スズ・ロズサイド・・・
盗賊たちの先頭がロズたちに気付き、武器を振りかざしながらそれぞれに突撃をしてきた。
「攻撃こそ・・・最大の防御にゃ!!」
タン、タン・・・・タッ!!
スズはフットワークを利かせて突っ込んでくる賊たちに先制攻撃を加えるべく突っ込み、対してロズは・・・
「はやく来てくれないかしら・・・ウフフフフ」
と、待ちの態勢をとったままだった。
「なんだこの猫女!! 自分からつっこんd」
ドグゥゥン!!
「うっ・・・・うぇ゛ぇぇぇっ!!!」
賊の一人目にスズの強烈なリバーブローが炸裂!!
あまりの衝撃でその場に戻してしまった。
「もう一発っ!!」
スパーーーーンッ!!
スズ最速の左ジャブを一人目の顎に打つ!!
「ッ・・・あ・・・・」
グラッ・・・・バタァンッ!!
1人目は体の自由を奪うどころかそのまま気絶してしまった!!
コレをみた他の7人は闇雲な突撃を避けるべく一度動きを止め、スズを牽制し始めた・・・
「ひとりでかかるな!! 一斉にかかれば相手は対応しきれないだろう!! 一気にいくぞ!!」
「7人掛りかにゃ? ・・・大人げないにゃ〜」
「おりゃぁぁぁ!!」
「せぇぇぇい!!」
リーダー格の男が言うや否や2人係でスズを攻撃してきた!!
1人は上からの剣振り下ろし、もう1人は横薙ぎをくりだしたが・・・
スゥゥッ!!
スズはかなり速いスウェービングで難なくいなし・・・
ドスン!! ドスン!!
と、その2人に対して仕返しと言わんばかりに『心臓』に左を打ちつけた!!
「う・・・」
「あ・・・」
一瞬にして動きが止まる・・・見事な『ハートブレイクショット』が決まった!!
更に続くカウンター!!
「おまけに・・・どうぞっ!!」
ドンッ!! (ボキッ!!)
「あがぁっ!!」
1人は肋骨を右ストレートでへし折られあまりの激痛で地べたを転がり、泡を吹いて気絶し・・・
ズンッ!!(プチッ・・・)
「っっっっっっぁぁ・・・・!!!!!!!」
もう1人は左のスマッシュにてキンテキをされ・・・声にならない悲鳴を上げ顔面蒼白になりながら・・・堕ちた。
「くっ!! 何をてこずっているんだ!! 速くヤツを仕留めないと親分に何されるかわかったもんjy」
「そうですか・・・でもその心配はいりません。」
「!!!!!!」
その様子を見たリーダー格の男が喝を入れようとした時・・・
その後ろに『鬼を背負った白き修羅』が立っていた・・・
ロズは咄嗟にリーダー格へ走りより、男の左手首を掴み男の前に潜り込み、ロズの『右肩』を支点に男を背負い、投げた!!
メキメキッ・・・・ボキッ・・・ブチブチッ!!
「ぎ、ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!!???」
そう『逆一本背負い(※ホントに危険なんで遣らない様に!!!!!)』を決めた。そのせいで男の左腕はあらぬ方向に曲がり、間接が増え、靭帯が悉く・・切れた。筆舌しがたい痛みが男を襲う・・・
「うるせぇよ・・・ぉらぁぁっ!!」
ドゴォォォン!!
「ぐぼぁっ!!!・・ぁぁぁ・・・」
更に追い討ちと男の鳩尾に、自身の肩位の高さまで上げた足からの踵落としを食らわすロズ。
・・・容赦が無いです、ロズさん・・・ソコから続けて・・・
「ひとのっ!! 家にっ!! 盗みにっ!! 入ったっ!! あげくっ!! 」
ドスッ!! ドスッ!! ドスッ!! ドスッ!!
倒れた男の腹に跨りマウントを取ったロズが更に追撃で男の顔を硬く握った右コブシで殴り始めた・・・
「大切なっ!! 家族をっ!! 攫ってっ!! 行くっ!! なんてっ!! 」
ドスッ!! ドスッ!! ドチャッ!! ベチャッ!! ベチャッ!!
・・・打撃音に湿り気が加わり始めたが、まだやめないロズ・・・
「調子っ!! こいてんじゃっ!! ねぇぇぞ!! こらぁっ!!」
ベチャッ!! ドベチャッ!! グチャッ!! ドスゥゥン!!!!
・・・最後に思い切り振り抜いて攻撃を止めたロズ。
「・・・・・・・・っ・・・・・・・・・・ぁ・・・ぁ・・・」
ピクン・・・ピクピクッ・・・
・・・顔面血だらけになり全身痙攣しながらも『辛うじて』男は生きているようである・・・
「あら? ちょっと遣りすぎちゃった・・・うふふ♪」
・・・ロズは怒らせてはいけない!!
と、後日以降『家族訓戒』のごとく語られるロズであった。
ちなみに残りの賊は全てスズが片付けていた。といっても誰一人として戦おうとする気がおきなかったようであるが・・・
賊は全員漏れなく縄できつく縛られた。・・・ひとりだけ異常なほど震えていたのは見間違いではありません・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シェリー・ローレルサイド・・・
[3]
次へ
ページ移動[1
2 3 4 5]
[7]
TOP [9]
目次[0]
投票 [*]
感想[#]
メール登録