8月30日・・・残る夏休みも今日を入れてあと2日という日のこと。コーデリアの計画的な宿題の配分によって随分と余裕をもって夏休みの宿題は全てこなしている・・・僕はいつも最後の3日で焦りながら片付けているタイプだったのだから何とも言えない愉悦感が堪らなかった。
そんな今なお宿題に追われているクラスメイトのグループチャットをニヤニヤと高みの見物をしながら今日も今日とて隣町にてコーデリアとデートを楽しんでいるとある日の事。
「ん?ここ前まで空きテナントだったのがお店になってるね・・・秘密の魔法玩具店・・・なんだか心をくすぐられる響きだね」
「チェーン店ですがこの街にも出来たのですね、気になりますか?というよりも愛しき私の素敵な旦那様は魔法の玩具が何を指すかを分かっていないご様子ですね?」
「ん?子供のおもちゃじゃないの?」
「秘密の魔法の玩具店はアダルトグッズの専売店の大御所なのですよ、せっかくですし今夜使えるオモチャを買いに行きましょう」
「あっ・・・ちょ・・・」
そうして僕はコーデリアに手を引かれて店内へ、確かに彼女が言う通り店に陳列されている品々はあからさまなローションやオナホールの箱、アダルトビデオのディスクコーナー等・・・ただ一見してそうとは見えない商品もたくさん目についた。
「ハイパーラブ
#9829;ダイス・・・ってただの白と黒のサイコロじゃないのか・・・」
「おや、さすがは愛しき私の素敵な旦那様・・・私達にはちょうど良い商品かと思いますね」
「コーデリアはこれが何か知ってるんだ、なんなのこのサイコロ?賽の目はまだ何も書かれていないようだけど」
「賽の目に数字の代わりに文字が書かれていて、その出た目の指示に従うというゲームなのですが・・・これはハイパー版、ゲームプレイヤーに適した賽の目に自動で書き換わる魔法がかけられているようです」
「へえ・・・魔法って何でもありなんだね・・・値段もお手頃価格だし買ってみようか」
「前の勤め先で仲間たちとお遊び程度で使ったことがあるのですが、なかなか盛り上がるいい品ですよ」
買い物かごへ商品を入れて、他にも面白そうなオモチャを探す。ちょうどよく透けるメガネとかいう商品を興味本位でかけてみたらコーデリアの服を透視してちょうどよく下着だけみえちゃったりして・・・自分本位な目の保養をしていると魔法の梁型というなの遠隔感覚共有ディルドーでおちんちんを攻め立てられて身悶えたり・・・結局あのサイコロだけを買い、店を後にするのだった。
デートを終えて帰宅し、お互いに手を洗いうがいをする。今日の晩御飯は昨日作ってくれたカレーがまだ残っているから特に今からすることは無い。ならばさっそくあのオモチャを使ってみようとなった。
「ええとなになに・・・すべてのサイコロをプレイヤー同士左手で包み込んで相手の事を想い念じてください、あとはサイコロが適切な目に切り替わります・・・すごいなぁ・・・心の中まで見透かすなんて」
「賽の目のお題目には多少の強制力が働くそうです、どうしてもイヤという時はゲーム終了と告げれば解除される・・・私が遊んだことのあるものと基本は変わりませんね」
「お題は一回につき最低でも3分間をめどにこなしてください、なお時間超過の分は問題ありませんので気になさらず盛り上がってしまった場合はそのままどうぞ・・・なんともまあ魔物娘らしい商品だね」
ルール説明によれば白のサイコロを1個と黒のサイコロを3個同時に転がして出た目のお題目に従ってイチャイチャしてくださいとのことだった。
例えば、あなた、指、激しく、吸う・・・といった目がでたのならばサイコロを振った人がそのパートナーの指先に激しく吸い付くといった具合だ。
挿絵で強制力の説明も書かれている、例えば胸を触るとかいうお題目に対して照れてしまってなかなか手を伸ばせないと不思議な力で手が吸い寄せられてしまうような形らしい。
繋いだ手の平をほどいてみると白の賽の目に「私、あなた、二人で」とそれぞれ2つずつ書かれており、黒の賽の目は「尻、耳、乳、全身、唇、?」といった対象箇所を示す賽と「優しく、たっぷり、情熱的に、ねちっこく、激しく、?」と「舐める、吸う、見る、撫でる、揉む、?」といった具体的にどうするという指示が書かれていた。
「コーデリア、この?ってなに・・・?」
「出てみるまでどうなるのか分からない特別な目ですね、ドキドキ感を演出するもののようです」
「何から何まで不思議なサイコロだねえ・・・それじゃあ早速やってみようか」
お先にどうぞとコーデリアに促して、コーデリアがテーブルの上にサイコロを転がした。彼女の一投目は・・・あなた、唇、優しく、吸う・・・だった。
台所から持ってきたキッチンタイマーを5分にセットする・・・ちょっとで
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