―――――カークス・クレメントさんね・・・はい、部屋は2回の突き当り壁際となります、鍵はこれ1本だけ、なくしたら交換費用を請求するから注意しとくれ。
鈍い鋼色をした全身鎧を身につけ、開けられた面甲の奧には歴戦の傭兵に良く見られる無数の頬の傷、やや
#30246;せこけた男の風貌が見えた。
―――――夕飯は18時半、炊事場まで受け取りに来ておくれ。
ありがとう、そう小さく返すと男は女将からカギを受け取って宛てがわれた宿の部屋へと入ってゆく。
この男の名はカークス・クレメント、この道10年にもなる傭兵の仕事で飯を食っている。
現在は商人達のキャラバン護衛という大きな仕事の途中、目的地まで全行程の半分を示す中継地として定めた大きな街へとたどり着いたキャラバン一行は、一日だけ慰安日として駐留することになったのだ。
ベッドの脇に全身の鎧を手際よく脱ぎ、並べて終わってから楽な格好でギシリの軋むベッドの上に横たわる。この鎧を脱ぐのも随分と久しぶりだ・・・軽い体が妙に落ち着かない。
それでもリラックスするかのように大きく両足を開き、しばしの間まどろむように目を閉じているとムラリと性欲が主張を始めてくる。淫らな空想に耽ったわけでもないのに下履きの中で愚息がむくむくと大きくなってゆく感覚に思わず苦笑してしまう。
傭兵は命懸けの仕事であり、皆等しく性欲が強くなりがちである・・・人は生命の危機を察知すると種を残そうとする本能から性欲が増すためなのだろう。それは自分も例外では無いと自覚している。
しかし、キャラバンの護衛という長期の仕事では溜まった性欲を処理できる機会は自然と限られていて・・・非常に少ない。眠るテントはもちろん相部屋、一人になれる絶好の機会といえば今日のように街へ駐留し雇い主様に羽を伸ばして来いとお許しをいただいた時くらいだろう。
懐から懐中時計を取り出して時刻を確認すると17時50分を少し過ぎたころを指している。夕飯までもう少し暇はあるなと分かったのならばと時計を懐にしまい、代わりに鎧のちょうど胸元にある内ポケットから純白の下着を取り出した。
それは男性であるカークスが持っているのは不自然な物、明らかに女性用の・・・フルバックのサイド部分は紐よりも少し広い程度で成人した大人の女性が身に着ける下着だと一目でわかるデザイン。前面の布地にはレースでふんだんに編み込まれた薔薇達が上品かつセクシーさを演出している純白のパンティだった。
下履きを降ろすと待ってましたと言わんばかりに愚息がヘソを叩かん勢いで飛び出してきた。そしてカークスはヒクヒクと刺激を待ち望む肉棒を包み込むように純白のパンティを被せ、それ越しに軽く握りしめたるとほっと甘い溜息が零れ落ちてしまう心地よさに随分と肉棒が大げさにヒクついた。
ここ最近は特に機会に恵まれず、溜まりに溜まった性欲が肉棒を普段以上に敏感なものにしているようで、堪らず上下に擦りたて始めると久方ぶりの淫摩擦に肉棒も甘く震え、快楽に脳みそがジンと痺れてしまう。
下手に扱けば暴発しかねない程に肉棒が滾っている、だがその分ひと扱き当たりの快楽が凄まじく大きい。そんな肉棒を包み込むすべすべとした柔らかな布地は最高級のシルクにも勝る極上の触り心地。そんなものをカークスが手に入れたのはこの仕事を受注するもっともっと前の話になる。
とある仕事の境目の日、とある親魔物領に立ち寄ったカークスはそこの鍛冶屋で鎧のメンテナンスを頼んだのだ。丁寧な仕事で緩んでいた留め具もしっかりと修理されて、太っ腹にも鎧の股座の内側へは擦れたりして痛くならない様にと当て布までもサービスで取り付けてもらったのだ。
そんな当て布・・・簡単に取り外し可能だった純白の布は・・・どう見ても女性物のパンティであった。
慌てて鍛冶屋へと戻り、店番をしていた女将に間違いか何かと問い詰めると驚くべき答えが返ってきたのだ。
―――――間違いじゃあらへんで?アンタのようなむっつりスケベにはもってこいのプレゼントや、それにこの鎧のためでもあるからな!・・・あ!そのパンティはウチのじゃあらへんからな!?
・・・と鍛冶屋の女将からはそう返されてしまったのだ。店主曰くこのパンティは魔法の糸で編み込まれた物で、汚れなんかが自然と綺麗さっぱり消えるというシロモノらしい。
―――――使い方は分かるやろ?このパンティ見つめてムラムラ・・・っとしてきたらおちんちんに巻き付けてシコシコするだけや!そしてそのままパンティに気持ち良くびゅるびゅる射精する。出した後も水洗いは厳禁、ほっとけばまたキレイさっぱりやで!・・・ほなウチも旦那様とセックスしてくるさかい、アンタもお楽しみにな〜!
結局のところ見つめるだけで妙にムラりとしたドス黒い欲望を駆り立てられる不
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