魔法少女プヒティオーク 絶対絶命の巻

のどかな魔界の村の昼下がり、魔物娘達がのほほんと猥談に花を咲かせている最中 その和やかな雰囲気をブチ壊す者が現れた

「フハハハハ!魔物共をやっつけるのだ!」

キョーダン、 世界の魔物娘達を滅ぼし、シュシンの世界を作ろうとする 恐るべき光の軍団



突然現れたキョーダンに魔物達はパニック状態で慌てふためいていた

「やれぇ!」

指揮官らしき白衣を着た博士風の男が命令するとキョーダン兵達は一斉に魔物娘達に襲いかかる

「わー!わー!」

「きゃーっ!」

「助けてーーっ!」

「いやっー!」

追いかけ回す教団兵に魔物娘達は必死で逃げ出す

家に隠れても扉を破壊し侵入し、空を飛んでもどこまでも追いかけていく キョーダン兵の凄まじい執念が感じられる
そして、とうとう魔物娘達は追い詰められてしまう


その光景を見て一人の魔物娘が立ち上がる!

薄くピンクがかったプニプニのお肌にペタリと垂れたお耳、豊満なバストと安産型のヒップにくるりと巻いた尻尾
オークちゃんだった

オークちゃんは拳を握りしめ、教団兵を睨む
「みんなの村を…」

「絶対に許せないプヒ!!!」

そう言うや否や、オークちゃんはマジカルピッグチェンジコンパクトを取り出す!

「ぷーひーマジカルメタモルフォーゼ!!!」

オークちゃんが呪文を唱えるとオークちゃんの体が光に包まれ

♪チャーチャーチャッチャッチャラーチャー♪♪チャーチャーチャッチャッチャラーチャー♪

どこからともなく音楽が流れ始めた

てーれてれー♪てーれてれー♪
シュパッ! パキュィンッ!パキュィンッ!

デレレレレレレ♪
シュイィイィン! シュパッァ!

キュイン キュイン キュピィン





……五分後


ゴゴゴゴゴっ!

フィーン バッシーン!!

「豚の蹄は愛ある証!!ぽっちゃりラブリィ!プヒティオーク 見参!!!


フリフリのピンクの露出度の高い魔法少女的衣装 たぶんサイズがあってないのだろう ぱつんぱつんでオークちゃんの豊満な肉体がさらに強調されている

オークちゃんは伝説の戦士プヒティオークに変身してキョーダンの前に立ち塞がった

「みんな!安心するプヒ!もう大丈夫プヒよ!」

「ああっ プヒティオークが来てくれたわ!」

「わーいプヒティオークだ♪」

「プヒティオーク、頑張れー!」

魔物娘達は安堵し、プヒティオークに声援を送った

「任せるプヒ!さぁわる〜いわる〜い キョーダン兵!さっさとお婿さんになっちゃうプヒ!」


「くっくっく… 待っていたぞ プヒティオーク 今日こそお前に引導を渡してやろう」
博士風の男はプヒティオークを見て嬉々とした表情を浮かべる

「リョージョク博士!またあなたプヒか!? もういい加減にするプヒ!」

「くっくっく やれぇ!キョーダン兵!」

「うおおおーわー!」

全てのキョーダン兵がプヒティオークに襲いかかる

「さぁオシオキの時間プヒ!」


「蹄パンチ!!!」
「ぐおっ」

「豚足キック!!!」
「あばぁ」

「豚トロボディプレス!!!」
「おふぅ」

魔法少女とは思えない肉弾戦でバッタバッタもキョーダン兵を倒していくプヒティオーク

しかし、リョージョク博士は余裕の笑みを崩さなかった

「おおっ強い強い プヒティオークやはり普通にやってはお前には敵わないな だがな……」

「フフフ コレを見ろっ!プヒティオーク!!!」

リョージョク博士は持っていた杖に魔力をこめるすると魔法陣から檻が現れた
その中には

「あ、ああぅ」

「ハァハァハァハァ」

檻は中で2分割されており一方には幼い姿をした淫魔アリスが もう一方には息を荒げアリスを血走った目で見つめる一人の男性がいた

「プヒティオーク!お前の仲間を助けたければ大人しく捕まるがいい!」

「アリスちゃん!!くぅ卑怯プヒよ!」

プヒティオークの動きが止まる その顔は悔しさでいっぱいで歯ぎしりをする

「この男はキョーダン内でも随一の変態でなぁ 幼い女しか愛せないのだ そんな男を放したらどうなると思う? どうなると思う!?フハハハハ」


「プヒティオーク!私の事は気にしないで戦って!ホント気にしなくていいから」

アリスちゃんは健気にも自分を犠牲にしても戦えと叫ぶが

「ぷ、プヒィ…」

プヒティオークは手をダラリと下げ俯き 抵抗の意思をなくす

「プヒティオーク!! ダメぇ!」

「くっくっく そうだよなぁ そうするしかあるまい 貴様ら魔物は愛の生き物! 愛ゆえに貴様らは仲間を見捨てられまい! 愛こそが貴様らの弱点よ!」

「ぷひっ ぷひぃ」

プヒティオークはその場で立ち尽くす

「さて、動くなよぉプヒティオーク」

シュルルルルルルル! バシっ

博士の袖口
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