流剣士のような雄たけびを上げて狼に特攻を仕掛けた!!
剣術を知らないド素人が『八相』に構えたKA☆TA☆NAを一気に袈裟に振り下げる!!
相手は狼・・・こんな攻撃避けられるだろうからミス=死・・・
(おい、こんな木刀で大丈夫か?ーーー大丈夫だ、問題ない。)
あれ? なんでこんなときにこんな言葉が思い浮かんだんだろう・・・(汗
スパコーーーーン☆
「きゃいぃぃん!!・・・キュ〜」(パタリッ)
・・・あれ? 狼さん気絶しちゃったんだけど・・・
(『称号:フラグクラッシャーを獲得しました!!』ww)
う〜ん・・・なんかこのままは可愛そうだし・・・狼の硬い肉球m(ry
「・・・よしウチにお持ちかえりぃぃぃ!!!」
そして狼を小脇に抱えて猛ダッシュし帰宅!!
その後目が覚めた狼は『何故か』人も家畜も襲わなかったんでシェリーと名づけてそのままウチにいつかせましたよ?
どうやらかなりの空腹だったようであのあとの餌へのガッツク姿といったら・・・(悦
ただ・・・時折あの日から『熱視線』を感じるんだが・・・なんだろう?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・・・ブラッシングかけるとお礼とばかりに腹を撫でさせてくれた上に肉球触らせてくれたなぁ〜・・・・・ニ
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