やめてぇ!!
叫んでいた
「アイリ…様?」
私の指 シトリーに噛まれて
シトリーの舌真っ赤な血が…
わかった
わかったよ
シトリーを信じる
だから…そんなことやめて
心臓がどくどく
噛まれた指が少し痛む
「アイリ様…」
シトリーが私に抱きついた
シトリーの身体 震えて
シトリー本気で死ぬ気だったんだ
私の事 そんなに思って…
シトリー
あなたを信じる
私の身体 あなたに委ねる
だから もう分かったから
「アイリ様…ありがとうございます」
うん だからお願い
もう死のうとなんてしないで
「はい。ありがとうございます」
ちゅ
ん!?
唇
柔らかくふたをされて
ずにゅ
熱くて柔らかい物が滑りこんでくる
じわ 血の味が口の中に広がって
あれ?血って、こんなに甘かったっけ?
――飲んで、ください――
そう言われた気がして
こくん
シトリーの血 飲み込んだ
ぷは
どくんどくん
しんぞう 暴れる
「アイリ様。私の命。貴女に捧げます」
え?
「今のは契約の儀式です。これで、私の身体は本当の意味で貴女のモノになりました。貴女が“死ね”と言ったならば、それだけで私の命は失われます」
そ、それって…
「私は本気です。旦那様の為、貴女様を淫らで美しい、世界一の美女に」
わ、わかった…
本当は何も分からなかった
いきなりそんな事
でも
シトリーの目、本気で
「くすくす。訳が分からない、と言ったお顔ですね」
うん…
「では、試しに“イけ”とおっしゃって見てください」
え?
「大丈夫です。ほら…」
うん…
シトリー、イって
「んひゃぁぁぁぁ!!!」
ぷしゃぁ
ビクンビクン
私が言葉にした途端、シトリーの身体が跳ねて
シトリーの秘所から 愛液が吹きだして
真っ白なシーツに浸み
「んはぁ…。はぁ…。こ、この様に、もう私の身体は、私の意思に関係なく、アイリ様の言葉一つで簡単に果ててしまいます。アイリ様がご命令されれば、私がどんなに悲しくても笑い、どんなに楽しくとも涙を流して泣く事が出来ます」
そんな…
「私は嬉しいです。これで身も心もアイリ様のモノになれました」
でも
こんな…
「私の気持ちは真実です。お疑いならば“本当の事を言え”とご命令くだされば、嫌でも本当の事を口にします」
わ、わかった…
シトリーを信じる
「くすくす。では、続きをいたしましょう」
え?
「夜伽の練習でございます」
え…
いきなりそんな事を言われても困る
さっきの話
あんなシトリー見てたら
とっくにそんな気分は無くなってしまった
「大丈夫です。身体が覚めてしまったのなら、また暖めて差し上げます」
ちゅ
ん!?
また、シトリーに唇を奪われて
れろ
ん!
私の舌、シトリーの舌に絡め捕られて
シトリーの血の味
じんわりと 甘い
「ん…ぴちゃ……ん。はぁ…。アイリ様。いかがですか?」
はぁ…ふぇ?
頭 熱が出たみたいに
シトリーの甘い血の味に呆けて
「失礼…いたします…」
きゅ
ん ちゅ
また
今度は身体をキュってくっつけて
シトリーの柔らかい肌
敏感になった私の身体 感じて
トクトク
シトリーの大きな鼓動
私の事 好きだ
そう言っているみたいな気がして
ツーーっ
んんーっ!
脇腹 シトリーの細い指
滑るみたいに
それだけで腰が浮いて
ちゅ
はむ
ちゅ…
シトリーの唇
私の首筋 滑って
んはぁ…
だめ 気持ちいい
声 抑えられなくて
んーちゅ
じわ…
私の首に 赤い花 咲いて
「くすくす。声、抑えなくても大丈夫ですよ。この屋敷の防音は完璧です」
んはぁ…
ため息みたいに
声が漏れて
「あ…。アイリ様の指、私のせいで」
シトリーに噛まれた指
少し血がにじんで
シトリーの顔 とても哀しそう
「申し訳…ございません」
涙 零れて
はむ
ちゅ…
シトリーの温かい口の中
私の冷たい指
ん…
じんじんとした傷口
柔らかなシトリーの舌が
ツツーー
んひっ
あん…
太股の内側
シトリーの指が
私の恥ずかしい所に向かって
んはぁ…
のけぞって
ぽふ そのまま仰向けに
「ああ…。美しいです。アイリ様……」
見惚れた様に
シトリー 目を細めて
窓からの白い光 シトリーの肌に当たって
上下する細い肩
真白い肌 少し朱がさして
シトリー きれい…
ぽふ
シトリー 私の上に
ん…
ぴちゃ…
唇 また
好き シトリー
今度は私から 舌を絡めて
ちゅぷ
んふぅ!
私の恥ずかしい所
シトリーの指が
にちゅ
つつ
あはぁっ!
耐え切れなくなって
唇が離れる
「可愛いです。アイリ様」
や…恥ずかしい
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