いやーまいったな・・・山道は時間掛かるのは覚悟してたけどまさか雨風にやられるとは思わなかったな。
唯ですら歩きにくいのに雨でぬかるんだ足場じゃ危なくて進めないよ。とりあえずは雨が止むまでこの洞穴で休んでくしかないな。うぅっ寒っ!とにかく早いとこ火を熾して濡れた服を乾かさないと・・・
・・・・・・・こりゃ明日まで止みそうにないな、段々強くなってきてる。とにかく明日のために今日はもうゆっくり休むとするかな。そうと決まったらさっそく飯にしますかね、確か昨日獲って燻製にした魚がまだたっぷりとあったっけな・・・・・・・・・・・切り身を焼きましてっと・・・・・・ん?
「・・・・し・・。」
外か?
「・・もし、・・な・・・・・・。」
ああ、誰かいるな。
「もし、どなたかいらっしゃいますか?」
『おーい、そんなところじゃ濡れるからひとまず中へどうぞー。」
「ああ、良かった・・・・では失礼します。」
この雨の中俺と同じく雨宿りにやってきたのはなんとシスターだった。女性の旅人はそんなにめずらしくもないが、まさか聖職者がこんなところで出くわすとは思わなかった。
『さぁシスター、雨に濡れて寒いでしょうからどうぞ火にあたって下さい。』
「ありがとうございます、助かります。」
そう言うとシスターは濡れたローブを脱ぎはじめた。
ローブの下は修道服だが雨に濡れたことにより体に張り付いて体のラインがはっきりとわかる。細身のように見えるが決して華奢ではなく、寧ろその大きな胸が目立って他の部分がより細く見える。薄手のロングスカートはスリットがあるようでその隙間からはみ出ている足が・・・・・っていかんいかん、何見てんだ俺は。
『も、毛布があるんでよろしかったら使ってください。』
「いえ、お気遣いなさらなくても大丈夫ですよ?」
『いやいや、遠慮なさらずどうぞ。女性の一人旅はいろいろと大変でしょうし、いままで野宿とかの経験はあまりしていないでしょう?』
「ええ、お恥ずかしながら初めて巡礼の旅に出たばかりでしてこれまでは各地の教会を訪ねておりまして、それ以外ですと農家や牧場の方々にお世話になっておりましたので野宿のほうはあまり・・・・」
『そうでしたか・・・・』
「女手一つの長旅でいろいろと不安がありまして、今日のように山の中で雨に降られて道に迷いどうしようもなくなったときに偶然にもこちらの洞穴から煙が出ていらしたので本当に助かりました。神様に心より感謝致します。」
『いやーそれはよかった、自分もこの雨でこれ以上進むのは危険と思って雨宿りできるところを探し回ってようやくたどり着いたんですよ。まぁともかく、安心できたところでお疲れでしょう?粗末ですけれども暖かい食事も出来上がりましたんでどうぞ食べて下さい。』
「ありがとうございます、心より感謝致します。」
いやーしかしビックリだなぁ見れば見るほどホントに美人だな。俺もこんな美人さんを嫁にできたらなぁって思うよ。下世話な話になるけどそこらの娼婦よりもお願いしたいってなるよ。かといって欲求にまかせて襲っちまったんじゃぁ罰当たりだ、それこそ神罰が下る。人生真面目にしてりゃマイナスにはならないからねぇ、平々凡々と生きてくほうが楽しめるってことだな。
ともかく、シスターも寝ちまったようだしそろそろ俺も寝るとしますかね・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・うぅ・・・・ん・・・・・
あぁ・・・・漏れるな・・・・・・
外は・・・・・・止んでる・・・・・か・・・・
どれ、ここじゃできねぇからしてくるか・・・・・ついでに一服だ・・・・
・・・
・・・・
・・・・・
・・・・・・
きれいな星空だなぁ・・・・こりゃ明日はいい天気だろうなぁ・・・・
ぅお、デケェ蝙蝠?
・・・・・・
・・・・・・
さて、もう一眠りしますかね。
ん?居ないな、荷物はあるからシスターもか?
まぁいい
・・・・・・うぅ・・・・な、なんだ?
・・・・シスターが?
・・・・覆いかぶさって?
・・・・俺のを?
舐めようと・・・・・・って!?ええぇぇ!?
え?何?ちょっと、ナニがどーなってるの!?
『ちょ、ちょっとシスター一体なんですか?』
「うふふふ。別にいいじゃないですか、若い男と女が夜にすることと言ったら決まってるじゃないですか。」
『いやすることの前にアンタ聖職者でしょ?そういうことは聖職者として不味いんじゃ?』
「神に仕えしものでも欲望に押しつぶされそうになるときもあります。そんな時は拒むのではなく迎え入れるのも慈悲なのです。」
そういうとシスターの顔がゆっくりと近づいてくる。
そむけよ
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