この街は、とってもいい街です!
輝く太陽!
甘ったるい空気!
物陰からリズミカルに尻を叩く音と共に聞こえる嬌声!
そして―――
四つん這いの美女たち――
僕の名前はロイ、すこし気弱なところがあるけど、どこにでもいるような平凡な人間です
だけど、最近全く平凡じゃないことが起こりました
それは
「御主人さまぁ おはようございますぅ 朝食になさいますかぁ? それとも
あ・た・しをめちゃくちゃになさいますかぁ?」
この美しい悪魔の夫となったことです
この美女の名前はシャルロッテと言う名前で、魔物の中でけっこう偉い、実は魔界の王女様、魔王の娘で姉妹さんが数え切れないほどいっぱいいるらしい
気品のある顔立ち、抜群のプロポーション、教養 どれをとっても魔界の姫様にふさわしいと思う
この間だけど、この街のえらい人達が集まって どうかシャルロッテに領主になって欲しいって頼みにきたが、
「私は御主人様の性奴隷!!もはや人の上に立つ立場ではございません!!!」
と、毅然とした態度で断っていた …四つん這いだったけど…
この街は反魔物領に変わった それはとてもよかったと思う
魔物娘たちはちょっとエッチだけど、本当に人間を愛してくれていて、そのことは本当に感じる
だけど…
「御主人様 そのお御足をわたしの尻にお乗せください!楽になりますよ!」
「御主人様 お疲れになられたでしょう私をイスとしてお使いください!」
「御主人様 ぶってください〜
#9829; おねがいします! ぶってください〜
#9829;」
と言う風に自分のことを奴隷のように扱う
こんな美人を奴隷扱いなんて気が引けるし、僕には人を痛めつけたり、ひどい言葉をかけて喜ぶような趣味はない
僕は、お互いに対等な立場で思い合い、信頼を築いていければいいと、それが愛情なんだとそう思っている
ここの街の男の人のほとんどの人は ドSの趣味の人たちばかりだ
もともとそんな趣味じゃない人も 薬の影響でそっちに目覚めていった
…薬の効果なんて、とっくの昔に切れているのに…
ぼくの幼なじみで一緒に気弱仲間していたやつが、四つん這いのミノタウロスが引く車に乗って移動してる姿に目を疑った
まぁあの事件の時、シャルロッテをめちゃくちゃに犯し尽くした僕も同じ穴の狢なんだけど……
「ねぇシャルロッテ」
僕に呼ばれて、とてもうれしそうにシャルロッテは満面の笑顔の四つん這いで応える
「はい!ご主人様!!」
「どうして、僕みたいな平凡な奴と一緒にいるの?しかも君の体ををいい様に、まるでおもちゃの様に扱ったぼくと、ほんとなら君に殺されてもしかたがない位に極悪人の僕を御主人様なんて呼ぶの?」
すると、シャルロッテはいつもの奴隷の態度ではなく、王女としての風格を持った態度で
「ご主人様、ご主人様は魔物娘を舐めすぎです!私達だって誰でもイイワケじゃありません!いくら薬を使っていようと本当にいやな相手が襲いかかってきたら殺しはしなくても、追い返します!あの薬の成分はタケリダケなのでどの魔物娘でもそれができます! 街の人たちをみてください!みんないやいや奴隷をやってる顔ではないでしょう!」
「……それに、あの薬はもっとも相性のいい相手を狙う効果もあったみたいですね
#9829;
あの時、並みいる大勢の魔物娘をかき分け一直線で私に襲いかかってきたご主人様の姿は忘れられません…
#9829; あっ!あの時の映像水晶残ってるんですよ!一緒に見ましょうか?」
「い、いや!いいから!もういいから!!いやじゃなかった事がわかって安心したから!! でもその…ご主人様と奴隷みたいな関係ってどうだろ? 僕はもっと普通の恋人みたいな関係がいいんだけども……」
シャルロッテはうーんと唸ったあと
「ご主人様が“ほんとうに”そのような関係がお望みならそうしますけど…ご主人様の本当のお望みはこっちなんですよ
私、わかっちゃうんですよ
#9829; だって私、淫魔ですから
#9829;えへっ」
「いつか、きっとご主人様の“ほんとうの”お望みを引き出してあげますからね
#9829;」
えっ?僕がそんな、人を叩いたり、いじわるしたり、困ってる人間を見て喜ぶような人間だって?そんなはずはない! きっとシャルロッテがドMの趣味だから 僕をそういう風に仕立て上げようとしているんだ!ははっ困った奴だなぁ
ぼくはおばぁちゃんにも ロイちゃんはやさしいねぇなんて言われたんだ
そんなはずはない
……だけど、事件の時のあの仄暗い悦びは…?
いや、違う!違う!そんなはずはない!
ぼくは、自分にそう言い聞かせ続けた…
そして、ぼくはシャルロッテの奴隷的な要求を意固地になって拒み続けていた
「ご主人様!さぁ足拭き
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