「じゃあ俺を監禁したのは、あの朝俺が監禁されたいって言ったからか」
瞳は無言で頷いた。
俺と瞳は同じベッドに寝転がっていた。俺も瞳もどちらも裸である。しかし、セックスはこれからで。今は俺の疑問を解消しているときだった。
これからセックスをするのに、変なしこりは残したくなったのだ。
「ごめん、なさい。私の勘違い、で」
「いや、瞳は悪くないって。俺が変なこと言うから。それに、お前に監禁されるのも悪くなかった」
「そう、なの?」
「うん。最初のトイレに行ったとき、逃げようと思えば逃げれたからな。でも俺はそれをしなかっただろ?」
瞳は頷く。
「ま、結界で出られなかったみたいだけどな。出る気はなかったよ」
「うれ、しい。龍郎、好き」
ぎゅっと瞳が腕に抱きついてくる。
脚には瞳の蛇の尾を絡めてきて、すべすべでほんのり暖かく心地よい。
もう意地を張る気はないらしい。さっきから「好き」と何度も浴びせられ、むず痒くなる。
「そういえば、なんで瞳は俺を無視したりしてたんだ?」
中学くらいからずっとだ。睨んだり、舌打ちしたり、無視したり。
実は寂しかったりする。
「だって、恥ずかし、かったんだもん。
龍郎のこと、ずっと好き、だったから。恥ずかしくて、辛く当たっ、ちゃった」
「そっか。嫌われてたんじゃなかったのか」
「龍郎、嫌いに、なったことない。でも、他の女の、お話、嫌だった」
「でも、俺は告白全部断ってたんだぜ?」
「?……どうして」
「瞳のことが気になってたからな。全部断ってた」
「あぅあぅ……」
顔を真っ赤に染めて、酷く狼狽したように瞳は声を漏らした。
素直に恥ずかしがってくれるからかわいい。
「瞳、もう俺、」
「う、うん。私も、もう……」
瞳が俺の上に乗る。尾は絡み付けたままだ。
瞳の真っ白な裸体に蛍光灯の影が差す。
慎ましくも卑猥に主張する胸に流れるような曲線のくびれ、光に輝く濡れほそぼった秘部。
瞳のその美しいの裸体を見て、目を奪われないわけがない。
「あぅ、あまり、見ないで……恥ずかしい」
「電気消す?」
「……やだ。龍郎の、顔、見えない」
瞳は顔を赤らめてそっぽを向く。
どれだけ俺のツボを押さえてくるのだ、この幼馴染みは。
「あ、龍郎の……大きく、なった」
「これ以上我慢したら死にそう」
「じゃ、じゃあ舐めて、あげる」
瞳は身体を反転させて、俺の上に寝転がる。秘部が俺の前に露になって、いわゆるシックスナインというやつだ。
「はむ……」
その態勢になった途端、待ちきれないとでも言いたげに瞳は俺の逸物を口に含んだ。
「くっ……うぁ……」
「ちゅぷちゅぷ、ちゅるる、じゅぶる」
俺の逸物を喉奥まで一気に飲み込み、亀頭に長い舌を絡ませてくる。カリ下に舌が回り込み、くいくいと持ち上げるようにしごかれる。
イキそうでイかない刺激。身体が強張って動けないほどの快楽なのだけれど、イクことのできる快楽ではなくて、ただただ際限なく高めさせられるフェラだった。
「ひ、とみぃ……」
「んん、じゅるる……んはぁ、れろれろ、れぇんろぉ」
俺の声に応えるように、瞳は舌を絡めたまま頬をへこませて口を引き抜く。舌を亀頭に這わせるしごいたかと思うと、今度は舌が逸物の竿を這い回っていく。
上の方から下の方へ、味わうように舐めていく。
「龍郎のぉ、美味しい……んぁ、オチンチンの、先っぽ、透明な、液体出て、きたぁ……ん、れろぉ」
瞳の舌が俺の尿道口を舐める。
「苦いのに、美味しい……もっと、もっと舐めたい」
「う、あぁ……やばい、そんな尿道、尿道舐められたら、くぅ、あぁ」
もっととせがむように、瞳の細い舌先が俺の尿道の中へと入り込んでいく。まるで俺の全てをまさぐられているかのような、背筋を細く冷たい指で這わされるような、ゾクゾクとした感覚が俺の身体を突き抜ける。
「やば、い……瞳ぃ」
「たふほぉ……わらひのもぉ、なめへぇ」
「ひと、んぶっ!」
苦しみと気持ちよさの混在する快楽に見舞われる俺に、瞳はその秘部を押し付けてきた。グリグリと俺の顔に擦り付けてくる。
「んん……んぶぅ……」
今度は俺の顔が犯されている。逸物は瞳の舌で、今度は顔を瞳のドロドロに蕩けた秘部で犯されたのだ。
口の中に水飴のような粘性のある愛液の甘い味が広がり、舌がその甘さに溶けていく。嚥下すると、愛液が俺の食道をコーティングし、飲み下るもの全てが愛液と交わって瞳の甘美な味に満たされた。
さらに中毒性のある芳しい匂いが、鼻腔をくすぐり、深呼吸をすれば肺をその匂いが満たしていく。そして、まるでその匂いに意思があるようにそこに留まり、俺の肺は匂いに犯されていく。もう、それなしでは生きていけないと思わせるように。
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