囚われサキュバス

この主神教の教えを守る街に悪魔が紛れ込んでいた

感知能力に長けた魔導師が悪魔の変装を見破り、大捕物になったのだ
一匹は逃がしてしまったがもう一匹は教団兵士100人がかりでようやく捕まえることができた
もう一匹にも深手の傷を負わせることができたので 捕まえるにしろ 殺すにしろ時間の問題だろう

やつらは過激派と呼ばれる魔物達で やたら好戦的で襲いかかってくる

この街にきたのも スパイや内部撹乱が目的だろう
現にあの悪魔がこの街にきてから謎の失踪事件が起こっていた

年齢 性別 関係なく無差別におよそ20数名の人間が忽然と姿を消している

多分魔物に食べられてしまったんだろう …どうでもいいけど


そしてその悪魔は今、俺の足下にいる

捕らえる時に大暴れしたが、片角は折れ、コウモリのような翼の翼膜はズタズタに、尻尾もボロボロ、身体中に傷や痣だらけだ

手足には魔力を封じ込める鎖がまかれ、 目、耳、口も感覚を遮断する魔法具が取り付けられている

もし、人間なら非道な扱いだが残忍な魔物相手なら構うまい

多数の人間相手にひけをとらずに戦う、おそらく魔物の中でも上位の悪魔だろうがこうなれば形無しだな

「うぅう、うぅ〜」

封印が効いているのだろう、足元の悪魔は苦しそうに呻き声をあげていた


明日にはみせしめとして、街の広場で大々的に処刑を行い、晒し者にするらしい
近頃は魔物と人間の力の均衡が崩れ、人間側が押されまくっているから
それで教団の力を示し、人間達を鼓舞する、そんな目的があるらしいが

まぁ処刑なんて胸くそ悪いものあまり関わりたくないが…




俺は椅子に腰を掛け テーブルに置かれたパンとスープだけの粗末な夕食をとる


俺は一番の下っ端と言うことで この悪魔の寝ずの番を押し付けられることになった
周りのやつらは“汚れる”と、魔導師が封印を掛けたあと、この部屋に運びこむのから処刑まで俺一人でやらされることになった


まったく、ついてねえや…

俺はそう独り言を呟くと ふと窓を見上げる
鉄格子越しに見える夜空には大きな満月が孤独に存在していた

満月か…

こんな日はやはり…


性欲が高まる…


無理もない 今まで教団の庇護のもと平穏であったこの街に 魔物と言う非日常な出来事が起こり さらには派手な大捕物

やはり興奮しているのかも知れない

まぁ俺は前線部隊からだいふ後ろの方で見ていただけなんだが…

でもダメだ!ムラムラしてきやがった!!

あぁ!くそっ!こんなときに見張りなんて なんてツイてないんだ!!

酒でもあれば紛らわせられるが それもなし…

畜生!あしたは絶対に娼館に行く!絶対に娼館!絶対にだ!!!

くそっ!

ダンっ!

俺はテーブルを蹴りつけ 悪魔を睨む

おめぇさえいなければ…

悪魔を見た瞬間 俺は気付いてしまった

大捕物の時や今まで“悪魔”としてしかみていなかったが

こいつは…



極上の“女”でもあった




ガタっ!

俺は立ち上がり 地に伏せる雌の悪魔の体をを舐めるようにもう一度眺めた
少々傷ついていたり汚れているが

服装ほぼ痴女

顔 目隠しと猿轡であまりよくわからんが 多分美人

髪、少し汚れているが俺好みのツヤツヤ黒髪ロング

足スラッと長く 細すぎることもなく いい肉付き

尻 ぷりぷり

腰 くびれー!

乳 わーー!


ぐへへ

俺は自分でも知らない間に ひどく下卑た笑いを漏らした

悪魔ってことを抜かせれば 本当に喰らいたい最高の雌じゃねえか!
いや、むしろ他の人間にはないパーツが俺の心を激しく揺さぶりやがる
今までわからなかったが俺にそんな趣味があったとは
もとはと言えば俺が今こんなんなってるのって、こいつのセイじゃねえか…

ジュルリ

責任とってもらおうじゃねえか…

俺は全裸になり悪魔に向かってジリジリと近寄っていく

ゲへゲへ いつかこんな動けねぇ女を無理矢理犯ってみたかったんだ
しかも傷だらけでボロボロな女を犯すとかゲスだな俺は

もし人間相手なら犯罪者だが 相手は魔物、誰も文句は言わんだろう

他の連中もここには寄り付かないし いいよなぁ!1人でみんなやりたがらないお仕事頑張ってるエライ俺にご褒美ってことで! 役得ってことで! いいよなぁ!

「ぐひひひ」

俺は倒れているサキュバスの体に触れた

「!!」

サキュバスは誰かに触れられたことを感じ 体を硬直させる
そして、今から起こる自分の運命を理解したのか イヤイヤと首を振りもがいていた

「ンムッー!ンムッー!」
くくく どんなに抵抗しようと お前はもうまな板の上の鯉なんだよ!


ガッ

悪魔の豊満な
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