お嫁さん達が仲良くしてるのを見てほっこりしたい……
夏のスタミナ料理の定番って事で、夕食にゴーヤチャンプルーを作ったオートマトンのレミィ。
でも苦いのが苦手なフェアリーのリリィちゃんとインプのショコラちゃんは
「にがいの、ヤダー……」
「わたしもー……」
って難色を示しちゃうんですよね。
それ見たレミィは
「ゴーヤにはカリウムや葉酸、ビタミンCが豊富に含まれている、との事でしたので皆様の為を思って作ったのですが……
ゴーヤの苦みが苦手な方の事まで気が回りませんでした。
次からは気をつけます」
って言って料理を片付けようとしちゃうんですよ。
その時の顔は無表情なんだけど、何となく落ち込んでる感じがしてさぁ、何とかフォローしないと! って俺がレミィに声かけようとしたら、そこにマンティコアのアカネさんが通りがかって
「何だ? その料理食わないのか?
ならアタシがゴーヤだけ食べてやるよ。
アタシは苦いの平気だからな……」
って皿をひょいっと掻っ攫って、ゴーヤだけ食べ始めるんですよ。
それ見たリリィちゃんとショコラちゃんは
「ホントに良いの? ありかとー♪」
「アカネお姉ちゃん、優しいから好きー
#10084;
#65039;」
って2人してアカネさんに抱きつくんです。
後、何故かレミィもアカネさんに抱きついてて
「何でお前まで抱きついてるんだ……?」
ってアカネさんの問いにレミィは
「アカネ様の優しさに私も感激したのです。
これは感謝と親愛のハグです。
マスターが私に教えてくれたのです。
こういう時はすぐに感謝の気持ちを示せ、と。
……ご迷惑でしたか?」
「別に……迷惑なんかじゃないけどさ」
ってそっぽ向くアカネさんを見て、あーっ……みんな、本当にかわいい……ってなりたい。
で、俺が彼女達のあまりの可愛さに見惚れてると背後から
「アカネは本当に可愛いですよねー
#10084;
#65039;
一匹狼気取ってる癖に、困ってる人見ると何だかんだと手助けしちゃう……
あなたも彼女のそんなところにメロメロなんでしょう?
ふふっ……
#10084;
#65039;」
って声かけられるんですよ。
その声は……ラタトスクのリオちゃん!
俺が振り返ると、ニンマリ笑った彼女がデカい尻尾の先端をくるっと丸めてカールさせてるんですよね、相変わらず可愛い……
あんな風に尻尾丸めるのはリオちゃんが何か悪巧みしてる時……!
身構える俺に対してリオちゃんは
「まぁ、ここは私に任せてください♪
リリィちゃんやショコラちゃん、アカネとレミィ、そしてもちろんあなたも含めて皆ハッピーにして差し上げます
#10084;
#65039;」
って言いながらウインクするんですよ、ホント可愛い。
「はい皆さんご注目!
ゴーヤが苦くて食べられない?
そんなリリィちゃんとショコラちゃんに朗報でーす♪
ゴーヤの苦みを無くす魔法みたいな方法、このリオちゃんが伝授して差し上げます!」
突如現れたリオちゃんに対して
「おーっ!」
「リオちゃんししょー♪」
と声をあげるショコラちゃんとリリィちゃん。
「ほらほら!
アカネとレミィ、そしてあなたも手伝ってくださいね!」
って言って、俺も巻き込んでお料理が始まるんですよね……
リオちゃんは本当にみんなを巻き込んで楽しい事するのが上手だなぁ、頼りになるなぁ、みんなのエプロン姿素敵だなぁ……って鼻の下伸ばしながら、彼女達とイチャイチャラブラブお料理が始まるんだ……
◇
「よーし、完成!」
「かんせーっ♪」
「やれやれ……」
と各々の反応をしつつ完成したのは……
そう、「ゴーヤのスムージー」!
冷凍したゴーヤをバナナやキウイ、リンゴと一緒にミキサーにかけて、苦みをなくしたお手軽なドリンク!
「わぁっ……
#10084;
#65039; ほんとに苦くない!」
「あまーい! ふしぎーっ! リオちゃん、物知りーっ
#10084;
#65039;」
って言って大喜びするリリィちゃんとショコラちゃん。
「アカネ様、とても効率的な手際でした。
お料理、得意なのですね」
「あーっ……まぁこれくらいは普通だろ。
お前こそ流石だな、アタシはあんなに早く正確にリンゴやキウイの皮を剥けないよ」
って感じで交流を深めるレミィとアカネさん……
良かった……みんなそれぞれに楽しんでくれたみたいだ。
俺がほっとしてほっこりしてると、何だか無性に肌がムズムズして股間がもっこりしてくるんですよね、はてコイツは一体? とか思う暇もなく、目の前で5人のお嫁さん達がお洋服を脱ぎ脱ぎし始める(レミィは装甲をパージ)んですよ、おあぁぁぁぁぁっ!
コレはやっぱり……!
「あっ! 言い忘れてましたぁ
#10084;
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