ある考古学者のメモ。
当時、初代(魔物が女性に変わる前の旧世代)魔王は世界を征服しようと人間世界に降臨した。
それは争いのない平和な世をもたらすため、未来を争いで汚す人間を一掃し平和的である魔物だけの世界を作ろうと魔王は人間に宣戦布告に出た。←「定かではないが有力情報」
人間はそれを迎え撃つべく魔物との全面戦争を始め、戦争は長きに渡り続いた。←「この辺から勇者、英雄が生まれた」
大地に血が流れ、愛する部下や魔物も失っていき…魔王は自分の考えに疑問を持ち始めていた。
こんなことで世界が平和になるのだろうかと?
そんな彼の考えを変えたのが当時捕虜であり彼の妻になる女戦士『ベル』だった。←「記録が抹消されておりベルという人物の特定不可」
ベルは魔王を説得し人間は争いだけではない、希望のある種族だと語った。
魔王は女性であるベルの話に心を打たれ、同時に惹かれていった。
その時彼に疑問を解くヒントがよぎった。
ベルと同じように魔物が女性であれば分かり合えるのではないか?
そう考えた魔王は『全魔物娘化計画』を実行に移した。←娘というより♀
実行当日…儀式の最中に魔王城が勇者により強襲され、魔王は深手の傷を負った。←「ベルを庇ったという考察もあり」
最後の力を振り絞り初代魔王は自分の命と引換えにベルに力を託して亡くなった。
今から数えて先々代魔王ベルの誕生である。
その後力を蓄えた先々代の魔王ベルは膨大な魔力を使い、夫の願いでもある魔物を女性化することに成功した。
当時ベルは初代魔王の子を孕んでおり、無事出産することは出来たが絶え間ない疲労の末、魔王ベルは衰弱死してしまう。←「元々人間であったが為。」
「↑その当時の子供の生死は未だ不明。」
先々代が残した遺言には次期魔王の名が書かれていた。
それは彼女が魔王になったとき心の支えでもあった友人のサキュバス『リリス』だった。
↑「当時は秘書でもあった?」
魔物達はリリスを魔王に迎え入れ、膨大な魔力を受け継がせ崇拝した。
↑「本来ならばベルの子供を魔王にするべきだが、あまりに幼すぎたために断念したという意見もある。」
だがリリスは普通の魔物であったがために魔王の魔力を完全に身体に馴染ませることができず、魔物娘を人間の精から受精することが出来るように変化させた後、力尽きてしまった。
ここから記録は一切ないがどうあってその後、今の魔王へと世代交代した。
↑「勢力争い?」
そして現魔王の力により、魔物娘から魔物しか生まれなくなる。
↑「ということはその前までは人間も生まれていた?」
以上、引き続き調査を試みる。
――――――――。
ここからキャラ紹介。
※胸の大きさ比較
ペッタンコ<貧乳<人並み<豊満<巨乳<爆乳
名前 アレス ♂
種族 人間?
職業 夫
装備 素手(稀に多種多様な武器も使用)
備考
魔物と人間が共存するために魔王ヴェンと協力し、ほぼすべての魔物を妻にしようと旅を続けるこの小説の主人公。
最初は勇者の仲間であったが彼の残忍な性格に嫌気がさし今では敵対関係。
ある条件の際には別人のようになり、戦闘力が跳ね上がるが本人の意思ではない。
名前 ヴェン ♂
種族 不明
職業 魔王
装備 不明
備考
勇者に殺されそうになるところを寸前にアレスに助けられ、彼に協力を依頼するこの世界の魔王。
魔物が女性であるにもかかわらずヴェンだけ男性なのかは未だ不明。
研究、家事、医療も出来ることから魔王らしく無いと言われるが本人曰く『よく言われる』と気にしていない様子。
魔王城にて魔物娘と人間が共存できるようにするための方法を研究中。
名前 スラミー ♀
種族 スライム
装備 素手
胸 大きさが変わるため測定不可
備考
アレスが最初に出会った魔物兼妻。
ロークシナ村の周辺の平原でムンドに襲いかかっていたところをアレスに捕獲される。
おっとりとした性格でアレスのことをダーリンと呼んでいる。
現在では娘『ライム』を出産、彼女なりに子育てに専念しているつもりである。
名前 ムンド ♂
種族 人間
職業 商人
備考
平原でスラミーに襲われていた商人。
アレスに助けられた際に協力を申し出て、彼のサポートをする。
盗まれた妻『ローラ』の遺体を探すために商人として旅をしていたがアレスの協力の下、現在ミルアーゼの街で待機中。
名前 ローラ ♀
種族 人間(故人)
職業 商人
備考
ムンドの妻、彼の店が強盗に遭った際にムンドを庇って死亡。
その後墓荒しに遭い現在遺体は行方不明。
名前 ロイス ♂
種族 人間
職業 無し
備考
ラズの夫。
ワーウルフ達に捕まっていた所をアレスに助けられる。
現在はラズと共に魔王城にてヴェンの手伝いをしている。
名前 ラズ
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