stage3 トカゲ?淫魔?…いいえ、マオウです。


「諸君、しばし耳を傾けられよ!!」

勇者たちが集まる中、王様らしき人物が前へと出る。

「諸君らも知っての通り、この付近で突如ダンジョンが出現した…そこから凶暴な魔物たちがどんどん生み出されていき…さらには邪悪なる魔王が世界を征服しようと企んでいるという情報が入った!!」

「すでに二人の勇者が犠牲になっている以上、これは我々人類に対する報復と考えられる!!」

「君たちに集まってもらったのは他でもない、その力と勇気で魔王を地上へと炙り出して欲しいのだ!!」

「そしてその魔王を浄化し…この世界を救ってほしい、大義を成し得たものには英雄としてその名を未来永劫語り継がれるであろう…勿論望むままの報酬もさずけよう!!」

チャキッ!!(勇者たちが答えるように武器を掲げる)

「今こそ、戦いの時だっ!!」

オォォォッ!!!!!!


人間たちがマオウ討伐に闘志を燃やす中…現実はこうであった。


「フハハ、やはり芋スナは止められませぬな!!おっとそこのお前も死ぬがいい、よし、ビューティフォー!!!!」

「はわ?!貴様どこから湧いた?!!おいやめろ、私の絶好の場所を爆破するな!!!」

(オンライン対戦で白熱するマオウ。)




そしてとある二人組がダンジョンへと向かっていく。

勇者 シュウ

僧侶 リア



「よかったわね、くじ引きで一番に当たって?」

「あぁ、先を越されちゃ堪んねえからな…それにしても魔王ってどんなやつなんだろうな?」

「分からないけど…とても強いんでしょうね、油断はできないわ。」

「あぁ、でもお前の回復と俺の強さがあれば問題ない、これが終わったら…。」

「えぇ…シュウ…。」


…チュッ。

ダンジョン内にて。


「むむっ?!なにやら腹が立つ気配が…二人組というのはもしやカップルか?!キィィッ、ここはラブホか!?」

「ふふ、だがそれも今のうち…ここに入ったが最後、修羅場以上の地獄を味あわせてくれるわ!!」

「とまぁそれは置いといて…また破壊神サマが見当たりません、どこにいったのでしょう?」

「ん?」

わきゃわきゃっ♪(レッドスライムたちと楽しそうに話すツルハシ)

「おや、あんなところに…なに話しているんでしょうかね?」



…。




「ねぇねぇ、『幼き王女の〜』の新作見た?!」

「みたみた♪…やっぱ何度見てもアメリちゃん可愛いよね!!」

「私はカリンも好きかな?あの商売人みたいな話し方クセになるし。」

「スズも可愛いし、ユウロもなんだかんだ言ってカッコイイし…。」

「マイ○○ミーさんが書くキャラってなんか良いよね?」

…コクコク♪

「あ、破壊神様もそう思います?」

「ですよね〜、あ、あと最近ネー○○スさんの作品見ないね?」

「また白○者で新作出ないかな?」

「聞いた話だと今は新作書いてるらしいけど…やっぱ忙しいみたい。」

「はぁ〜、早くみたいな〜!」

「こらっ、お前たち!!メタな話をするんじゃありません!!」

「あ、前回わざとスマキにさせられたマオウ様だ♪」ニヤニヤ

「最近おでこ広くなってきたマオウ様だ♪」ニヤニヤ

「魔王(笑)様だ♪」ニヤニヤ

「やかましい、間引くぞっ!?さっさと持ち場に戻れ!!」

「「「はーい。」」」

ズルズルズル…。(持ち場に戻っていくレッドスライムたち)


「はぁ〜…破壊神様、前回で宣伝をしますと言ったからってこれはやりすぎではないでしょうか?」

…?

「いや、わからないならいいです…お二方も笑って許して下さるでしょう。」

「という訳で…さっそくダンジョン作りに入っていきますぞ?」

…コク。







「さて…前回の続きからになりますがただいまの堀パワーは9533程あります、スンバラシイッ!!」

「これも魔物を愛する破壊神サマ方のおかげでございます、ほんとありがたいですなっ!!」

「これを機にジャンジャンと使っていきましょう、レベルアップなりフロアを増やすなり好きにしていいです。」

「あ、それとそろそろ魔法陣の方も開放していきましょう、今回は出来ませんがリザルト画面で開放するのをお忘れなく。」

「魔法陣については開放してから説明したほうが分かりやすいでしょう…今は手持ちの魔物で何とかしてください。」

「そして前回、勇者が精をばらまいたことにより精レベル3の土が出来ましたな、ちょっと掘ってみてください。」

…ザクッ!!

「…っと!!」(土から魔物が現れる。)

「はい、トカゲですね…メスですけど。」

「だ、誰がトカゲだっ!?」

「だまらっしゃいっ!!そっちの方が破壊神サマには伝わりやすいのだっ、いま説明してやるからそこで待っとれ!!」

「トカゲじゃないもん…。」

…ナデナデ。(リザー
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