流行りの映画を見に行こうと私の伴侶様が誘ってくださったから、だから今日は映画デートの日。
隣町の総合商業施設にて、そんな私の伴侶様が男子トイレにて用を足している間、1人きりになる僅かな合間時間で私が何時もやっていることと言えば・・・スマホのカメラで1枚の写真を撮影すること。
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gt;どうしよう、私これ以上純度の高い炎燃やせない。だけど私の伴侶様が次から次に燃料を注いでくださるから溢れちゃう、助けて
不純物のない透き通る美しいオレンジ、その炎が放つ光量と魔力純度の高さ。スマホの内側向きのカメラで撮ったその炎の写真・・・アカウント名、私の伴侶様が素敵すぎて頭の炎がかむちゃっかふぁいあー
#128293;・・・そこに今日も欠かさず投稿された。
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gt;#今日の炎 助かります!!
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gt;なんて火力とパワーだよ!!
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gt;凄いですね!物凄く純度の高い炎をそんなに景気よく燃やしているのに平気な生活・・・私も早くそんな素敵な旦那様にお腹いっぱい燃料補給してほしいです!
ポコポコと上がってくるリプライの数々を流し見ながらしみじみと思う。私の伴侶様はキャンドルガイストにとってとんでもなく理想的な旦那様だったのだろうと。
精をねだれば二つ返事、お腹いっぱい溢れんばかりに射精してくださる伴侶様。許容範囲という言葉がどうでも良くなるほどに日々注がれ続けているこの状況・・・現時点での私の燃料充填率は驚愕の1122パーセント・・・いくら何でも溜め込み過ぎ、注がれ過ぎであるのだから本音を言えば少々困っている。
しかしそれは紛れもなく嬉しい悲鳴だ。困っている以上にとんでもなく嬉しくて、幸せで、愛という感情が際限なく燃え盛ってしまう。
とはいえ1度こっそりと魔物娘向けの病院を受診して見たところ、様々な精密検査を行われ、なんら問題が無いという太鼓判を押されてしまった。というかむしろこれ程までに精を注がれ続けているキャンドルガイストは他に例がないらしく、今後医療の発展のために定期的に体調のデータを取らせて欲しいと先生方に頭を下げられてしまったほどだ。
お医者様に太鼓判を押されたこの身体・・・だから自慢をした。承認欲求と言うにはちょっと違う気もした何気のないふとした気まぐれ。
自分自身の頭の炎をスマホのカメラで撮影し、旦那様自慢や流行りのエッチな行為については様々なアイディアが溢れるSNS上のキャンドルガイストの集い・・・通称シャンデリアチャンネルに投稿してみたのだ。
それがどうも大バズりした・・・と最近の言葉では言うらしい。
それから私は毎日欠かすことなく頭の炎を写真に取り、投稿し続けている。
承認欲求と言うよりは私の伴侶様自慢・・・私の炎に皆が羨ましいと次々に返す事は遠回しに私の伴侶様が素晴らしいお方なのだという証明になるから。
そんなシャンデリアチャンネルに1つ、とても興味深いエッチな行為が投稿されたのだ。
ーーーーー次にやったら本当にコレ、ですからね
それは胸元を左右から持ち上げ、揺すってみせるパイズリのジェスチャー。キャンドルガイストからのセックスのお誘い・・・それを何らかの理由で拒否された際の最後通牒。もう次は無い、次やったらパイズリでお仕置するぞという脅しである。
早速キャンドルガイスト一同がノリノリで真似をし始めたから私も早速真似しようと思い立つ、しかしここで一つの問題が私の前に立ち塞がった。
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gt;次やったら本当にコレ・・・私は出来ないのではないか?私の伴侶様・・・精をねだれば99.99999999999パーセント確実にOK出してくれるのだから
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gt;可能性はゼロじゃないから(目逸らし)
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gt;限りなく細い糸を掴んで1度目の拒否はあるにしても2度目は・・・(絶望)
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gt;諦めんなよ!どうして諦めるんだそこで!
どうしたものか、ここに来てまさか私の伴侶様の偉大さが障害になるなんて。大人しく諦めて他のアイディアを探そうとした時、ひとつの画期的なアイディアがリプライに現れた。
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gt;お仕置じゃなくて、次やったら(ときめかせたら)コレ(パイズリのご褒美)ですからね。 ならばイけるのでは?
集合知の偉大さたるや、そのリプライに採用、即座に行動とだけ返事を返したらちょうど男子トイレから出てきた私の伴侶様の元へと駆け寄るのだった。
「お待たせコーデリア!さあ、映画見に行こう!」
そう言いながら何気なく恋人繋ぎになり、意気揚々と私の手を引き先導する私の伴侶様・・・うーん、心がキュンキュンしてしまったから文句無しにカウント1、残り2カウントでご褒美ですからね私の伴侶様?
「あ、ラブリーオイルの店舗がここにもあるよコー
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