スズ・ロズサイド・・・
こんちわ!! スズにゃ。ヒロシから指示を受けて今ロズねぇねと走って羊の畜舎に向っているんだけど・・・
「ふふふっ♪ どうやって痛めつけようかしら・・・指折り? 爪剥ぎ? 鎖骨割りかしら? それとも鼻折り?・・・フフフフ」
むっちゃ怖いんすけどっ!? なんか黒い霧みたいなのがロズねぇねの体から溢れているんですけど!?!? ・・・・今日は暖かかった夜のはずなのに・・・なんか寒気が・・・
もう、あれだニャ・・・触らぬロズねぇねにタタリ無し!!
「ス〜ズ〜・・・なにか失礼なこと、考えなかった〜? ・・・ウフフ」
「滅相も無いニャ!!!」
・・・まだヒロシに抱かれないままジィちゃんバァちゃんのとこになんて絶対行きたくないニャ!!(ガクガクブルブル
ましてや身内への悪口のせいで身内になんて・・・嫌過ぎるニャ!!!
「ァァ・・・なんで・・・なんで因りによって『羊の畜舎』なんニャ・・・」
「うふふ♪ 毛も取れるし、食料になるからじゃないかしら・・・ホント、ドウシテクレヨウカシラ・・・フフフ」
一層黒い霧を濃くしながら答えてくるロズねぇね・・・ホント勘弁してください(泣
「私とヒロシさんのコレからを邪魔するなんて・・・・ホントニ・・・イケナイヤツラ・・・フフフ」
「っ!」(ビクッ
(あぁ・・・3日前を思い出してきた・・・)
3日前・・・ヒロシと合流する2日前に、この姿になって初めてロズねぇねと会って「どれだけ動けるか・・・ためしてみましょう?」なんてホイホイのらなきゃ・・・トラウマにならなかったのに・・・(怯
・・・そんな『恐怖』と『恐怖の権化』と併走しながら羊の畜舎についたニャ。
・・・うん。気分を切り替えよう・・・
ワタシは手に巻いた『厚い皮製の幅広いベルト』をもう一度巻き直してその場でワンツーをしてみる。
シュッ!! ヒュヒュン!!
うん。いい感じニャ。
・・・ゴキリ・・・ゴキリ・・・ワキワキ・・・
「ウフフ・・・いつでも・・・いらっしゃいな・・・フフフ」
と、ロズねぇねは首を左右に振り、手を開閉して・・・ニタァ〜〜と笑った・・・
あぁ・・・背中に『鬼』を見たニャ・・・
そうしていると・・・・賊の姿を確認したニャ。8人・・・少ないニャ・・・
さぁ賊退治の始まりニャ!!
「フフフ・・・フフフフフフ・・・・(ユラ〜)」
「こいニャ!! (ギュッ) 」
ロズねぇねはそういと自然体になり、ワタシは革ベルトを強く握り直した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シェリー・ローレルサイド・・・
どもっ!! ローレルです!! さっきヒロやんからの指示通りに牛・鶏の畜舎へ移動中です!!
「ろ、ローレル姐ぇ〜ちょっと速いんだお・・・ウプッ・・・」
「え? あ、ごめんごめん。ちょっと速度落とすねぇ〜」
ウチとしたことが、ちょっと焦ってたみたいでシェリーに無理させてしまったみたい・・・お姉さんとして年下のことを気遣えなくてどうするの!! ローレル!! 反省しなければ!!
「ローレル姐・・・さっき戦えるって言っていたけど、どう戦うんだお?」
「え? うん、そうだよ。この『脚』でね。」
呼吸の落ち着いたシェリーが問いかけてきたので返してあげた。
「ぇ・・・どうやって???」
「ウチ『カルサス』でバイトしてたときに思いついたんよ!! これだけの健脚なら『蹴り技』も相当強いだろう、と!! 」
「は、はぁ・・・」
「それで仕事を速くあげて街中のとある道場に行ったの!!」
「そ、それで?」
「『その発想は無かった!! よろしい!! うちでできる限りの足技を教えてしんぜよう!!』となって、数々の足技を教えてもらったの!!」
「そ、そうなんだ・・・」
「そしたらその日に殆どマスターしちゃった。てへっ☆」
「才能って恐ろしいですネェ・・・」
なんか気に喰わないけど、お姉さんだから我慢我慢・・・
と、やりとりしている間に着いちゃった。
・・・中を覗くと8人の盗賊に、「ヤメテーー」「ワタシ、オイシクナイヨー」「タマゴセンヨウヨー」と盗賊に追いかけられている鶏の鳴き声が聞こえてくる(※元・鶏です。)
こうしては居られない!! 着いた早々で悪いけど・・・
「シェリー? いける?」
「いつでも・・・いけるお!!」
じゃあ・・・
「「おしおきだべぇ〜〜!!」」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
レモン・アヤサイド・・・
はじめまして? レモンです。今ワタクシ達は自宅のリビングにて・・・
お茶を飲んでおります。
・・・飲んでおります。←ここ重要
え? 何故・・・ですか?
それは・・・
「あ、レモンさん結界張り終えました〜これで玄関以外から出入りで
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