とあるダンジョンにて。
「ぐわっ?!またジャンケンで負けてしまった…!」
「正義の笑顔五人衆の黄色といい、海鮮族の変な頭の主婦といい…どうしてあんなにジャンケンが強いのだ、くそ、いまいましい!!」
「おっと…、そこで見ている貴方は別世界の破壊神様では?」
「ここに来たということはそろそろ画面の向こうの愛○やら凛○やらとお泊りし尽くした所でしょう!もう普通の女の子では満足出来ないといったところですかね!!」
「ところで破壊神様が見当たらないのですがどこ行ったのでしょうか?…あ、ここではツルハシのことです。」
…。
「お、いたいた…破壊神さま、なにをしておられるのですか?」
…。
スライム「うゆ〜?」
…チャキ。(スライムの上にツルハシを構える。)
「はっ?!まさか…そのいたいけなスライムを…間引くおつもりですか?!!」
…。
「な、なりませんぞ破壊神様?!そんなことしたらこの作品は打ち切りになりますぞ?!規約をお忘れですか?!!」
「夕日に向かって『俺たちの戦いはこれからだ!」とか言って走っていったり、勇者と戦って『世界を征服すると信じて…』とかいう終わり方なんて私は嫌ですからね?!」
…ニヤリ。
ズババッ!!(スライムを間引く音)
「はわ〜?!」
「ぎゃぁーっ!!勝った!第3部完ッ!!…じゃなかった…。残念!私の ぼうけんは ここでおわって しまった!!」
「破壊神様の人殺しーっ!じゃなかった…魔物殺しーっ!!!」
…。
「…はう〜。」
「あ…あれ?」
(スライムがトロンとした目で辺りに魔力を放出する。)
「すごく…気持ちいの〜♪」
「間引いたのに、生きてる…これは、いったい?」
…ドヤァ。
破壊神の装備 『Oh!!ムカデノツルハシ』
※Oh!!ムカデノツルハシの特殊能力…間引く事無く魔力を周りに放出させ、あまり関係はないが魔物を発情状態にする。
NOW...LOADING.
「さて、気を取り直してダンジョンを作って魔物を生み出して行きましょうぞ!!」
「因みにただいまの堀パワーは5525ほど、これだけあれば色々と魔物も生み出せますしダンジョンも広く出来ますぞ、これも破壊神様たちのおかげですな、ありがたいです!!」
…?
「…破壊神様の言いたい事はわかってますよ、計算がおかしいとおっしゃるんでしょ?」
「確かに前回では観覧数+(感想×10)(票×100)=堀パワーとしていましたよ。」
「でも実際計算してみたら凄まじいことになったんですよ?!なんですか、746,185パワーって?!」
「こんなことしてたら序盤でレベルMAXとか小学生の頃に作った黒歴史名物『無駄に深すぎるダンジョン』とかになってしまいますよ?!」
「そんなの楽しくないじゃないですか…いまいち燃えないじゃないですか…ハラハラしないじゃないですか。」
「どれだけ堀パワーを節約して、より効率よく勇者を倒せるかがこのゲームの醍醐味じゃないですか…そんなの『早く修正されテ!!』とか言われちゃいますよ。」
「そういうことで今回から観覧数 (感想×10) (票×100)=堀パワーとさせていただきます、異論はみとめませんっ!」
…グスン。
「まぁ、いいじゃないですか、では…ここで新しい魔物でも生み出して見ましょうか。」
…?
「試しにそこの前回、勇者が精を撒いた壁を掘ってみてください。」
…ザクッ!!
「とわっ!!」
「あ、野生のラージマウスが飛び出してきた!!」
「てな具合に出てきたのがネズミの獣人ことラージマウスです、精レベル2の土から出てきますね。」
「レベル2の魔物達は何といっても繁殖力が強みです、精があればあっという間に大繁殖できます、なるべくこの魔物に勇者を倒させたい所ですね。」
「では次にそちらの壁を掘ってみてください。」
…?
「あ、お気づきになられましたか?そうです…この土は精ではなく魔力が振りかけられています。」
「試しに掘ってみましょう、ザックザクと!!」
…ザクッ!!
「ふわ〜ん♪」
「ぎゃっ!!、お化け?!!」
「…ではありませんね、ゴーストです、触れることが出来ないので戦うことは殆どできませんが魔力をばらまいてくれる頼もしい魔物です、上手く誘導して魔力レベルの高い土を作るのがポイントです。」
「…ところで破壊神様、ダンジョンを作る上でのコツなどは勿論ご存知ですよね?」
――――
→はい
いいえ
――――
「おぉ、そうです…ロやT型に狭く通路を作るのがベストです、流石破壊神様…マガマガしいですな!!」
「…ですが、今回はその応用が効きません、魔物達も大分賢くなったので直進するスライムだとか曲がれないドラゴンとかはありませ
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