町外れの小さな家に、子供の泣き声が響いていた。
泣き声の主は、おむつで尻を膨らませた男児だった。足は細く、ハイハイはできるものの立ち上がることはまだできそうにないほどだった。
「はいはい、今行きますよ〜」
男児のいる部屋のドアが開き、十二三ほどの少女が姿を現す。
彼女はエプロンで軽く手を拭きながら、男児に歩み寄ると、彼をひょいと抱き上げた。
「はいはい、よしよし」
男児の尻に右手を、背中に左手を回し、泣き声を弱めつつある男児をあやす。
しかし、彼女の口から続いた言葉は、おそらく十以上は歳の離れた男児に対するものではなかった。
「どうしたんですか、お兄さま〜」
彼女の言うとおり、男児は魔女である彼女のパートナーであり、『お兄さま』と呼ぶほど歳が離れていた。しかし、先日若返り薬を服用してから、男は二十以上も若返ってしまったのだ。
「あぶあぶ」
少女の腕の中で、ろくに回らない舌を使って、何事かを少女に伝えようとする。
「うーん・・・おむつはきれいだし、寂しかったのかしら・・・?」
男児を抱いたまま、彼女は泣き声の原因を探る。
すると、男児は小さな手のひらを彼女の胸に当て、細く短い指でエプロンの布地を掴んだ。
「あぶ・・・あいあい」
「ああ、おなかが空いてたのね!」
彼女は男児の求めを理解すると、大きく一つ頷いた。
「じゃあ、ご飯にしましょうね〜」
少女は床に膝をつき、男児を一度床に横たえると、体の前面を覆うエプロンを脱いだ。そして質素なブラウスのボタンをはずし、下着のシャツをめくる。
すると、彼女の二つの小さな膨らみと、桜色の先端が露わになった。
いつもならば、少年と見分けがつかないほど平らな胸に、虫さされめいた乳首と乳輪が張り付いているだけだ。だが、彼女のパートナーが若返り薬を服用するのと同時に、彼女も母乳分泌薬を飲んだため、僅かとはいえ乳房の膨らみが生じているのだ。
「はいどうぞ、お兄さま」
男児を抱き抱え、彼の唇を乳首に寄せる。すると男児は、口をいっぱいに開いて彼女の乳房に吸いついた。
「ん・・・」
乳房の先端に触れる温もりと柔らかさ、そして乳首から何かが吸い出されていく感覚に、彼女は声を漏らした。
僅かばかりの膨らみとはいえ、乳房の内側に母乳を蓄えていたため、胸が張っていた。その張りがもたらす微かな息苦しさや痛みが、男児への授乳によって引いていく。
次第に楽になっていく乳房の張りが、乳首の内側を母乳が擦る快感に加わり、心地よさを彼女にもたらす。
それは、体の心が温まるような、ほっとする心地よさだった。
「ん、ん・・・」
男児は唇を窄めて乳首を吸い、溢れ出る母乳を舌を波打たせて喉へと運んでいった。呼吸にあわせて変化する圧力や、触れては離れる舌先の動きが、少女に快感を走らせる。
そして、男児はしばし母乳を飲んだところで、唇を薄い乳房から離した。
「お腹いっぱいになったわねえ」
少女は男児を一度離すと、片手で下着のシャツを下ろし、男児の顎が肩に乗るような姿勢で抱いた。そのまま、男児の背中を軽くたたいてやる。
「けぷ・・・」
「はい、げっぷが出ましたねえ」
男児の口から漏れた、ミルクの香りのする吐息に、少女は一安心した。
少女と男が薬を服用する前に、育児書の類を確認していたため、もう一つ一つの動作を迷いなくできるようになっていた。
「ふふ、じゃあねんねしましょうねえ」
お腹がいっぱいになれば自然と眠くなる。少女は、男児を抱き抱えたままブラウスのボタンを閉じると、優しく揺すり始めた。
「んん・・・」
しかし、男児は少女のあやしに、寝息ではなく小さく声を漏らした。少女の腕の中で、男児の体が微かに力み、少しの間を置いて震える。
「ん?ちっちかなあ」
少女はおむつ越しに伝わる微かな温もりにそう男児に話しかけると、ひょいと立ち上がって、棚から替えのおむつとお尻拭きをとった。
そして、部屋の一角においてあったソファーの上に男児を仰向けに寝かせると、おむつを外した。
「ふふ、いっぱい出たわねえ」
おむつの内側に広がる透明な染みに、彼女は男児に向けてほほえんだ。
少女に抱き抱えられながら小便など、以前の男ではプレイの一環でもない限りしないことだった。
「ちぃち、ちぃち」
「そうね、気持ちよかったねえ。きれいにしましょうねえ」
男児のぎりぎり意味が伝わるかどうかと言う言葉に応えながら、彼女は湿り気を帯びたお尻拭きを一枚手に取り、男児の濡れた股間を拭く。
ぷよぷよの太腿に、丸みを帯びた尻、つるつるの下腹を濡らす尿を、男児がかぶれないように拭っていく。
すると、彼女の手の動きに、男児の股間が反応した。未だ未発達の肉体の中、そこだけが薬を服用する前とほとんど変わりない、無毛の陰茎が徐々に大きくなり始めたのだ。
「あらあら、お兄さまはいけない赤ちゃんですねえ
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