最終話「時を犯す脳姦」

―1―

 僕たちが洞窟から町へと帰ったのは一週間ほど経ってからだった。魔物となって帰ってきた僕たちに、皆がどんな反応をしたかは想像に難くないだろう。まあ色々だ。エイミーの両親は悲しんだし、ほかの町の人たちは魔物を殺そうと武器を手に取ったりもした。
 だけど、そのあとどうなったかは、これもまた想像に難くないだろう。スーメルとエイミーが片っ端から町の人たちの脳みそを犯し、三十分とかからず、町を快楽の水底に堕としたのだ。住人全員を、だ。
その光景は壮観の一言に尽きた。町の端から端まで伸びる触手が、女性たちの脳みそを犯し、快楽本能に忠実にさせたのだ。半魔物と化した女性は、男性を犯し、無力化した。溢れてしまった未婚男性も問題はない。騒動を聞きつけたらしい色々な魔物娘たちが、その男性を食べてしまったからだ。もちろん性的な意味で。

平穏だった小さな町は、たった一刻で嬌声の絶えない魔物娘だらけの町へと変貌してしまったのである。改めてマインドフレイアの凶悪性(人間にとって)を理解して興奮したものだ。まぁ、町に攻めている間も常に、エイミーもスーメルもどちらのオマンコも犯していたのだけれども。興奮即射精だったけれども。
エイミーは特に自分の母親の脳みそを犯しているときが興奮したと言っていた。事実、そのときのオマンコの締めつけはいつも以上だった。五回くらいイカされた。反抗心を燃やしたスーメルにさらに五回イカされた。もう一度、エイミーに母親を犯して欲しいと思ったのは内緒だ。まぁすぐにバレて、二回戦に突入したのだけれども。

 なんてことがあって、さらに半年。町はすっかり魔物娘だらけ。特にマインドフレイアばかりの町になった。魔界化自体もひと月でなった。いまではすっかり淫欲に満ちた濃い紫色の霧が常に町中に立ち込め、マインドフレイアの町にふさわしい淫夜の町へと遂げている。
しかし現在は結界を貼って、外からは普通の町に見えるよう細工している。理由は単純明快。外の人たちをおびき寄せるためだ。そして、マインドフレイアとなった外の人たちを元の町へと返すのである。そうすれば、あら不思議。第二のマインドフレイアの町へと早変わりである。
こんな感じで、二つほど隣町を堕とした。考えついたのはスーメルである。さすがいくつもの町を堕としてきた歴戦のマインドフレイア。その場から動かずとも勢力を増やすとは。

町の作物もだいたいが魔界のものに代わり、何故か蓄えていたお酒まで媚薬たっぷりの淫乱酒に変化していた。それを飲んでしまい、正気を失った僕がエイミーとスーメルをいつもより激しく犯し始めたのは、およそ二十日ほど前。
 正気に戻ってきたのは最近。というかついさっきだ。

「んひぃ、いいっ! おっぱいぃ! いいにょおおお!」
「んはぁっ、ミルク出ちゃうぅ! 出ちゃうのぉおおお!!」

 正気に戻った今もなお僕はいま、家の中の触手ベッドで二人を犯している。というか辞める理由がない。必要もない。正気も狂気も、二人とのエッチのスパイスでしかない。
 僕はいつもと趣向を変えて、二人の乳房を犯していた。乳房というか、乳首だ。その乳腺だ。

 プシャーーーー!!

 ぶっとい触手ペニスを突っ込んだ、乳首の隙間から、乳白色のミルクがビュービュー吹き出る。エイミーとスーメル、二人同時にだ。
指で掬って舐めると、舌をも蕩けさせる甘い味がする。脳にまでミルクの味が染み渡るようだった。個人的にホルスタウロス印のよりも甘くておいしい。まぁ僕の妻のミルクなんだ。当然か。

「さぁ、僕も出すぞ。締め付けて」
「んんっ!」
「出してぇ! オチンポミルクぅ!」
「出るっ!」

 ドピュドピュ!!

 耳に届くほどの射精音を放ちながら、たっぷりとおっぱいの中に精液を注ぎ込む。入りきらなかった精液が逆流し、二人のミルクと一緒に溢れ出た。
 それを掬い、今度は二人に舐めさせる。スーメルミルク混じりのをエイミーに、エイミーミルク混じりのをスーメルに互いに飲ませた。

「あまぁい……うふっ、お姉さまのミルク、甘くておいしいですぅ」
「エイミーのはコクがあって、とろりとしてるわねぇ。んくっ、舌に残っていつまでも味わえちゃう」
「僕のは?」
「「言うまでもないくらいおいしい」」

 これは男冥利に尽きる。
 僕は二人のお腹を頬でさすった。膨らんだ、二人のボテ腹をだ。

「もうそろそろかな?」
「人間とは身体の構造が違うから、もういつ生まれてもおかしくないわ」
「楽しみだね。カイトくんとの子供」

 そう、二人の子宮の中には僕の子供がいる。なかなか子供ができにくいらしい魔物娘だが、二人揃って孕むことができた。スーメル曰く、エッチのしすぎじゃない? と言っていたが、まぁ納得できなくもない。寝ても覚めても、ご飯も食べずお風呂にも入ら
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