3日目:山岳探索。

おはようございます。

一大事が起きました。

わたしはまた床で寝て体がごきごきになりました。

しかし、一大事とはそこではありません。

牛の女の子から母乳が出るようになりました。

いや、正確には牛乳だろうか。

とにかく、朝起きて牛の女の子が胸を押し付けてくるものなので辛抱たまらず揉んでいたら牛乳が出ました。

どういうことなの。

・ ・ ・ ・ ・ ・

今日も体がごきごきなので朝のストレッチから。

わんつーすりーふぉー。

ふぁいぶしっくすせぶんえいと。

すごく痛い。

隣でうし子(牛の女の子)も真似してやっている。

しかし、胸が邪魔なのかうまくできていない。

本人は満足げに胸を張っているからよしとしよう。

さて、今日こそは石を取りに行こうと思う。

うし子はお留守番。

そう言うとちょっとしょんぼりしたような顔をしたが、笑顔で見送ってくれた。

いってきまーす。

しゅー。

家を出た瞬間、そんな音とともに誰かに見られているような気配がした。

しかし、家の周囲を見渡しても誰もいない。

空耳だろうか?

こだまでしょうか。

いいえ、ケフィアです。

気にせず昨日遠くに見つけた山岳地帯を目指すことにしよう。

・ ・ ・ ・ ・ ・

今日は体の調子がいい。絶好調である。

あの牛乳が効いたのだろうか。

ちなみに瓶などの入れ物がなかったため直飲みである。

飲み終わった後、うし子がすごい発情したような顔をしていた。

今頃発散しているのだろうか。

・・・。

いかんいかん。

邪な考えをしてしまった。

ちなみに味は少し甘く、濃厚な味わいだった。

瓶詰にして売り出したらいくらで売れるかな。

そうこう考えているうちに山岳地帯へたどり着く。

小さな山がいくつかある地形だ。

ここなら石が豊富そうだ。

もしかしたら石以外にも何か採れるかもしれない。

出来れば鉄なんかがあればありがたいのだが。

つるはしとりんごを片手に山に入っていくことにする。

少し歩いたところに採掘にちょうどいい小さな洞窟を見つけた。

中は真っ暗なので松明を片手に歩く。

松明の明かりが周囲を照らす。

そこまで大きな洞窟ではなさそうだ。

程なく行き止まりにたどり着く。

ここならちょうどいい。

松明を地面に置いて採掘を開始する。

・ ・ ・ ・ ・ ・

かーん。かーん。かーん。

やはり石も叩いて壊すと小さなブロック状になる。

しかし、まっさらな石になるのではなくところどころひびが入っていたり形が不揃いな石ころが集まってできているような見た目の石ブロックになる。

丸石ブロック。とでも名付けようか。

かーん。かーん。かーん。

一心不乱につるはしを動かす。

かーん。かーん。かーん。

不思議と腕は疲れない。

体全体が疲れを感じたり、体力がなくなってきたり。といった消耗はわかるのだがなぜか体の部分部分の疲れは不思議とない。

長時間歩いたり走ったりするとお腹は減るが疲れといった感じではない。

自分の身体なのに自分の身体がわからない。

不安も感じるがはっきり言って生活していくうえで非常に便利だ。

幸運だなー。程度に思っておくことにした。

どうせ考えてもこういった問題は考えるだけ無駄である。

わたしはそう悟った。

第一、床で寝ると体全体は人間らしい反応を起こし、体がごきごきになるのに採掘採取のような作業をしている時間はそういった反応はないに等しい。

どういうことなんだろうか。

うん。世の中そんなもんなんだろう。

そうに決まってる。

そうと思いたい。

というかベット作りたい。

この世界に布はあるのだろうか?

今現在で判明している布はわたしが来ている服一丁とうし子が着ている服。

うし子の服を剥ぐわけにもいくまい。

かといってわたしが全裸で過ごすわけにもいかない。

つまり、布を見つけなくてはいけない。

あとは布を作るか。

糸を集めれば布になるかな。

そんなことを考えていると不意に変な音が聞こえる。

ぴたぴたという足音だ。

それも靴ではなく、石の床を素足で歩いているような音だ。

そして、う
#733;ぁー。という不気味なような、それでいて女の子のような声。

気になって振り返ると。

ぼろぼろの服を着た女の子がいた。

その女の子は浅黒く血の気の薄い肌で、しかし女性としてはかわいらしい体つきだ。

ふむ、大きさはBからCの間くらいか。

美乳だな。

おまえは何を言っているんだ

そんな天啓が飛んできたような気がしなくもなかった。

そんなことを考えているうちに血の気の薄い女の子はゆっくりと近づいてくる。

しかも口元に微笑を浮かべて涎を垂らしながら。

これはどういうこと
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