しばらく歩いて山を降りていた時、
「ちょ・・・ちょっと待ってくれ・・・」
ご子息っぽい奴が息を切らして休憩を申し出た。
結構歩いていたからみんなそれなりに疲れているようだったので休憩を取ることになったんだ。
中華風の奴は整体師らしく、ご子息っぽい奴を診ていたんだが、
休憩し初めて少したったころだっただろうか、
いきなりの轟音と共に何かが近づいてくる音が聞こえ、
みんなが警戒し始めたその時だった。
俺の目の前をミノタウルスがかなり早いスピードで横切っていき、
驚いて一瞬、目を閉じてスグに目を開けたときにはすでに中華風の奴がその場からいなくなっていた。
『一人が連れ去られ男が7人になった』
やっと・・・やっと・・・
走ってるときの私はそのこと以外、頭になかった。
家で寝転んでいた私はのどかで平穏な森に似合わない轟音を聞き体を起こし、
「なんだろう?」
そう思って窓から外を見たら、落ちていく飛空艇を見えて、
「なーんだ、ただの事故か」
と、考えて仕方なくご飯をたべようとした時、ひらめいた
「もしかしたら、男が乗ってるかも」
私は家を飛び出し、急いで飛空艇が落ちていった方向へ走った。
うーん・・・こまりましたねぇ・・・
いきなり正面から捕まえられてそのまま、かなりのスピードで連れ去られてますねぇ、これ
アレを使いたくてもぶつかったショックで意識が朦朧としてて、とても使えるとは思えませんし、
それに下手をすると・・・周りは森でしょうか、前や周りが見えなかったのでかえって危険のような気がしますからね。
そう思いながらおとなしく捕まってましたよ。
彼を抱きしめたまま家入り、すぐベットで一緒に横になったんだけど、いきなり彼が、
「そのまま動いていて下さい」
そう言われた瞬間、
「あ・・・あれ?・・・」
か・・・体が・・・動かない。
頭がフラフラのまま、何かされてはたまりませんから、
とりあえず彼女を止めたのはよかったんですけど・・・
がっちり抱きつかれたまま止めたせいで、
・・・抜けられませんねぇ。
「・・・放さないでください」
彼がそう言うと、
「な・・・なんで・・・!」
体が勝手に彼を放した。
アレを使い、彼女から離れ、体を起こし、ベットに腰掛ける体勢で混乱している頭を落ち着かせようとして
ふと、彼女を見たら、
なぜか彼女が泣きそうになっていた。
やっと・・・やっと眠れると思ったのに・・・
昔から私一人だと眠れないのに・・・
一昨日まではワーシープの友達が一緒に寝てくれたけど、
昨日から帰ってこないのに・・・
・・・あまりにも泣きそうだったので襲わない事を条件に解除してあげました
それと一緒に彼女が泣きそうだった訳を聞きましたが・・・話している間にまた泣きそうで・・・しかたないですねぇ
「今日くらいは一緒に寝てあげますよ」
「ほ・・・本当に?」
「ええ、本当ですよ」
そう言ったら彼女、満面の笑みで後ろから抱き着いてきたんです。
その後すぐに一緒に寝たんですけど、
あの時、襲わない だけでなく 誘わない と言わなかったのを寝起きで後悔することになろうとは、
この時の私には考えもしなかった。
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